王の男


16世紀初頭、旅芸人のチャンセン(カム・ウソン)とコンギル(イ・ジュンギ)は
国一番の芸人になるため漢陽の都にやってきた。
そこで彼らは王ヨンサングン(チョン・ジニョン)がノクス(カン・ソンヨン)に入れあげ
宮廷で遊び呆けているという噂を聞き、それを皮肉った劇を演じ人気を博す。
しかし、王を侮辱したとして彼らは重臣に捕らえられ、
王が芝居を見て笑わなければ死刑にすると言い渡されてしまう。
母親を幼い頃に毒殺された王は人前で笑うことをしない男であったが、
芸人たちの演技とコンギルの美しさに魅入られ、ついに笑いだし、
そして臣下の反対を押し切り、宮廷に彼らを住まわせるのであった。
コンギルの繊細な演技と美しさにハマっていく王に戸惑うコンギル、
そして王の心を奪ったコンギルへの復讐を企むノクス。
次第に狂気の世界にチャンセンとコンギルは巻き込まれていくのであった。。

韓国の歴代動員記録を当時樹立した大ヒット映画です。
コンギルを演じたイ・ジュンギもこの作品で大人気となりました。
この映画を見てまず思い出したのが「さらば、わが愛 覇王別姫」でした。
あっちはレスリー・チャンが京劇の女形を演じてました。
王の母親が毒殺されるシーンを演じた時はまさに京劇といった感じでしたから
覇王別姫を思い出しました。
両方の映画共に思ったことは「いくら美しい顔してても男を好きになることは
ないやろ」ということです。そう思う僕は正常だと思います(笑)
常にコンギルをかばうチャンセンも露骨に表現しませんけど
コンギルが好きなんでしょうね。
全体の感想としてはどこが面白かったと言われればよく分からないのですが
そこはかとなく面白かったです。
基本的に僕は歴史映画がかなり苦手なのですがこれは大丈夫でした。
'07.4.30

2006年韓国映画 監督/イ・ジュンイク
出演/カム・ウソン チョン・ジニョン カン・ソンヨン イ・ジュンギ


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