この1枚!

僕のおすすめの絵を紹介するコーナーです。

聖母子と天使 フィリッポ・リッピ
1455〜65頃 フィレンツェ ウフィツィ美術館

1406-1469 ルネサンス フィレンツェ派
フィレンツェ出身。孤児として早くから修道院に引きとら
れ、ロレンツォ・モナコやマサッチオの影響を受けた。
画僧でありながら奔放な人生を送ったと伝えられる。
その優美な線描や動的な表現は晩年の弟子ボッティチェリ
にも受け継がれた
ウフィッツィ美術館といえばボッティチェリの「ビーナスの誕生」や「春」が有名であるが
この「聖母子と天使」はそれ以上に僕を引き付けました。
さすがボッティチェリの師匠だけあって女性の優雅なタッチはすばらしいものがある。
すこし手を伸ばす幼児キリストの目線がよく分からないところはなんともいえないが
彼を支えるカメラ目線の天使はとても人間らしくほほえましい。
ルネサンスは人間というものの価値が重要視されてきた時代なので
(画家個人が芸術家と認識されだしたのもこの時代)絵画にでてくる神も人間くささ
みたいなものがよく現れてきているのがこの天使でよく分かると思う。
この作者であるフィリッポ・リッピも実に人間くさいです。
僧でありながら修道女(ルクレツィアと駆け落ちをして子供までつくっている
(後に画家になるフィリピーノ・リッピ)
そして、そのときの修道女をモデルにこの聖母は描かれている。
かなり無茶をしている。。にもかかわらずこの時代はおおらかだったようで許されている。
不思議な時代だったんだなあ。。 '00.6.24
笛を吹く少年 エドゥアール・マネ
1866年 パリ オルセー美術館

1832-1883 写実主義、印象派
パリ生まれ。その確信的な作品はとかくスキャンダル
を引き起こしたが、詩人ボードレールの注目や若い印
象派の画家たちの強い関心を集めた。彼自身は印象
派展には参加していない。パリの市民生活を新鮮な感
覚と洒脱なタッチで描き、フランス近代絵画の産みの親
ともいえる存在。
僕が絵画にはじめて触れた(といっても直接さわったのではないです)のは、
小学生の時で、「永谷園のお茶漬け」に必ず一枚、手のひらサイズの絵画がついていた
のを見ていた時です。それにはゴッホやルノワールといった印象派の画家が多くあった
と記憶しているのですが、そのなかでもこの絵は僕の心に残り続けました。
そのため、画家の名前はあまり知らなくともマネだけは鮮明に覚えていました。
今現在は多くの好きな画家がいますがそれまではずっとマネが好きでした。
なぜこの絵が好きなのかはいまだによく分からないのですが、背景になにものない空間
に力強く立つ姿が良かったのか、自分と同じ少年が題材だったからか、だと推測しています。
オルセー美術館で本物を見た時は、なぜか懐かしさを感じ、
涙が出そうだった事をおぼえています。 '00.2.20

Artのページへ

Homeへ

inserted by FC2 system