グエムル−漢江の怪物−


ヒボン(ピョン・ヒョボン)はソウルの中心を東西に流れる漢江の河川敷で
長男のカンドゥ(ソン・ガンホ)と売店を営んでいた。
ある日、漢江の橋の近くでうごめく何かを人々は見つける。
それは、突然土手に這い上がり人々を襲い始めたのだった。
逃げまどう人々に混じってカンドゥは娘のヒョンソ(コ・アソン)の手を取り
逃げていたが、ヒョンソとはぐれてしまう。
そしてカンドゥの目の前でヒョンソは謎の怪物(グエムル)の尻尾に捕らえられ
グエムルは彼女ごと河に消えてしまうのであった。。
被害者の合同葬儀が行われ、そこにヒボン、カンドゥ、
カンドゥの弟ナミル(パク・ヘイル)、カンドゥの妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)がいた。
悲しみに暮れる彼らに追い打ちをかけるように韓国政府はグエムルが感染者を
死に至らしめるウイルスを持っていると発表し、彼らを含めた接触者を隔離する。
そんな時、カンドゥの携帯電話が鳴り、そこから聞こえた声は助けを求める
ヒョンソだった。
ヒョンソが生きていることを知ったカンドゥ達は病院を脱走し
ヒョンソを探し始めるのであった。

韓国で観客動員最高記録を出したという怪獣映画です。
韓国映画でこれだけのCGを使ったものは見たことがなかったので、
意外に上手くできていることに驚いたのですが、どうやらCGはアメリカの会社が
作ったらしい。
ストーリーにはかなり無理があって、隔離といいながら
病院に連れて行かれただけだし、簡単に逃げ出せるってどうなんだ?
主役のカンドゥが最後までダメな役という珍しい設定は面白いが、弾数を
間違えるという微妙なジョークが寒すぎるし、それで父親を殺したらあかんやろ。
最後の火炎瓶投げ損なうというのも同様のネタだと思うが
これも話の流れから浮いてる。。
ただ、その後のペ・ドゥナ演じるナムジュはかっこよかった。
アメリカ軍による謎の化学兵器「エージェント・イエロー」もくす玉みたいで笑える。
しかもあれだけ吸ってもグエムル以外はほとんど苦しんでない。。
そして極めつけは最後にカンドゥ突進してくるグエムルを
鉄棒で突き刺すんですが、あの勢いで突っ込んできたらカンドゥの方が
吹っ飛ぶでしょう。。 '07.2.4

2006年韓国映画 監督/ポン・ジュノ
出演/ソン・ガンホ ピョン・ヒョボン パク・ヘイル ペ・ドゥナ コ・アソン


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