サ行の映画

タイトル 感想
最強☆彼女
ソフィ(シン・ミナ)は何百年と続く武林の名門四家の一つ、カン家の一人娘。
彼女は父親の指導の下、修行を積んできたが、大学生になり
アイスホッケー部のジュンモ(ユゴン)に一目惚れする。
普通の女の子に戻りたい彼女は武術を捨てると父親に宣言するのであった。
すると突然、武術仲間で幼なじみのイリョン(オン・ジュワン)が大学に現れ、
2人で武術大会に出ようと誘い始めるが、武術を捨てたソフィは断り続ける。
そんなある日、武林四天王を何者かが襲い始め、ソフィの父も重傷を負ってしまう。
犯人は過去の大会で神剣「清明剣」を盗み出した最強の敵フッポンであり、
彼に立ち向かえるのは母から譲り受けた剣を持つソフィだけなのであった。。

クァク・ジェヨンが監督した「彼女」シリーズの第4作目です。
チョン・ジヒョン×2、綾瀬はるかときて、「魔王」のシン・ミナ主演です。
今回は武術をテーマにしているため、香港映画のような空中浮遊がたくさん出てきます。
ただ、最初の方でソフィが通学シーンでジャンプしてる姿はなんか変な感じでした。
ストーリー的にはまとまりが悪すぎます。
もうちょっと上手くつくったら面白かったのに。
ソフィ→ジュンモ→婦警という恋愛構図も途中でぶっとんでしまってるし。。
イリョン役のオン・ジュワンは崩れたピみたいでふざけてるときの顔は
かっこ悪いのですが、催眠状態との変化を意識してかっこ悪くしてたんかな?
もうちょっと彼の苦悩を上手く表現してほしかったです。。 '09.5.18

2008年韓国映画 監督/クァク・ジェヨン
出演/シン・ミナ オン・ジュワン ユゴン イム・イェジン
最強ロマンス
男前で射撃能力も抜群、武術も堪能なのに先端恐怖症という
刑事カン・ジェヒョク(イ・ドンウク)は、スリを追っていた路上で
女性記者チェ・スジン(ヒョニョン)にぶつかる。
ぶつかった拍子にスジンが食べていたおでんの串がジェヒョクの脇腹に
突き刺さってしまい彼は病院に担ぎ込まれてしまう。
それをスジンが記事にしたためにジェヒョクは激怒するが、スジンは刑事と
同行取材を命じられ、しかもその相手がジェヒョクであったため、
いがみ合いながら行動を共にすることとなるのであった。

「マイ・ガール」のイ・ドンウクと「ソウルウェディング 花嫁はギャングスター3」で
通訳役だったヒョニョン主演のラブコメディです。
おでんの串が刺さるという発想は面白かったです。ただ、ありえんやろ(笑)
韓国では大ヒットしたらしいですが、どうも笑えないところが多かったです。
廃車場でスジンの先輩に火炎瓶が当たってドリフの爆発シーンみたいになったり、
それで先輩がおかしくなって火炎瓶投げつけながら追いかけ回したりする
シーンは笑えないを通り越して痛々しかったです。
あと、ジェヒョクが先端恐怖症という役はストーリー展開上重要な役割を
果たすのかと思いきやたいして意味がなかった気がします。
ヒョニョンは映画の中でもからかわれてましたが変わった声ですね。 '08.9.19

2007年韓国映画 監督/キム・ジョンウ
出演/イ・ドンウク ヒョニョン チョン・スギョン
最後の贈り物
殺人により無期刑となっている囚人のテジュ(シン・ヒョンジュン)のもとに、
学生時代からの友人である刑事ヨンウ(ホ・ジュノ)がやってくる。
彼の一人娘セフィは肝臓が悪く、ドナーとして適合するテジュに肝臓を提供してほしいとたのむ。
娘は移植を受けなければ死んでしまう危険性があった。
テジュは移植手術を受けるため刑務所を出ることになり、ヨンウの元から
脱走を試みるが、セフィに阻まれてしまう。
しかも亡くなった母親に会いに行きたいと頼む彼女を断り切れず、
母親の墓まで連れて行くが、そこでテジュが見た母親は、彼が愛し、
彼が殺人をする直前に妊娠したが、彼が刑務所に入ることになり、
縁を切った女性ヘヨン(ハ・ジウォン)だった。。

「家門の危機」のシン・ヒョンジュンと「オールイン 運命の愛」のホ・ジュノ主演の
ヒューマンドラマです。特別出演でハ・ジウォンが出てたのがびっくりでした。
家門シリーズではコミカルな演技が面白かったシン・ヒョンジュンですが、
シリアスなキャラも良いです。っていうかコミカルな方が稀な役なのかな。
内容としては、ずっと彼女を見つめ続けたが愛されなかったヨンウ、そして、
結ばれたがその後彼女と子供と過ごすことがかなわなかったテジュ、
二人の悲しみが切なかったです。
ただ、テジュとヨンウが学生時代に仲良かったというのが不思議です。
全く合いそうにないのに。。 '11.5.15

2008年韓国映画 監督/キム・ヨンジュン
出演/シン・ヒョンジュン ホ・ジュノ チョ・スミン ハ・ジウォン
誘う女
ニコール・キッドマンの悪女役がはまりまくった映画です。
小さいころからテレビのアナウンサーになりたかったニコールは
マットと結婚するがアナウンサーになろうと何でもする。
ついにマットがあきらめるようにすすめると彼女は夫を殺す事を計画する。
彼女の作ろうとしていたドキュメンタリー番組に出ていた学生たちをそそのかして
(男は魅力によって虜にして)夫を殺させる。
賢そうな悪女なのに殺人計画はあまりにずさんで情けないものがある。
マットとの結婚もあまり意味がないような気もするがそれでは映画が成り立たないか。。
結末もあっけなさすぎる。そしてあまりにも不用心すぎる。。
インタビュー形式にした映画の展開は面白かったが。。 '00.2.13

1995年米映画
監督/ガス・バン・サント 出演/ニコール・キッドマン マット・ディロン
ザ・ダイバー
名優デ・ニーロとキューバ・グッティングJrの共演が話題になった作品です。
貧しい農家に生まれたブラシア(グッティングJr)は米海軍に入隊し、
花形である「ダイバー」を目指す。
ダイバー養成所の教官(デ・ニーロ)による嫌がらせや同僚の人種差別を受けるが
血のにじむような努力を行い、初めての黒人ダイバーになる。
その後、不幸な事故により片足を切断することになってしまい、挫折しそうになるが
よき理解者となった教官とともに再度ダイバー復帰を目指す努力をはじめる。。
実話をもとにした作品だそうだが、これは見ていて引き込まれました。
個人的にスポコンものが好きだということ、二人の迫真の演技によって画面から目が
離せませんでした。
それほどヒットした作品でもないようですが、僕はすばらしいお奨めの作品です。
'02.2.27

2000年米作品
監督/ジョージ・ティルマンJr 出演/ロバート・デ・ニーロ キューバ・グッティングJr
サッド・ムービー
8人の男女による4つの別れの物語。
1.危険と隣り合わせの仕事をする消防士ジヌ(チョン・ウソン)と
 常に彼を心配するアナウンサー恋人スジョン(イム・スジョン)。
 ジヌはスジョンにプロポーズしようとするがうまくタイミングを見つけられないでいた。
2.無職のハソク(チャ・テヒョン)とその恋人スーパーのレジ係の
 スッキョン(ソン・テヨン)。
 全く仕事を見つけられないハソクに愛想を尽かしたスッキョンは別れを
 切り出すが、別れたくないハソクは「別れさせ屋」という奇妙な仕事を始める。
3.キャリアウーマンの母ジュヨン(ヨム・ジョンア)とその息子フィチャン。
 母が突然病気になり入院する。フィチャンは母といつでも会えるのを喜ぶが、
 ある日、母の病気はガンだと知るのであった。。
4.耳の聞こえないスウン(シン・ミナ)がバイト先の遊園地で出会った絵描きサンギュ(イ・ギウ)。
 いつも着ぐるみを着ている彼女は素顔を見せずに彼と接するが、
 彼は脱いだスウンを描きたいと頼むのであった。

悲しい物語ばかりを集めたオムニバス的な映画です。
キャストが超豪華で、「デイジー」のチョン・ウソン、「ごめん、愛してる」の
イム・スジョン、「僕の、世界の中心は、君だ。」のチャ・テヒョン、
「このろくでなしの愛」のイ・ギウとシン・ミナ、「愛してると云って」のヨム・ジョンア
と有名どころ出まくりです。
タイトルを見ただけで結末を予想してしまうので、
見ててちょっと辛いところがありました。
僕としては「悲しい映画」と書かれたら逆に泣けません。
結末が分からなくてハラハラして最後に悲しい結末だったら感情移入して
泣けるのですが、初めから分かってたらちょっとシラケてしまいます。
でもそれぞれのストーリーは面白かったです。
独立した話のようで微妙に絡み合っているのもよかった。
一番よかったのはイ・ギウとシン・ミナの純情(?)物語でしたが、この二人は
「このろくでなしの愛」でも結ばれない役でしたね。
まあ向こうは一方的な愛だったけど。。
日本版公式HPに登場人物キャラ占いがあったのでやってみたら
僕はジヌタイプだそうです。そんなに勇敢じゃないんですけど(笑) '07.6.28

2005年韓国映画 監督/クォン・ジョングァン
出演/チョン・ウソン、イム・スジョン、チャ・テヒョン、イ・ギウ、シン・ミナ、ヨム・ジョンア
サドンデス
我が愛すべきB級アクションスター、ジャン・クロード・バン・ダム主演映画です。
アイスホッケーの優勝決定戦を控え、超満員の観客で膨れ上がった巨大ドーム。
元消防士のダレンも2人の子供を連れ観戦に来ていた。しかし、観戦に来ていた副大統領を
人質にテロリストたちがドームを占拠し、至るところに時限爆弾を仕掛け、法外な要求をする。
あいかわらずのB級ぶりに感動しまくった。
優勝決定戦になぜかキーパーででるわ、突然リンクから手話で息子にメッセージ
(私はあなたを愛している)を送るわ、007ばりのそんなあほな!というアクションの連続です。
やたら気に入ると思ったら、「タイムコップ」と同じピーター・ハイアムズが監督だった。


1995年米作品
監督/ピーター・ハイアムズ 出演/ジャン・クロード・バン・ダム パワーズ・ブース レイモンド・J・バリー

サプライズ
明日海外赴任から帰ってくるジョンウと婚約パーティを開こうとしていた
ミリョン(キム・ミニ)は父親にパーティがばれ、反対されてしまう。
途方に暮れた彼女は親友ハヨン(イ・ヨウォン)に父親を説得するまでの間、
ジョンウを空港で捕まえ、親友という立場を隠して家に来るのを足止めしてほしいと頼む。
なんとか彼を空港で見つけたハヨンは、彼のコートにコーヒーをこぼしたり、
ソウルと違う方向へ車を走らせたりして足止めしようとする。
彼がミリョンの家に行かないように付きまとううちに、
ハヨンは彼が好きになり始めている自分に気づき始めていた。。

ものすごくシンプルなストーリーのラブコメディ映画です。
タイトル通り最後にサプライズがあるのですが、初めからハヨンは間違えてる
だろうなあ、と気付いてしまったので全然サプライズじゃなかったです。。
彼らが同じ鞄とクマを持っていたのも不自然すぎる気がしたし。。
それなりに楽しませてはもらいましたが、スニッカーズのところはいらないのでは?
見ててびっくりしたのは、ハヨンが働く美容室の同僚としてコン・ヒョジンが出ていたことです。
「サンドゥ学校へ行こう!」ではピの相手役をしていたのに、
この映画では完全にチョイ役なんですね。 '07.3.21

2002年韓国映画 監督/キム・ジンソン
出演/イ・ヨウォン キム・ミニ コン・ヒョジン 
ザ・ブライド
花嫁は
ギャングスター2

高層ビルの屋上で戦っていたギャングの親分ウンジン(シン・ウンギョン)は
屋上から落ち重傷を負ってしまう。そこを偶然通りかかった中華料理屋
ジェチョル(パク・チュンギュ)に助けられるが、記憶をなくしてしまい、
中華料理屋に住み込みで出前として働くようになる。
ウンジンは記憶を取り戻そうと努力するが戻らない。
中華料理屋は再開発のために地上げされそうになっており、
立ち退きさせようとするヤクザはウンジンの組の抗争相手白サメ派だったため
記憶の戻らないウンジンに復讐しようとするのであった。

「花嫁はギャングスター」の続編である。
前作のようなかっこよいアクションは少なく、コメディ色がかなり強くなってました。
しかも前作の続きという設定にもかかわらず、夫が全く出てこないのには
驚きました。たしか一緒にギャングになってたはずなのに。。
今回も娘が最後には仲間になってた。結論はいつもおなじやな〜。
あと、チャン・ツィイーが敵で出てくると聞いていたので期待していたのですが
最後にちょっと出てただけだったのにはやられました。
完全なおまけ出演でしかないですね。
僕の評価としては全くイマイチだったのですが、韓国では受けているみたいで
第3作もつくるとかつくらないとか。。 '05.10.5

2003年韓国映画
監督/チョン・フンスン 出演/シン・ウンギョン パク・チュンギュ チャン・ツィイー
サンシャイン・オブ・
ラブ

両親を亡くし病気の妹を育てるヨヌ(ソン・ヘギョ)は、幼なじみのミノ
(リュ・スンボム)が唯一の心の安らぎだった。
ミノはヨヌの父親を殺した犯人を見つけるため警察になり、ヨヌを愛しているが
ヨヌには恋愛感情はなかった。
そこに15年ぶりにフランスから韓国に戻ったウンソブ(チョ・ヒョンジェ)が
ヨヌの家に居候することになり奇妙な三角関係になる。。

僕が思うに、ドラマはその途中で、ある程度展開が分かってきて
そのつもりで見ていくものなんですが、このドラマと「美しき日々」には
完全に裏切られました。
特にこのドラマは途中で結末変えたんちゃうか?と思うような展開です。
中盤まですげーウンソブを愛していてミノとはちゅーもできなかったにも
かかわらず、突然方向転換されると、見ている方が感情移入できないです。
ミノの愛はすごく報われてほしいのですが、ストーリーがどうも納得できなかった。
落ち込んだら飲んだくれるウンソブを見ているとミノに負けるのは
当然かもしれませんが。。
前半は結構つっこみどころがあって面白かったです。
しょっぱなから電車にどうやってひかれなかったのか分からない。
ウンソブがスアに振られて泣くところは、あきらかに目薬やろ!と
言いたくなるほど両目から突然どばっと涙が流れる。
ケーキつくってるときにクリームを床に落としたら
床からすくってボールに戻してる(汚いやろ!)などなど。。
リュ・スンボムの演技がうまいのとソン・ヘギョのかわいさだけが
このドラマの魅力でした。 '05.4.4

2004年韓国ドラマ
監督/? 出演/ソン・ヘギョ リュ・スンボム チョ・ヒョンジェ
サンドゥ学校へ行こう!
韓国では超有名なミュージシャン「ピ」が初めて演技をしたドラマである。
この作品で評価され、俳優としての地位も確立しました。

サンドゥ(ピ)は未婚の父で、子供(ボリ)の病気の治療費を稼ぐため、ツバメをして
お金を稼いでいた。
とある事件で幼なじみで高校教師になったウンファン(コン・ヒョジン)と再会する。
彼女とは高校時代相思相愛であったが、彼女のために人を川に落としてしまい、
少年院に入ったため離別してしまっていたのだった。
サンドゥはウンファンに近づくが彼女にはカン・ミンソク(イ・ドンゴン)という医者の
彼氏がいたのだった。

ウンファンに会いたいためにサンドゥが高校生になったりと、
基本的にはコメディタッチなんですが、見ていくうちに感動していくという僕好みのドラマでした。
サンドゥとミンソクはライバル同士なのに結構仲良しで、二人のやりとりがすごく
面白かったです。(最後ミンソクは完全にサンドゥの真似になってたし。。)
ボリの白血病のドナーがサンドゥの同級生だったりと相変わらず「そんなアホな!」
と言いたくなるような展開には笑わせてもらいました。
サンドゥが海に飛び込んだときのジファンの嘘も
「鯨をつかまえると言ってはしゃいで溺れた」ってそんなん騙される奴おるか?
ウンファンはサンドゥが好きなの分かるけど幻覚見過ぎです。
あれでは完全にラリってるとしか思えない(笑)
最後の結末はネットの意見によって全く正反対に変わったそうです。
僕はそれで良かったと思いますが、韓国の人ってドラマに熱いですね〜。
あと、コン・ヒョジンはどう見てもかわいくないんですが
韓国ではかわいいという評価なんでしょうか。 '05.2.12

2003年韓国ドラマ
監督/イ・ヒョンミン 出演/ピ コン・ヒョジン イ・ドンゴン
G.I.ジョー
巨大軍事企業であるMARSの工場からナノマイト弾を輸送していた特殊部隊の
デューク(チャニング・テイタム)とリップ(マーロン・ウェイアンズ)は、
世界征服をもくろむテロ組織コブラに襲われる。そこで彼が出会ったのは
元恋人のバロネス(シエナ・ミラー)だった。
ナノマイト弾を奪われそうになるが、国際秘密組織「G.I.ジョー」に
からくも助けられ、そして彼らはG.I.ジョーに入隊するのであった。
ナノマイト弾を守れたかにみえたが、MARSとコブラはつながっていたため、
コブラはG.I.ジョーの基地を襲い、ナノマイト弾を奪っていってしまうのであった。

アメリカの人気フィギュアのアニメを実写映画化したものです。
日本ではあまり馴染みがないと思われ、僕自身も漫画の「こち亀」で
取り上げられていたのを読んだ程度の知識しかありません。
フィギュアも触ったことないです。
CMでのパリ市街地のカーチェイスとアクションがかっこよかったので
見てみましたが、一番の見せ場はやはりそのシーンでした。
ストーリー的にはデュークとバロネス、スネークアイズとストームシャドーの
過去からの因縁(?)が核となっていますが、スネークアイズとストームシャドー
の方が面白かった。最後の戦いも装備に頼っていないのがよかった。
イ・ビョンホンは不自然にもやはり肉体を披露するんですね(笑)
キャラ的にはリップがいいです。お笑いキャラなのにヤル時はヤル!
続編が決定しているみたいですが、初めから続編ありきのストーリーでした。
続編ではストームシャドーは復活するのか、バロネスは敵ではなくなるのか、
気になります。 '10.1.22

2009年アメリカ映画 監督/スティーブン・ソマーズ
出演/チャニング・テイタム デニス・クエイド レイチェル・ニコルズ
    シエナ・ミラー マーロン・ウェイアンズ イ・ビョンホン レイ・パーク
JSA
朝鮮半島を南北に分断している38度線、そこにつくられた共同警備区域JSA
の北朝鮮側の建物で韓国兵による殺人事件が発生した。
両国が問題を穏便に解決するため、中立国監督委員会に捜査が依頼され、
韓国系スイス人ソフィー(イ・ヨンエ)が派遣された。
彼女は両国で生き残った兵士、スヒョク(イ・ビョンホン)、ギョンピル(ソン・ガンホ)
に状況の説明を求めるがふたりは口を閉ざしていた。。
そして、ソフィーが調査を進めていくとスヒョクたちの証言では説明の付かない
不可解な点が浮かび上がってくるのであった。
時間はさかのぼり事件の数ヶ月前、地雷を踏んでしまったスヒョクはギョンピルに
助けられ、それから彼らは交流を深めていき、スヒョクは北朝鮮側の建物に
たびたび訪れるようになっていて、そんなある夜に事件は起こったのであった。。

最近はずっと恋愛物の韓国ドラマや映画を見ていたんで、久々に骨太の
韓国映画を見た感じです。
南北問題を題材にした映画といえば「シュリ」も有名ですが、JSAは恋愛ではなく
友情を描いたところが良いです。
南北間をそんなに簡単に行き来できるわけねーじゃんか!とつっこんでしまい
ましたが、ストーリーは非常に良くできていました。
最後の観光客が写した写真のシーンは考えさせられました。
たった数十メートルの範囲の中に4人がいるにもかかわらず、容易に会話を
かわすこともできない関係というのはどんな気持ちなんでしょうか。。
'05.10.16

2001年韓国映画
監督/パク・チャヌク 出演/ソン・ガンホ イ・ビョンホン イ・ヨンエ
四月の雪
コンサートの照明チーフであるインス(ぺ・ヨンジュン)に妻が自動車事故に
あったとの連絡が入る。急いで病院に駆け付けるとそこには
妻と同乗していた男の妻ソヨン(ソン・イェジン)がいた。
事故にあった二人は意識不明のままであったが、所持品から二人は
不倫旅行に出かけていたことをインスとソヨンは知るのであった。
二人は病院や宿泊先のホテルでたびたび出会い、
次第にお互いの寂しさや心の傷を癒ようにひかれ合う。。

「冬のソナタ」のぺ・ヨンジュンと「私の頭の中の消しゴム」の
ソン・イェジン主演のラブストーリーである。
おばさま方はもちろんヨン様目当てで見てたと思いますが、
僕はソン・イェジンが見たくてこの映画を見ました。
ストーリーはハリソン・フォードが出演していた「ランダム・ハーツ」と
ほとんど一緒だと思います(ラ行の映画参照)。
そのときの感想にも書きましたが、不倫されていた二人がひかれあう
という展開が理解できないです。
もしかしてこの映画を見たおばさまが「私もヨン様と不倫出来るかも〜」
という妄想を描くために作られたのか(笑)。
まあ本国ではスベりまくってたらしいですけど。。
前から気になってたんですが、韓国では疲れているという表現は、
鼻血を出すということみたい(この映画でもヨン様が鼻血出してる)ですが、
日本のドラマや映画ではそんなことはないので、
病気になったという展開かと初めの頃は勘違いしてました。
'05.12.31

2005年韓国映画
監督/ホ・ジノ 出演/ぺ・ヨンジュン ソン・イェジン
シックスセンス
最後の大ドンデンが話題となって大ヒットした映画である。
この世に未練を残している霊の姿が見えるという少年と彼を助けようとするカウンセラー
ブルース・ウィリスの映画である。
昔は賞をもらうほどの優秀なカウンセラーだった彼はある日過去にカウンセリングした少年
に銃で打たれてしまう。それから彼は落ちぶれてしまい夫婦仲も悪くなってしまう。
彼は霊の姿が見える少年を救うことによって自分も這い上がろうとする。
最終的に少年は母親とのわだかまりをとくことが出来、一件落着かと思ったときに
最後に少年が一言彼に助言を与える。それによって彼は全てを知ることになる。。。
出だしにブルースが「この映画の秘密は誰にも言ってはいけないよ」といったようなことを
言うので注意してみていたからかもしれないが、途中ですぐ秘密が分かってしまって残念だった。
'00.9.2

1999米映画
監督/M.ナイト・シャマラン 出演/ブルース・ウィリス 
シックス・デイ
シュワちゃんのアクション映画です。
バイオ技術の進歩により、ペットのクローンさえもつくれる近未来。
人間のクローンをつくらないようにクローン禁止法が制定され、秩序が守られていた。
しかし、2010年法律が破られ、アダム(シュワルツェネッガー)が仕事を終え帰宅すると
すでに自分が家族と共に誕生日を祝っていたのである。。
アダムは自分自身を取り戻すために、真相を見つけ出すため戦いをはじめる。
設定がすごく面白くて引き込まれました。
確かに今はクローンが話題になってるし、実際未来には問題になることだと思うと、
あながち笑って見れない部分もあるような気がしました。
前の「エンド・オブ・デイ」もそうでしたが、最近シュワちゃんやたらと宗教色強い作品多いねえ。
今回も「アダム」という役だし。確かに人類創造といえば神に逆らう行為とされてるし。。
'01.10.30

2000年米映画
監督/ロジャー・スポティスウッド 出演/アーノルド・シュワルツェネッガー ロバート・デュバル
6DAYS 7NIGHTS
ハリソンくんのアクション映画。。かと思って見たら全然違うかった。
予告をみてたらアン・ヘッチと二人で崖から飛び降りるシーンだったので
アクションだと思ってたのですが、どうやらラブストーリーor無人島脱出のようでした。
南の島にバカンスに来たアン・ヘッチと飛行機の操縦士ハリソンくんが無人島に
不時着してしまいどうしようもなくなってしまい、二人で過ごしているうちに愛が芽生える
というべたべたなストーリーでした。
ハリソンくんといえばアクションだと思っていたのに。。
どうやら彼ももうお年のようですなあ。。
でもどうせやるんやったら中途半端にアクションっぽくせんとばりばりのラブストーリー
とかにしときゃよかったのにとおもった。 久々のやってもーた映画でした。
アンの婚約者役のデビッドのばかっぷりはとても笑えましたが。

1998年米作品
監督/アイバン・ライトマン 出演/ハリソン・フォード アン・ヘッチ デビッド・シュマイヤー
死国
高知県の田舎に帰省してきた比奈子は幼なじみのさよりが事故死していた事を知る。
そして、さよりの母は彼女を生き返らせるべく逆打ちをおこなっていた。
逆打ち:四国八十八ケ所を死者の歳の数だけ逆に巡ると死者が蘇る。
そんな中、比奈子は初恋の人・文也と恋に落ちる。。
坂東眞砂子の大ヒット小説の映画化です。リング2と同時上映でした。
比奈子役の夏川結衣がすごくきれいだった。かなり彼女はいいです。
文也役の筒井康隆は、背骨をサバ折りで折られるし、
沼にさよりをつれて飛び込んで死ぬし、かなり悲惨な役だった。 '00.3.1

年日映画
監督/ 出演/筒井康隆 夏川結衣
シティ・オブ
・エンジェル
僕の大好きなメグ・ライアンの久々の恋愛映画ということで見ました。
エンジェルが人間に恋をして人間になるというべたな内容でしたが。。。
結末が納得いかなかったのは僕だけではないと思います。


監督/ブラッド・シルバーリング 出演/メグ・ライアン ニコラス・ケイジ

SHINOBI
長い戦乱の時代が終わり天下を統一した徳川家康は、泰平の世を乱す者を
葬ろうとして人里離れたふたつの里、伊賀の鍔隠れと甲賀卍谷に目を向けた。
それらの里は400年もの昔から不思議な術を持つ忍をつくり出しており、
互いは犬猿の仲であった。そこに目を付けた家康は、
伊賀と甲賀で5人づつで戦い、勝ち残った忍を召し上げるとの命を出す。
ところが、伊賀の里の跡取り朧(仲間由紀恵)と甲賀の跡取り
弦之助(オダギリジョー)は恋に落ちており、ふたりは里のため
戦わなければならなくなってしまうのであった。。

小説「甲賀忍法帖」を映画化したものであり、一般から制作費を募り
収益に応じて還元するという「映画ファンド」が初めて行われた映画です。
ストーリーは漫画みたいでしたがなかなか面白かったです。
ただ、戦闘重視で主役ふたりが恋に落ちるまでの話は全然描かれていない
ため、引き裂かれる恋というテーマがあまり伝わってきませんでした。
戦闘については蓑念鬼と如月左衛門があっさり死にすぎ。
筑摩小四郎と夜叉丸の対戦は明らかに夜叉丸の方が強そうだったのに
小四郎が勝ったのは意外でした。夜叉丸はなんか河村隆一みたいだ(笑)。
薬師寺天膳役の椎名桔平はなかなかいい味出してました。
朧は小四郎と戦ったのに弦之助は戦う相手がいなくなってしまったので
しょうがないからザコと戦ってたのがなんとも。。
ザコと戦わなかったら弦之助の術を見せるシーンなくなってしまうからだけど。
'06.2.21

2005年日本映画 監督/下山天 
出演/仲間由紀恵 オダギリジョー 椎名桔平 黒谷友香 沢尻エリカ
死の標的
麻薬捜査から引退したハッチャーだったが、
度重なる麻薬事件に怒り壊滅に動く。
すこし黒魔術的な要素が加わった変わった映画である。
しかし、それがマイナス要素に働いているためにあまり良くなかった。
一作目に比べてややダウンした感じがします。


1990年米作品
監督/ドワイト・H・リトル 出演/スティーブン・セガール ベイジル・ウォレス

シッピング・ニュース
36歳のクオイル(ケビン・スペイシー)は、新聞社のインキ係をしていた。
ある日、偶然出会ったペダル(ケイト・ブランシェット)と結婚し、
娘バニーが生まれたが、ペダルはひどい女で、娘を売り飛ばして
他の男と出て行き、交通事故で死んでしまう。
娘はかろうじてとりもどしたものの、両親まで死んでしまい、
失意で放心状態になってしまったとき、叔母が尋ねてきて
祖先の故郷ニューファンドランド島に帰ろうと言う。
娘と共に島に渡った彼らは、祖先が住んでいたという
岬に立つ古い家を改修して住み始める。
地元新聞社に仕事を探しに行き、港の出入り(シッピング・ニュース)と
交通事故の記者をすることになる。
そうして島での生活をしていくうちにダウン症の息子を持つウェイヴィ
(ジュリアン・ムーア)と親しくなっていく。

名優ケビン・スペイシーが主演のヒューマンドラマである。
失意のどん底にいるクオイルが、祖先の住んでいた地で自信を取り戻す
というストーリーのようですが、伝わってくるものがありませんでした。
最後に家がなくなってしまうことに深い意味があるのでしょうか。
クオイルが自信を取り戻したためにもう家は必要なくなったということでしょうか。
旅立とうとしている同僚の船を島のみんなでたたき壊してしまうことも
理解しがたいものがあったし、新聞社の社長が死んだと思ったら
通夜の途中で生き返ったりとか展開がよくわかりませんでした。。
スペイシーの映画だけに期待していたので残念でした。
ただ、「バンディッツ」でも見たケイト・ブランシェットのちょっとイってる演技は
良かったです。 '05.8.28

2001年米映画
監督/ラッセ・ハルストレム 出演/ケビン・スペイシー ジュリアン・ムーア
                     ケイト・ブランシェット
ジャッカル
ロシアマフィアに雇われ、FBI長官を暗殺しようとするジャッカル(ブルース・ウィリス)と
FBIに協力することになったデクラン(リチャード・ギア)との戦いを描いた映画です。
内容と異なってオープニングの音楽が気持ち悪かった。
ブルース・ウィリスの変装やたくみな行動はかなりかっこよく、
おもわず暗殺が成功することを望んでしまった。
リチャード・ギアはあまりいけてなかった。やっぱアクション向きじゃないよなあ。。


1997年米作品
監督/マイケル・ケイトン・ジョーンズ 出演/ブルース・ウィリス リチャード・ギア シドニー・ポワチエ

Shall We ダンス?
平凡なサラリーマンであった杉山は通勤電車から見えるダンス教室の窓に美しい女性を見る。
ある日彼はダンス教室に通うためいつもと違う駅で電車を降りる。。
大ヒットを記録、社交ダンスブームをこの世に巻きおこしたと聞いていたのですが何となく借りてみたら
噂に違わずすごくおもしろい。笑いあり、感動あり(なんかべたなせりふやな。。)の映画です。
竹中直人がいい味だしてます。ぜひ見ましょう。と思ったら来週の金曜ロードショウでやるんやんけ!!
それやったらテレビでやるまで待ってたらよかった。。。


1996年日作品
監督/周防正行 出演/役所広司  草刈民代 竹中直人 渡辺えり子

ジャンパー
15歳のデイヴィッドは冬の凍った川に落ちてしまうが、溺れた彼は気付くと
図書館に移動していた。
その日から彼は自分が瞬間移動の能力を持っていることに気づく。
彼はその力を使い銀行から大金を盗むのであった。。
10年後、彼はニューヨークで「ジャンパー」の能力で自由を満喫していた。
そんなある日、「ジャンパー」を抹殺すること使命とする組織「パラディン」に
追われていることに気付くのであった。

スターウォーズでアナキンを演じていたクリステンセン主演のSFアクションです。
同じくSWでメイス・ウィンドゥがパラディンのローランドとして出演してます。
SWファンとしてはアナキンVSウィンドゥを思い出させる映画でした。
映画を見て一番に思ったことは「うらやましい!」。俺も瞬間移動したい(笑)
ストーリーとしてはあっけなかったです。いろんな場所を移動しながら対決する
という面白さはあったものの、ウィンドゥとの結末はあんなのでは納得できない。
もうちょっと工夫が欲しかったです。
ただ、最近こういった娯楽アクション映画が少ないので楽しめました。 '08.3.20

2008年アメリカ映画 監督/ダグ・リーマン
出演/ヘイデン・クリステンセン ジェイミー・ベル サミュエル・L・ジャクソン
シャンハイ・ヌーン
ジャッキー・チェンの新作です。
今回は西部時代のアメリカと皇帝時代の中国を舞台とした映画である。
姫(ルーシー)を誘拐された皇帝は身代金の黄金を持たせ、ジャッキーたちに姫救出に
アメリカへと向かわせる。
列車での移動中にならず者(オーウェン)と出会い、それから度々出会うことになる。
カウボーイと皇帝に仕える者との友情とジャッキーのカンフーを描いた作品である。
途中で原住民と遭遇して仲良くなるというシーンは前作「WHO AM I」でもあったような。。
皇帝の命令に仕方なく背いたジャッキーと、その他の皇帝の部下がなぜか姫や敵を
無視して戦っているのはよく分からない。。
最後のほうで姫がジャッキーにちゅーをするとき、他の部下が見て見ぬ振りをしているのが
笑えた。
姫役のルーシーは同時に借りてきた「チャーリーズ・エンジェルズ」の主役の1人だったので
びっくりしました。 '01.7.9

2000年米映画
監督/トム・デイ 出演/ジャッキー・チェン オーウェン・ウィルソン ルーシー・リュウ
12月の熱帯夜
オ・ヨンシム(オム・ジョンファ)は優秀な脳外科ミン・ジファン(シン・ソンウ)の
妻であり、義理の母や妹、そして夫からも虐げられながらも結婚生活を送っていた。
彼女が10年ぶりに母に会いに帰省したときに、パク・ジョンウ(キム・ナムジン)に出会う。
彼は愛する女性ソン・ジヘに未来がないという理由で捨てられ、
建築家になることを目指していた。
ヨンシムは彼を好きになるが、自分が既婚者であることや子供がいる状況から
彼を愛してはならないことと結婚生活の苦しみで苦悩するのであった。
そんなある日、ジファンの弟が結婚するが、その相手はジョンウを捨てたジヘであった。。

すごく悲しいドラマなんですが、結局なんだかんだ言っても不倫なんで
共感はできませんでしたし、感動もしませんでした。
ヨンシムもジョンウもかわいそうな境遇に見えるんですが、
かわいそうなのはジョンウです。
ジヘには捨てられるし、妹の旦那はチンピラで問題ばっかり起こすし、
金がなくて大学は休学、最後にはもっとかわいそうな結末が待っていたし。。
ヨンシムは不幸そうに見えますが、最後には自立できたわけだし。
あとジファンの弟はヨンシムをいじめないいい人だっただけに
ジヘが本当はジョンウを愛していることに気付かないのがかわいそうでした。
最終的には家族を捨てたヨンシムが悪いわけですが、それまで散々いじめてた
義母や義妹が謝ったり後悔するというシーンがあってもよかったのに。
ヨンシムの携帯着信音がかなり好きでした(笑) '06.7.1

2004年韓国ドラマ
監督/イ・テゴン 出演/オム・ジョンファ キム・ナムジン シン・ソンウ ソ・ヨンヒ
主人公は僕だった
平凡な日々を過ごす国税庁会計検査官ハロルドの頭の中である日、
彼の行動を文学的に語る女性の声が聞こえ始める。
混乱する彼の頭に更に追い打ちをかけるように、彼に死が近づいていることを
ほのめかす声が聞こえてきたのだった。。
ハロルドは大学教授のヒルバート(ダスティン・ホフマン)に相談に行くが
ヒルバートも他の者と同様、最初は彼を精神不安定と考えていたが、
彼が聞こえてきたという声のフレーズがあまりに文学的だったため、
彼の話を信じ、彼を助けようとしてくれるのだった。

久々に見たいと思ったアメリカ映画です。
小説の主人公ハロルドと死の結末に悩む作家アイフル(エマ・トンプソン)の
ストーリーが交互に展開するのが面白く、いつ絡み合うのか楽しみに見てました。
途中から映画の見やすさを考えてハロルドの頭の声は省略されてますが、
実際は彼の頭にずっと声が聞こえ続けているんだろう、と思いながら見ると
ハロルドはかなりうっとうしいと思います。
派手さはない映画ですが演技派の役者が揃っていて見る価値有りです。
ただ、結末が結局アメリカ的なものになっていたのが良かったのか疑問です。
個人的にはヒルバートと同じ感想です。 '07.6.2

2006年米映画 監督/マーク・フォースター
出演/ウィル・フェレル ダスティン・ホフマン マギー・ギレンホール エマ・トンプソン
シュリ
遂に見ました、韓国最大のヒット作品シュリです。
韓国では7人に1人は見たという「タイタニック」以上のヒット作品だったそうだ。
韓国の重要人物を殺害したりする北朝鮮の優秀な特殊活動員を捕まえようと追いかける
捜査官(ソッキュ)には結婚が近い恋人がいた。
なぜか捜査が筒抜けになっており、内部に裏切りがあるのではないかと疑いだすが
特殊活動員は疑う事もなかった自分の恋人(ユンジン)であった。
彼女は北朝鮮から何年も連絡がなかったために新しい人生を始めようと思い
そこで偶然(?)彼に出会い、そして恋をしていたのであった。
しかし、活動再開の連絡により、彼と祖国の同士とのあいだで苦しんでいたのである。
南北朝鮮が統一に向けて進み出し親善サッカーを行うというスタジアムで
特殊爆弾を爆発させるという作戦をする事になった彼女は、彼の家の留守番電話に
作戦の内容についてメッセージを残すが。。
「シュリ」とは北朝鮮に生息するきれいな水にしか住めない魚の名前で、北朝鮮の作戦名
として使われてました。
最後の彼女からのメッセージ、そして片方が死んでしまうともう片方も死んでしまうという
魚の話、ラストシーンの彼女の好きな歌、全て涙を誘いました。。 '00.11.21

1999年韓国作品
監督/カン・ジェギュ 出演/ハン・ソッキュ キム・ユンジン チェ・ミンスク
純愛中毒
「美しき日々」で主演だったイ・ビョンホンが主演の映画である。

家具職人の兄とカーレーサーの弟(ビョンホン)、そして兄の妻(ミヨン)は
三人で生活をしていた。
ある日、弟がレース中に、そして兄がそのレース会場に向かうタクシーで、
同じ時刻に事故に遭い、ともに昏睡状態になる。
一年後弟だけが意識を回復するが、彼には兄の魂が宿っていた。
兄の妻は最初は半信半疑であったが、二人だけの思い出を知っていたことから
彼が本当に兄であることを確信し、二人は再び愛し合い始める。
しかし。。

この後のストーリーや感想を書くとネタばれになってしまいますが、
いくらなんでも弟に夫婦生活を語りすぎじゃないでしょうか?
コインの話までするってすげーっす。
映画を見ただけでは結局ハッピーエンドなのか曖昧になっていたので
いろいろと調べてみるとやっぱりハッピーエンドのようです。
軽い気持ちで見たんですけど結構ハマってしまいました。
しかし、日本タイトルは「純愛」と書いてますが、はっきり言ってストーカー的だと
思います。兄妻の気持ちは「ちょっとストーカーっぽいけど、私を愛してくれているし
子供もできちゃったし、男前やから、まあええか〜」っていうことでしょうか(笑)
それから二人が初めて結ばれるシーンがちょっと長すぎます。
サービスカットでっしゃろか? '04.10.3

2002年韓国映画
監督/パク・ヨンフン 出演/イ・ビョンホン イ・ミヨン イ・オル パク・ソニョン
ジョー・ブラックに
よろしく

ブラッド・ピットの恋愛映画?です。
原題は「meet joe black」なのに、この邦題はなんじゃ?と思ってしまった。
死をつかさどる神であるピットは人間というものに興味を持ち、
アンソニー・ホプキンスの死を迎えに行くついでにしばらくこの世に滞在する事にする。
そしてこの世で生活するうちにアンソニーの娘であるクレアと恋に落ちる。
びっくりするのははじまってすぐにピットが車におもいっきりはねられる。
笑ってしまうくらい二回も!(
まるでギャグ映画のようにふっとぶ!!
よくある「結ばれぬ愛」をテーマにした映画であるが、ただの恋愛映画ではなかった。
言葉の使い方がとてもおしゃれでよかった。
言葉の中に複線があって最後に「へー、やるな」と思わせるものがあった。
しかし、ブラッド・ピットに乗り移るという事は、神もおっとこまえが好きらしい。。
ちょっと時間が長い(約3時間)のが気になった。 '99.12.29

1998年米映画
監督/マーチン・ブレスト アラン・スミス 出演/ブラッド・ピット アンソニー・ホプキンス
                            クレア・フォーラニ
少林サッカー
話題の香港映画を見てみました。
かつて八百長試合に手を出したことから選手生命を断たれた中年男ファンは、
少林寺拳法を世に広めたいと願う若者シン(チャウ・シンチー)と出会い、
彼ら少林寺拳法の達人を集めてサッカー・チームを結成し、
全国大会に参加し、悪役チームと決勝を戦うことになる。。

元々香港映画は大好きなのですが、最近全然見てませんでした。
この映画は久々に僕の中で大ヒットしました。
すごくべたべたなギャグの連続なのですが、なぜか笑えてしまいます。
香港映画界の誇るワイヤー技術とCGの組み合わせはすばらしく、
アクションシーンは必見です。
笑い以外にちゃんと恋愛もストーリーに入れているところがよかった。
チームのメンバーはみんな師匠に鍛えられて少林寺が使えるようになったのに
ヒロインのヴィッキー・チャオは饅頭作ってるだけで使えるようになってた。。
結局一番強いのは彼女か?(笑) '02.11.17

2002年香港映画
監督/チャウ・シンチー 出演/チャウ・シンチー ヴィッキー・チャオ
少林少女
亡き祖父の少林拳道場を継ぐために中国で修行していた凛(柴咲コウ)は
修行を終え日本に帰ってくるが、道場は荒廃し、兄弟子たちも少林拳を
やめていた。凛の先生である岩井(江口洋介)も中華料理店を開いていた。
道場を再建しようとしていた彼女は、岩井の中華料理店でバイトする眠眠
(キティ・チャン)に誘われ、彼女の大学のラクロス部に助っ人として入部する
ことになるのであったが、その大学は彼女の道場と過去に因縁のある
大場(仲村トオル)が学長を務めていたのだった。
凛が中国から戻ったことを知った大場は彼女に刺客を送り込むのであった。。

タイトルからすぐ分かりますが、「少林サッカー」のパロディ的映画です。
チャウ・シンチーがプロデューサーとして製作に関わっています。
おバカ映画かと思ったのですが、キャスティングは気合が入ってます。
仲村トオルと江口洋介が出演するんだったらもっと渋い映画でも
作ったらよかったのに。。
本家がサッカーだったからこっちはラクロスということですか。
しかし、ラクロスとはまたマイナーなスポーツを選びましたね。。
意外だったのが大場との対決の結末で、こういうのもちょっとクサイですけど
アリかもしれないと思いました。 '09.2.11

2008年日本・香港映画 監督/本広克行
出演/柴咲コウ 仲村トオル 江口洋介 岡村隆史 キティ・チャン
シラノ恋愛操作団
ビョンフン(オム・テウン)率いる小劇団は、資金不足で演劇活動を行うことが
できなくなり、その資金集めとして、「シラノ恋愛操作団」を始める。
それは、恋愛が苦手な人に完璧なロケーションや脚本で恋愛を成就させる
という恋愛エージェント。
ある日、彼らの元にファンドマネージャーであるサンヨン(チェ・ダニエル)から
依頼がある。相手は教会で知り合ったヒジュン(イ・ミンジョン)という女性で
あったが、彼女はビョンフンがフランス留学中に付き合っていた恋人であった。

「魔王」のオム・テウン、「花より男子」のイ・ミンジョン出演のロマンチック・コメディである。
オム・テウンといえば渋い役というイメージありましたが、こういうのもアリですね。
恋愛成就のためにここまでやってくれるんだったら、僕も頼みたいぐらいですが、
実際あそこまで演出しちゃうと付き合ってもすぐバレちゃうなあ。。
チェロ弾けないのに弾けることにしてみたりとか。
結局最後にビョンフンの手助けにヒジュンは気付くのですが、それでも
彼女の最後の決断は納得していいのか微妙な気もしました。
サンヨンが勤めていた会社とその社長(冬ソナのキム次長演じたクォン・ヘヒョ)
が登場して、サンヨンを追い詰めるくだりはいらない気がします。
せっかくいい感じだったのにそこだけグダグダな展開。。
でも全体としてはすごく面白かったです。久々(?)のヒット作でした。 '11.10.13

2010年韓国映画 監督/キム・ヒョンソク
出演/オム・テウン イ・ミンジョン チェ・ダニエル パク・シネ パク・チョルミン
シルミド
30年以上も韓国政府によって隠蔽されてきたシルミド事件を題材とした映画で
韓国では1200万人が見たという大ヒット映画である。

1968年1月に北朝鮮特殊工作員による大統領暗殺未遂事件が発生。
それに対して報復としてシルミド(実尾島)に死刑囚などを31人集めて、
金日成暗殺を目的とした684部隊を秘密裏につくり、過酷な訓練を行う。
3年後、優秀な工作員として成長した彼らに実行命令が下されたが、
決行日になって政府の方針が転換され、急遽命令が撤回されてしまう。。
その後、政府の方針に合わないと判断された684部隊を全員殺害せよ、
との命令が指導教官に下されるが、684部隊は反乱を起こす。

実話のしかも政府が隠蔽していた事件を映画化したというところにすごさを
感じました。この映画のヒットによって政府が事件の真相追求を行うことに
なったこともすごいです。
韓国語では「島」を「ド」と言うんですね。そういや済州島もチェジュドでした。
秘密裏に684部隊を結成するためとはいえ死刑囚を集めるとは韓国政府は
すごい考え方するなあ、と思っていたら事実は囚人ばかりではなかったようです。
最後のバスのシーンも途中車内から一般人は全く見えなくなるし、
散々バスに撃ちまくってたくせに突然「これ以上撃つと一般人に当たります」
とか言い出すし、決行無茶な展開でした。
実際はバスの一般人は助かったんでしょうか?
教官との友情とかバスの乗客を助けたりとかすごく彼らを英雄化した内容
だったのに途中で女性をレイプするシーンは必要だったのでしょうか。。
あと、アン・ソンギはいつも渋くて存在感ありますね〜。すごく良いです。
'05.6.6

2003年韓国映画
監督/カン・ウソク 出演/ソル・ギョング アン・ソンギ ホ・ジュノ
真実
「美しき日々」でリュ・シウォンを応援していて悔しい結果だったので
リュ・シウォンがチェ・ジウと結ばれるドラマであるこれを見ました。
韓国では54.6%もの視聴率を得た作品だそうです。

父が国会議員であるシニ(パク・ソニョン)は、父の運転手の娘である
ジャヨン(チェ・ジウ)を常にいじめていて大学受験まで優秀なジャヨンに替え玉で
受けさせてしまう。
その後、財閥の息子ヒョヌ(リュ・シウォン)がジャヨンを愛することを許せず
二人を引き裂こうとスンジェ(ソン・ジチャン)と取り引きをする。
優秀であるが貧乏であるが故に認められないスンジェは、シニに利用されながらも
二人を引き裂く代償として彼女の父の会社の要職に付けてもらう約束を取り付ける。

韓国ドラマをいくつか見てきましたが、ワンパターンに見えてきました。
「お金持ち」「交通事故」「記憶喪失」は必ず出てくるキーワードです(笑)
このドラマはシンプルですが、熟度はかなり低かったと思います。
ヒョヌが記憶を取り戻すきっかけもいまいち劇的じゃないし、
最終回は主役のふたりはかなりないがしろになってる。
感動もほとんどありませんでした。
ただ、スンジェはすごいです。睡眠薬で眠らされて車ごと湖(?)に落とされたのに
生き延びているし、最終回に同じ死に方選んでるし。。
良かったのは音楽に洋楽が多く使用されていたことです。
覚えているだけでもエクストリーム、スティング、クイーン、スコーピオンズが
流れてました。これまで見たドラマはオリジナルの主題歌や挿入歌がばんばん
流れていて途中からちょっと飽きてきましたが、今回は新鮮でした。
'04.8.28

2000年韓国ドラマ
監督/チャン・ドゥイク 出演/チェ・ジウ、リュ・シウォン
真実ゲーム
ある晩、人気ロック歌手チョ・ハロクが死体で発見される。
彼のファンクラブ会長である女子高生ハン・ダヘ(ハ・ジウォン)が、ハロクに
強姦されたので殺したと自首する。
事件担当のチョ検事(アン・ソンギ)はダヘが嘘をついていると感じ、取調室での
彼女との駆け引きが始まるのであった。。

実際に韓国で起こった人気ロック歌手の謎の死を題材にした作品である。
取調室でのふたりのやりとりをメインとして回想シーンが交錯する展開は
なかなか面白く、演技派のアン・ソンギに負けないくらいのハ・ジウォンの
演技がすごかったです。
しかし、このファンクラブはドロドロしすぎですね。汚れすぎで見てて嫌になる(笑)。
最後の最後までダヘが言っていることが真実なのか嘘なのか分からない
ストーリーと、チョ検事が謎を暴くところまでは良いのですが、どうも最後の
大ドンデンは読めてしまって残念でした。。
ジウォンの魅惑的な演技が逆に結末を予想させてしまっていました。
'05.11.6

2000年韓国映画
監督/キム・ギヨン 出演/アン・ソンギ ハ・ジウォン
人生の逆転
少年時代はゴルフ大会で優勝する実力のあったスンワン(キム・スンウ)は
今はゴルフを辞めうだつの上がらない証券会社の社員となっていた。
客に紹介していた株が大暴落し、ヤクザにも追われる生活に堕ちていたが
ある日車を運転中に金髪の自分そっくりな男とすれ違う。
その瞬間からスンワンの世界は変わり、彼は有名プロゴルファーになっていて、
美しい妻ジヨン(ハ・ジウォン)もいるという成功したもう一つの人生になっていた。
しかし、別の世界の自分は成功しているものの自己中心な嫌なヤツで
ジヨンとの関係も冷めていて離婚のまで迫られていたため、
彼は自分を軌道修正しようとするのであった。
ただ、こちらの世界で彼はプロゴルファーであったが、
彼はゴルフを何年もやっておらず素人状態。。特訓が必要だった。

コメディが得意なハ・ジウォンが出演したラブファンタジーです。
最近あまり韓国映画でヒットがなかったのですが、これは当たりでした。
こういう時空とか時間とかをワープするような映画が韓国は得意ですね〜。
笑わせてちょっと感動させるストーリーは良いです!
ゴルフも特訓をして上手くなり、ジヨンとの関係も修復するところまでは
予想通りでしたが、元に戻ってからの運命的な展開は嬉しい意外でした。
まあ基本的にはキム・スンウが主演なので、ハ・ジウォンは少なめの出演で
あまり良さが出てなかったのがちょっと残念ですが。。
誰もが思う「じゃあ、元の時代に行った金髪のスンワンはどうしてたのか?」
についてもエンドロールで紹介していたのが面白かった。
ただ、元に戻った時に金髪のスンワンの性格は良くなってないのでは?
という問題は残りますが。。 '07.1.3

2003年韓国映画 監督/パク・ヨンウン
出演/キム・スンウ ハ・ジウォン カン・ソンジン
親切なクムジャさん
天使のような容姿で残忍に幼児を誘拐し殺害したとして13年服役した
クムジャ(イ・ヨンエ)は、出所後復讐を開始する。
彼女は自分の娘を守るためにペクの罪をかぶっていたのだった。

パク・チャヌク監督の復讐三部作の最終章です。
主演のイ・ヨンエは「JSA」でもチャヌク監督と組んでいます。
三部作の他の2作を見ていなかったのですが、淡々と進むストーリーが
なんとも言えない映像をつくり出していたと思います。
服役中に笑顔を絶やさず多くの友人を作り出し「親切なクムジャさん」と
呼ばれるようになったが、それは復讐への布石だったという
内容はゾッとするものがありました。
ただ、復讐を果たしても彼女の心は救われないという悲しい結末は
後味が悪くて好きにはなれませんでした。。 '06.1.31

2005年韓国映画
監督/パク・チャヌク 出演/イ・ヨンエ チェ・ミンシク
シンデレラマン
東大門市場のファッション街で100億稼ぐことを夢見て働くオ・デサン
(クォン・サンウ)。仕事で世話になった恩人が急死し、葬儀場で彼は
恩人の娘ユジン(ユナ)に出会う。
パリのファッション学校に通っていたが、父の借金を背負うことになり、
学校を休学してソウルに戻ってきた彼女をデサンは放っておけず世話をするのであった。
その頃、有名アパレル会社社長の息子イ・ジュニ(クォン・サンウ)も
父の死によってパリから帰国していた。
彼は会社経営に興味がなかったが、継母が生母の死にかかわっていることに
気付き、母の死の原因を調べ始める。
しかし、重い心臓病をわずらっているジュニには一刻も早い手術の必要があり、
パリで手術を終え帰国するまでの間、偶然出会った自分に瓜二つのデサンに
ジュニとして身代わりのアルバイトを持ちかけるのであった。

「美しき野獣」のクォン・サンウと少女時代のメンバーであるユナが主演の
ドラマである。クォン・サンウが一人二役を演じています。
韓国では視聴率的によくなかったようですが、個人的には結構よかったです。
クォン・サンウの二役もうまく演じていたし、ユナもかわいかったので(笑)
脇役のベルベット・リーとか執事のおじさん(名前忘れた)とか孤児院仲間の
マイサンがよかった。逆に敵役のジェミンのインパクト弱くないか。
ファッションの大会でデサンとユジンが協力してつくりあげたハングル文字の
入ったデザインが評価されていましたが、あれっていいデザインなんだろうか。。 '10.12.13

2009年韓国ドラマ 監督/ユ・ジョンジュン
出演/クォン・サンウ ユナ ソン・チャンウィ ハン・ウンジョン
新入社員
就職浪人を続けていたカン・ホ(エリック)は、同級生のボンサム(オ・ジホ)に
振られて橋から飛び降りようとするミオク(ハン・ガイン)を助ける。
カン・ホは友人ソンテが大企業の入社試験を受けると聞き、
自分もなにげに願書を出す。
すると採点機械の故障などによって首席で合格してしまい、大企業の社員となる。
そしてそこはボンサムやミオクが通う会社なのであった。。

韓国のアイドルグループ「神話」のメンバーであるエリック主演のドラマである。
偶然から大企業の社員となってしまったカン・ホが上司たちの嫌がらせを
受けながらも無茶苦茶ながらも成功していくというドタバタストーリーです。
見たことないですけどサラリーマン金太郎はこんな感じなのかなあ。。
個人的には韓国ドラマといえば「純愛」といったラブストーリーを求めている(笑)
ためこういう恋愛をメインとしていない物語はあんまりでした。。
とりあえずライバルのボンサムの顔がどうもオドオドした感じに見えて、
「こいつが本当にエリート社員か?」という感じでした。
もうちょっとエリートらしいかっこいい人にしないとダメじゃないでしょうか。
日本の企業の会長もすごいです。「俺に勝ったら君の会社と組もう」って
そんなヤツおらんで〜。
友人のソンテは賢いはずなのにただのギャンブル狂になってしまってるし。。
'06.3.31

2005年韓国ドラマ 監督/ノ・ヒョンシク チェ・ジョンギル 
出演/エリック ハン・ガイン オ・ジホ イ・ソヨン
スカイ・クロラ
The Sky Crawlers
完全な平和が実現した世の中は、永遠に続くショーとしての戦争を
安全な場所から見ることで自らの平和を実感していた。
そのショーを請け負う会社は「キルドレ」と名付けられた年をとらず
死なない子供を使って戦争を提供していた。
キルドレの一人、カンナミ・ユーイチは、会社から前線基地に配属される。
基地の女性司令官クサナギ・スイトも、かつてはエースパイロットとして
戦ったキルドレの一人。彼女には「キルドレなのに子供を産んだ」、
「カンナミの前任者を殺した」などの噂が飛び交っていたが、なぜか
初対面とは思えないクサナギの視線にカンナミはひかれていくのであった。
戦況が激しくなり、相手会社のエースパイロット、ティーチャーに同僚が
撃墜されていく。その後、補充に入ってきたキルドレの癖が、撃墜された
同僚のものと同じだったことに気付いたカンナミはキルドレの運命に
気付き始めるのであった。。

押井守さん監督による独特な世界を描いたアニメ映画です。
最初は全くよくわからないまま戦争が展開されていくのですが、
次第に戦っているのがみんな「子供」であることや、「キルドレ」という
言葉が出てきて終わりに近づき、ようやく全体像が見えるという
つくり方は面白かったです。
ただ、全体が分かって感じるのは悲しい話だということでした。
撃墜されても何度も別の人格を与えられて戦いを繰り返させられる
キルドレも悲しいけれど、永遠のループだと分かって続けなければ
ならないクサナギや整備士の笹倉さんはもっと悲しい。
そしてクサナギとカンナミの関係が変わらず永遠に続くのも悲しい。。 '09.11.26

2008年日本映画 監督/押井守
スクリーム2
大ヒットを記録したスクリームの第二段です。大学生になった彼女らに再び殺人鬼が襲う。
個人的にホラー映画マニアな彼(前作もでてた)が気に入ってたのに。。
しかし、犯人は想像もつかないところから持ってくんなー
でも一作目と同じくらいおもしろかったです。
しかし主人公に信じてもらえなくて殺される彼って。。。


1997年米作品
監督/ウェス・クレイヴン 出演/ディヴィッド・アークエット ネーヴ・キャンベル 

スケバン刑事
コードネーム
=麻宮サキ

聖泉学園に潜入していた特命刑事が渋谷で爆死してしまう。
学園内に広まる「エノラゲイ」というサイトにアクセスしている生徒を
追跡していた矢先の事であった。
「エノラゲイ」は自殺の方法や爆弾の作成方法などの裏情報が錯綜するアングラサイト。
同じ頃、ニューヨークで母と暮らす少女(松浦亜弥)が日本に強制送還され、
警視庁の特務機関に連行されていた。
特務刑事である吉良(竹内力)は母を救う司法取引をアメリカ政府と行うことと
引き替えに特命刑事、麻宮サキになることを命じる。
彼女は母のため麻宮サキとなり聖泉学園に潜入し「エノラゲイ」を
捜査し始めるのであった。

言うまでもなく約20年前にTVなどで放送されたスケバン刑事シリーズの新作です。
斉藤由貴、南野陽子、浅香唯に続いて松浦亜弥が第4代目を演じています。
個人的には昔のシリーズをほとんど見てないのですが。。
見所はライバル秋山レイカを演じる石川梨華とのコスプレ対決(笑)ですが、
石川が汚い(というか変な)言葉を言っても声がアニメ声だからしっくり来ない。。
そして、麻宮サキの決めゼリフ「何の因果かマッポの手先」のアレンジが苦しい。
「傷だらけの街ニューヨークから強制送還」、「期間限定」とかキツすぎて
笑うしかない。実際言った後に敵全員に笑われてるし。。
あと、窪塚俊介演じる騎村時郎がヅラだったのには何か意味があるのか?
まあ、アクションはアイドルなのに頑張ってるし、斉藤由貴が母役で登場していて
昔を懐かしむ30代には最高だと思います。 '07.5.25

2006年日本映画
監督/深作健太 出演/松浦亜弥 石川梨華 竹内力 窪塚俊介 斉藤由貴
スターウォーズ
エピソード1
ザ・ファントム・メナス
銀河共和国に対抗し、通商連合が惑星ナブーを武力閉鎖した。
共和国議会は、ジェダイの騎士クワイ・ガンとオビ・ワンと使者として、
通商連合のヌートの元へ派遣する。
しかし、ヌートを操っていたのは暗黒卿ダーク・シディアスであり、
ジェダイの使者殺害を即命令した。
ついに見ましたエピソード1!!。
内容は賛否両論分かれるようですが、僕は結構良かったと思う。
感想としては
・アミダラの替え玉はやられた。
・クワイ・ガンはよ死にすぎとちゃいますか?
・ダース・モールは、砂漠で戦った時はあまり強くなかったくせに最後やたら強い。
・ジャージャーはちょっと出番ありすぎ。
・ダース・モールはダース・ベーダーのかわりのはずなのにまっぷたつになって
 落ちていったけど、エピソード2ではでてこないのか?
 それでは悲しすぎるような気が。。
・ダース・モールのライトセイバーはゲルググのようだった。
・サミュエル・L・ジャクソンは今回出番なかったが、2では活躍してくれよ。
ちなみにこの映画はルーカスいわく、「親子愛」がテーマだそうだが
全然そんなことは感じ取れなかった。 ということは監督の思惑は失敗に終わってる?

1999年米作品
監督/ジョージ・ルーカス 出演/リーアム・ニーソン ユアン・マクレガー
                   ナタリー・ポートマン ジェイク・ロイド レイ・パーク
                   サミュエル・L・ジャクソン
スターウォーズ
エピソードV
シスの復讐

ついに見ましたエピソードV!これまで見てきた旧3作と新2作をつなぐ、
そしてアナキンがフォースのダークサイドに落ち、ダース・ベイダーへと
転じた理由が明らかになるという最も重要なストーリーです。

共和国が帝国へと移行するその時、アナキン(クリステンセン)は、
子供を身ごもったパドメ(ナタリー・ポートマン)が死ぬという予知夢を見てしまう。
ジェダイ評議会の考え方に不信を抱いていたアナキンは、邪悪なパルパティーン
皇帝によりダークサイドを学べばパドメは助かるとそそのかされ、パルパティーン
の弟子、シスの暗黒卿ダース・ベイダーになってしまう。

エピソードTとUに多少の不満を持っていた僕でしたが今作は最高でした。
いろんなことがエピソードW以降とつながって面白かったです。
アナキンが落ちていくストーリーは悲しすぎますが、うまく描かれていて
入り込んで見ました。
アナキンとオビワンの戦いは悲しいですね〜。アナキンは「嫌い」だと言うのに
オビワンは「兄弟のように好きだった」と言うところや、最後に燃えている
アナキンを見ているオビワンの悲しそうな姿、感動でした。

気になるのはパドメの為にベイダーになったはずなのに、
途中から帝国を支配するみたいになってるし、裏切られたと思いパドメを
殺そうとするし、結局自分のせいで死んでしまってベイダーになった意味が
ないのにパルパティーンに従い続けるのがよく分からないところでした。
アナキンが弟子になってすぐにパルパティーンがダース・ベイダーと
名付けるんですが、結局名前由来がよく分からない。。
思いつきで付けたんでしょうか?
名前で笑ったのは、産まれた瞬間にパドメがルークとレイアを名付けるところ。
迷いなく決めたのがすごい(笑)
他にも、いくら時間がないからってドゥークー死ぬの早すぎ!とか
いろいろありますが、総合的に見て最高の出来でした。 '05.8.28

2005年米映画
監督/ジョージ・ルーカス 出演/ユアン・マクレガー ヘイデン・クリステンセン
ナタリー・ポートマン サミュエル・L・ジャクソン
スター誕生 ロック界の大スター・ノーマンは、ツアーに明け暮れる歌手生活に疲れ切っていた。
ふと知り合ったクラブ歌手エスターと結ばれるが、彼女の方が人気が出て、彼は落ち目になる。
同名映画の三回目の映画化である。
ストライサンドの映画はやっぱり歌が必要だが、この映画は存分に聞かせてくれる。
実際彼女はこの映画の曲でアカデミー主題歌賞を受賞している。
内容はかなりべたであるが、彼女の歌声でプラスマイナスゼロといったところだった。


1976米作品
監督/フランク・ピアソン 出演/バーブラ・ストライサンド クリス・クリストファーソン

スネーク・アイズ
最近アクションスターになってしまっているニコラス・ケイジが主演の映画である。
ボクシング世界タイトルマッチの試合中に長官が殺されてしまう。
しかもその試合は八百長であった。
その時警備にあたっていた彼は試合に巻き込まれていく。。
この映画は彼が絶対的なヒーローではなく汚れた刑事役なのがよかった。
最後に汚れていた事がばれてしまい、別荘(と映画中で彼が言う)に行くというのもすごい。
複雑な回想シーンの使い方もさすがブライアン・デパルマ監督! '99.12.19

1998年米映画
監督/ブライアン・デ・パルマ 出演/ニコラス・ケイジ ゲイリー・シニーズ
スピーシーズ2
火星到達を見事に果たした乗組員が何物かに体を乗っ取られてしまう。
地球に帰ってきた彼らがエッチをすると直後にその何物かの子供が女性の腹を破って
生まれてくる。
乗組員のうち、女性は一度で腹を破られて死ぬが、二名の男性のうち一名がどんどん
子供を増やしていく。
前作で一度地球外生物を倒しているアメリカ政府は、生物研究のためにクローンをつくりだして
いた。その彼女に気づいた何物かは彼女との子供をつくろうとする。
前作に引き続き強化ガラスに閉じ込めていて、あっさり割られて逃げられるのは
間抜けとしか言いようがないです。
この手の映画によくあるまだ続くのかな、と思わせる終わりであった。 '00.5.20

1998年米映画
監督/ピーター・メダック 出演/マイケル・マドセン ナターシャ・ヘンストリッジ
スラムドッグ$
ミリオネア
ジャマール(デーヴ・パテル)は警察に捕まっていた。
その理由は、大人気クイズ番組「クイズ$ミリオネア」に彼は出演しており、
あと一問正解すれば番組史上最高額となる2000万ルピーを獲得するところまで
たどり着いていたからだった。
これまでどれだけ博学な者が挑戦してもたどり着けなかったところに
来た彼に対し不正の疑いがかけられていたのであった。
しかし、彼は不正をしていたのではなく、これまでの彼の壮絶な人生が答えへと
導いていたのだった。。

アカデミー賞8部門受賞した「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督作品です。
日本でも「クイズ$ミリオネア」がやっていたので分かりやすかった。
ストーリーには関係ないですが、今はボンベイではなくムンバイと言うんですね。
ストーリー的には素晴らしかった。インドってすげーところだとわかったし。。
内容全体の核となるジャマールの純愛がよかった。めっちゃお勧めです!
すげーシリアスな内容だったのに、いきなり最後に踊ってるのがインドっぽくて笑えた。 '09.11.3

2008年イギリス映画 監督/ダニー・ボイル
出演/デーヴ・パテル フリーダ・ピント マドゥル・ミッタル
青春漫画〜
僕らの恋愛シナリオ〜
小さい頃からずっと一緒に育ったジファン(クォン・サンウ)とダルレ(キム・ハヌル)。
ジファンはジャッキー・チェンに憧れるスタント志望の大学生。
ダルレは映画女優を目指す女子大生。お互いに彼氏、彼女が出来て、
微妙なすれ違いを感じながらもそれぞれ夢を叶えようとしていた。
ある日、ジファンが交通事故に遭い、アクションスターの夢が絶たれてしまう。。
絶望のジファンを救いたいと願うダルレは次第に友情ではないものを感じ始める。

「同い年の家庭教師」のサンウとハヌルが再び主演したラブストーリーです。
とりあえずサンウの髪型はイマイチでした。
そして「マルチュク青春通り」ではブルース・リーに憧れる役で
今回はジャッキー・チェンに憧れる役です。肉体派だからそんな役が多いのか?
てっきり軽いタッチのラブコメかと思ってたのに、
途中でジファンが事故ってからかなりストーリーが重くなったのは意外でした。
ヨンフンとジファンが競争しているシーンが結構好きでした。
ダルレは勝敗にぜんぜん興味がない様子でしたが。。
あと、キャラ的にはジファンのオヤジさんがよかったです。 '06.8.27

2006年韓国映画
監督/イ・ハン 出演/クォン・サンウ キム・ハヌル イ・サンウ チャン・ミイネ
世界の中心で、
愛をさけぶ
結婚を控えた朔太郎(大沢たかお)の婚約者、律子(柴崎コウ)が突然置き手紙を
残して失踪してしまい、彼女が四国に行ったことを知った朔太郎は後を追う。
四国は朔太郎の思い出の場所、高校時代に愛したアキ(長澤まさみ)と過ごした
場所であった。。

大ブームを巻き起こしたセカチューをようやく見ました。
噂では内容をいくらか知っていたのですが、ドラマも原作も見ていないので
先入観は少ない状態で見ることが出来ました。
まず第一に長澤まさみにやられました(笑)。あの舌足らずなしゃべり方で
ウォークマンのイヤホンから聞こえてきたらやられますよ。
次に大沢たかおはやっぱりかっこよかった。
体育館のシーンの軽やかなステップが良いです。
ストーリーですが、ふたりの純愛と別れが切なかったです。
携帯電話のない時代にカセットによる二人の対話が心に響きました。
まあ結末を噂で知っていたのでおもいっきり泣くことにはなりませんでしたが、
最後のテープを聞く朔太郎と一緒に泣いてました。
最近韓国ものばっかり見てたんですが、日本映画も良いです。
今度は原作読んでみようと思いました。
一つだけつっこませてもらいますと、ダンディ坂野を出す必要はなかったと
思います。 '05.4.14

2004年日本映画
監督/行定勲 出演/大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未来
セックス・イズ・ゼロ
兵役を終えて大学法学部に入学したウンシク(イム・チャンジョン)は
大道芸サークルに入部し、男子寮生活を送っていた。
ある日、彼はエアロビサークルのウンヒョ(ハ・ジウォン)に一目惚れする。
彼女に近づこうとするが、痴漢扱いされたりと全て空回り。。
そんなある日彼はウンヒョとコンパで一緒になるが、ウンヒョは
学校一の男前サンウクと付き合ってしまう。。

「恋する神父」のハ・ジウォン主演のラブコメディです。
結構えっちなシーンが多かったです。内容はかなりバカ映画ですが。。
韓国では430万人も動員した大ヒット映画だそうです。
全てうまくいかないウンシクはかなりかわいそうですが、
見ているとおもいっきり笑ってしまいました。
自慰しているところをウンヒョに見られたり、えっちなポスターに付いた
ケチャップをなめているところをまたしてもウンヒョに見られたりと
エロい笑いが多いですが。。
どうも韓国映画って汚い描写も露骨にしてしまうのが気になります。
この映画もゲロとか血がおもいっきり出てくるから引いてしまいました。。
リアリティといえばそうですが、そこまでやらなくても。
あと、「バリでの出来事」のジウォンとシニのコンビがこの映画でも見られました。
'05.10.30

2002年韓国映画
監督/ユン・ジェギュン 出演/ハ・ジウォン イム・チャンジョン シニ
絶対×絶命
刑事の息子の白血病を治すためには凶悪犯罪者の骨髄が必要になるが、手術直前に逃げてしまう。
刑事は、犯罪者を殺さずに捕まえなくてはならなくなるというサスペンスです。
はじめのスタッフロール(っていうのか?)の表現の仕方がおもしろかった。
マイケル・キートンの犯罪者役はかなりよかった。内容も良くできていたと思う。
無菌状態にしておかなくてはならない息子を結局引きずり回してたが、大丈夫なのかと思った。


1998年米作品
監督/バーベット・シュローダー 出演/マイケル・キートン アンディ・ガルシア ブライアン・コックス

絶対の愛
セヒ(パク・チヨン)は2年間付き合った恋人ジウ(ハ・ジョンウ)が自分に
飽きて心変わりを始めていると感じ、ある日突然彼の前から姿を消す。
セヒはジウが付き合い始めの新鮮な気持ちを取り戻してもらいたいと
整形外科で全く異なる顔に整形することを決断したのであった。
セヒを想いながらなぜ姿を消したのか分からないジウの前にカフェの
ウエイトレスとしてスェヒ(ソン・ヒョナ)という名の女性が現れる。
スェヒはセヒが整形した姿なのであった。。
次第にジウはスェヒを好きになり、新鮮な気持ちでスェヒを愛するようになるが、
スェヒは未だにセヒを想い続けていることに気づき愕然するのであった。。

世界的な評価を受けているキム・ギドク監督の13作目である。
僕は初めてギドク監督の作品を見ましたが、久々に衝撃を受けました。
衝撃といっても感動したわけではなく、後味はどっちかというと
悪い感じでしたが、何というか発想のすごさに驚きました。
より愛されるために整形をするという決断をする女性も引きますが、
そんなストーリーを思いつく監督の頭脳にびっくりしました。
この監督の作品は僕的に要チェックです。
ただ、誰かに勧めるかといわれると微妙な感じです。好みがわかれそう。
映画に出てきた彫刻公園は面白そうだから行ってみたいです。
あと、ファンタスティック・カップルでおバカ社長を演じていた
キム・ソンミンが整形外科医を演じていたのは何か笑えました。 '09.4.2

2006年韓国映画 監督/キム・ギドク
出演/ソン・ヒョナ ハ・ジョンウ パク・チヨン キム・ソンミン
セント・オブ・ウーマン
アル・パチーノが目の見えない退役軍人を演じてアカデミー主演男優賞をもらった映画
年齢差を越えた友情物語でとてもすばらしい映画である


1992年作品
監督/マーチン・ブレスト 出演/アル・パチーノ クリス・オドネル

SAW(ソウ)
目が覚めるとそこは老朽化したバスルームだった。
アダム(リー・ワネル)とゴードン(ケアリー・エルウェス)はそれぞれ
部屋の両隅に片足を鎖でつながれ、ふたりの間には拳銃で頭部を
打ち抜いた死体が転がっていた。
全く状況を理解できないふたりのポケットにはテープが入っており、
再生すると、生き残るためには相手を6時間以内に殺さなければならない
と告げる声が。。

目が覚めると突然理解できない場所にいた、というストーリーを見ていて
まず思い出したのは「CUBE」でした。
ただ、CUBEはどんどん部屋を移っていったのに対し、今作はバスルームから
移動はなく、基本的な舞台はここだけになっています。
それ以外は回想シーンや刑事とゴードンの家族のストーリーが同時並行的に
進んでいきます。
18日間で作成されたというのは驚きです。
大ヒットしたので「2」も作成され2005年10月末に上映されるみたいです。
主人公は全然知らない俳優だったんですが、「リーサル・ウェポン」シリーズの
ダニー・グローバーが出てました。最近見ないと思ったらこんなとこに出てたか。。
途中から犯人が分かって「なんでここでばらす?」とか思いながら
見てたんですが、それも最後の大ドンデンへの伏線だったとは驚きでした。
ただ、彼はずっと寝てたんでしょうか?ひそかに電流流してたんやろか?
まあつっこみどころもありますが、久々に興奮した映画でした。 '05.9.26

2004年米映画
監督/ジェームズ・ワン
出演/リー・ワネル ケアリー・エルウェス ダニー・グローバー モニカ・ポッター
卒業
結婚式の最中に花嫁をかっさらっていくという場面が有名な映画です。
しかし、この映画よく見てみるとかなりよごれています。
まずダスティン・ホフマンは親の友達である人妻と不倫状態にあります。
さらにその人妻の娘と恋人になり、不倫がばれて娘に逃げられると
ストーカーとなって彼女の大学にまで追いかけてきます。
この映画がさわやかに見えるのはそこまでしつこく追いかけられても
娘が彼の事を好きであるからでしょう。。
そして、親に無理やり結婚させられそうな彼女を彼が教会にさらいにくる。。
この映画で一番かわいそうなのは、妻に不倫されて娘をさらわれる父でしょう。
最後の場面では主人公に吹っ飛ばされてしまう。かわいそすぎる。。
サイモン&ガーファンクルの主題歌はとても良い!最高です!!

1967年米作品
監督/マイク・ニコルズ 出演/ダスティン・ホフマン キャサリン・ロス アン・バンクロフト
ソルト
CIA本部にロシアから謎の密告者オルロフが捕らえられる。
彼はアメリカ副大統領の葬儀に参列することになっているロシア大統領が
アメリカに潜伏しているスパイに暗殺されると告白する。
彼が話したスパイの名はソルト、事情聴取していたCIA女性職員の名前だった。
ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は彼女を拘束しようとするCIAの同僚から
逃げ出すのであった。。

実際にスパイだったけれどもその考えには同調できずCIAに追われながらも
スパイを倒していくという、孤立しながら戦う展開はベタですが面白かったです。
そこにあるものを使って武器を作り出すというソルトの戦い方は、
浦沢直樹さんの漫画「マスターキートン」を思い出させました。
途中までどっち(スパイor対スパイ)なのか分かりにくくしているので
夢中で見てしまいました。
最後の驚きの展開はなんとなく感じていたためにびっくりしませんでしたが。。 '10.12.5

2010年アメリカ映画 監督/フィリップ・ノイス
出演/アンジェリーナ・ジョリー リーヴ・シュレイバー
それでもボクは
やってない
フリーターの金子徹平(加瀬亮)は会社の面接に向かうため、朝の通勤ラッシュ
の電車の中で女子中学生に腕を掴まれ、痴漢だと言われ逮捕される。
頭ごなしに怒鳴る刑事は彼を犯人扱いし、罪を認めればすぐに出られると
せまるが、何もやっていない彼は否認を続ける。
彼が留置所にいることを知った友人の達雄(山本耕史)と母の豊子
(もたいまさこ)は弁護士の荒川正義(役所広司)と新人弁護士の
須藤(瀬戸朝香)に弁護を依頼する。
徹平は検察庁での取り調べを受けていたが、確かな証拠もないのに検察が
起訴するはずがないという弁護士の言葉を信じ、否認を続けていた。
しかし、検察は起訴し、法廷で争うことになるのであった。。

「Shall we ダンス?」以来10年ぶりに周防監督がつくった映画である。
今回も役所広司や竹中直人が出演してます。
主演の加瀬亮さんは全く知りませんでしたが、ハマリ役だったと思います。
僕も満員電車に乗る時は痴漢の勘違いにならないように
常に気を付けていますが、この映画を見て更にびびってしまいました。
今度から手を挙げて乗らないといけないなあ。。
捕まってしまったら警察にひどい仕打ちを受けて、全く信じてもらえず
不利な証拠は隠してしまうという恐ろしい内容のため、
この映画を見たら警察嫌いになる人が増えるんじゃないでしょうか。
ちなみに映画の中で保釈金が200万と言ってましたが、更に弁護士費用を
考えるとものすごいお金が必要になると言うことですよね。
フリーターじゃなくて会社員だったらクビになってるだろうし、
やっぱえん罪って恐ろしい。。 '08.3.22

2007年日本映画 監督/周防正行
出演/加瀬亮 瀬戸朝香 役所広司 もたいまさこ 山本耕史


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