東北の建築

県名 作品 データ
青森 1932 木村産業研究所
Kimura Industrial Laboratory
前川國男建築設計事務所 青森県弘前市
Docomomo100
Maekawa Kunio Associates, Architects & Engineers/Aomori
弘前の伝統産業である「こぎん刺し」などを振興させるためにつくられた施設である。
前川氏がコルビジェの事務所から帰国した際に、親交のあった木村隆三氏から
依頼を受けて設計した彼の処女作である。2004年3月に登録有形文化財に指定されました。
ピロティやスチールサッシュの使用、吹抜けなどモダニズムの特徴が多く見られ
さらに外壁を白くしているところなんかも、コルビジェの影響が強く感じられます。
同年に竣工した谷口吉郎氏の処女作「東京工業大学水力実験室」が
既に取り壊されてしまったことを考えると、同じ処女作にして扱いがここまで
分かれてしまったのが残念でなりません。
水力実験室も文化財に指定してくれてたらまだ残ってたのかなあ。。 '04.6.18
1954 弘前中央高校講堂
Hirosaki Central High School
Auditorium
前川國男建築設計事務所 青森県弘前市
Maekawa Kunio Associates, Architects & Engineers/Aomori
弘前市内に数多く残る前川建築の一つで、処女作である「木村産業研究所」(1932)に
次いで弘前2番目の前川建築です。
木村産業研究所の木村隆三氏の兄がPTAの会長だったことから依頼を受けたそうです。
弘前中央高校は進学校だそうで、100年以上の歴史もあり、
この講堂は50周年を記念してつくられました。
四角い箱形に薄く水平に伸びる庇が外観を特徴付けています。
庇裏の赤色は他の前川建築にも見られますが、ここまで外壁の大きな面に
水色を使っているのは珍しんじゃないでしょうか。
ちなみに朝に見学に行ったら学生が通学していてもちろん敷地内には入られませんでした。。
門からよく見える位置に建っててよかった(笑) '08.6.21
1975 黒石ほるぷ子ども館
菊竹清訓建築設計事務所 青森県黒石市
こけしや温泉、歴史的街並みなどで有名な黒石市にある図書館である。
ほるぷ図書販売会社が黒石市に寄贈したためこの名称がついています。
建物の規模は約110uと日本の伝統的な民家のスケールを規範として設計されていますが
5000冊という蔵書があり、子供会などにも利用されているそうです。
軒先の腐食に対して垂木の先端だけを取り替えることが出来るというメタボリズム的な
システムも組み込まれています。
屋根の上の柱には彫刻家の伊藤隆道による「ほるぷレーダー」が取り付けられていて
開館しているときだけ動くようになっているそうです。
入口にある井戸端のような空間もすごく落ち着く雰囲気を醸し出していました。
それと、屋根の上にある「子ども図書館」と書かれたサインがかわいかったです。 '03.5.25
1976 弘前市立博物館 前川国男建築設計事務所 青森県弘前市
Maekawa Kunio Associates, Architects & Engineers/Aomori
弘前城址公園内につくられた博物館である。
前川さんが弘前に残した数多くの建築のうちのひとつである。
これまでなんとなく前川さんの作品を全く紹介していなかったのですが、
前川さんと繋がりの深かった弘前にある作品から紹介をはじめようと思います。
前川氏設計のミュージアム建築によく見られる赤レンガタイルの建物で
公園の緑のなかに溶け込むようにたっています。
弘前に多くの建物を設計しているので、弘前出身なのかと思っていたのですが、
実際は新潟出身なんだそうです。 '03.12.21
1986 弘前市社会福祉センター
菊竹清訓建築設計事務所 青森県弘前市
市の北部につくられたコミュニティセンターである。
2層吹き抜けのアトリウムがとても特徴的で、美しい内部空間を作り出しています。
外観の形態は岩木山をモデルにした滑らかな稜線を思わせるものになっていて
良いデザインだと思いました。80年代の菊竹作品ではこの作品が気に入ってます。
入口が表裏のどちらにもあるのですが、裏側はすごくシンプルでした。。 '02.10.9
1995 中三弘前店
毛綱毅曠建築事務所 青森県弘前市
弘前の中心部にある老舗デパートの増改築である。
屋上につくられた円盤状のデザインなど、毛綱氏らしさがよく見られますが
よく老舗のデパートが毛綱氏に頼んだなあ、と感心してしまいます。
細かく見ていくと既存の部分が見えてきますが、全体としてはまとまってるんじゃないでしょうか。
ただ、ミスドのデザインがファサードに混ざっているのはちょっとがっかりです。 '02.10.21
1996 三戸町役場
三戸町保健センター

アーキテクトファイブ 青森県三戸町
三戸町の旧役場庁舎の建替えである。
商店街や公園などに囲まれた複雑な敷地に建てられており、
三方からアクセスが可能になっていて、南面には広場を設けています。
町民への開放を考えて、北側のプロムナードからエントランスを通って
常に南側広場に抜けられる「通り」をつくり出していました。
ガラスを多用したファサードも開放的で好感が持てましたが、
個人的にタイルの色がどうも好きになれませんでした。好みの問題ですけどね。
郊外に広々と新庁舎を建てずにあえて複雑な旧庁舎の敷地を選んで建替えしたことが
素晴らしいと思います。郊外に移転すると町民が訪れにくくなりますから。 '05.9.11
1998 青森中央学院大学本部棟
毛綱毅曠建築事務所 青森県青森市
平成10年に開校した青森中央学院大学の施設である。
大学の本部棟であり、大学に入るとすぐ中央にそびえるように建ってます。
毛綱氏らしいデザインで、一目でこれだとわかります。
あいかわらず意味はよくわかりませんが。。
内部は白を基調にした意外に落ち着いたデザインでした。
そして裏側に回って見ると普通の建物に変わってしまいます。。
同じ大学内に学術交流会館というのがあり、これも派手で、遠くから見たときは
ラブホテルかと思いました。まさかあれも毛綱さんじゃないですよね。。 '02.11.28
1999 青森県立保健大学 黒川紀章建築都市設計事務所 青森県青森市
高齢化社会による介護や福祉の重要性を考え、保健士や介護士を養成するための学校として
青森市につくられた大学である。
黒川氏設計による学校は、それぞれ独立した建物を並べ、
これまで別の建物で使われた手法(デザイン)の集大成といった感じがします。
この大学も、講堂や教室棟は「ソフトピアジャパン」、体育館は「石橋中学校」、
交流センターは「福井市美術館」といったところでしょうか。
僕の大学はすごくボロボロな校舎だったのでこんなに綺麗な大学はうらやましいです。
'03.2.14
津軽伝承工芸館
黒川紀章建築都市設計事務所 青森県黒石市
こけしで有名な黒石市につくられた伝承工芸館である。
アプローチの階段を上るとまっすぐに伸びる通りがあり、それを挟むようにアートギャラリーが続き、
奥にA〜D棟の4つの建物が配置されています。
それぞれの建物はレストランや多目的ホール、展示室といった機能以外に、
津軽の伝統工芸の製作工房が7ヶ所設けられており、職人と入館者とのふれあいの場
にもなる施設となっています。
黒石市の歴史的街並みなどを意識した建物となっているため、黒川さん設計であることが
分かりにくいですが、よく見ると黒川さんらしい現代建築要素がそこここにありました。
僕が訪れた時が夕方だったからなのか僕以外誰もいなかったのが悲しすぎました。。
'07.10.28
2001 国際芸術センター青森
安藤忠雄建築研究所 青森県青森市
青森につくられたアーティストの創作環境や芸術鑑賞の場としてつくられた施設である。
周囲の環境を生かし、地形の起伏をそのまま残して建物を自然に埋没させる
「見えない建築」をコンセプトに設計されています。
円形の屋外ステージを含んだ展示棟と、谷に橋をかけるようにつくられた直線の
宿泊棟と創作棟から成り、自然の遊歩道を歩きながらそれぞれの建物にアプローチ
するようになっています。
駐車場から展示棟に向う歩道ある木のトンネルが美しくてよかったです。 '03.4.22
山形 1967 寒河江市庁舎
黒川紀章建築都市設計事務所 山形県寒河江市
Docomomo100
黒川氏の最初期の建築である。
スロープを上った二階からアプローチし、内部に入ると四層吹抜けの空間になっており
大変開放的である。天井から吊下がっているオブジェが特徴的でした。
外観は今にも首が折れそうな頭でっかちの建物に見えますが、
4本のコアシャフトと梁によって吊り下げられており安全です(笑)
僕が見学に行ったときは前の広場でお祭りが行われており、人で賑わっていました。
'02.10.22
(追記)ホールの天井から吊り下がっているオブジェは岡本太郎の「生誕」という作品
だということを知りました。何で気付かなかったんだろ。。 '06.7.8
1991 酒田市国体記念体育館
谷口吉生/谷口建築設計研究所 山形県酒田市
酒田市につくられた体育館である。
すぐ近くに同じく谷口氏が設計した「土門拳記念館」があります。
大小二つの体育館を真中にエントランスを設けて並べています。
二つの体育館の屋根から張り出すウイングが並ぶ姿は軽快です。
手前の体育館側には円弧状に目隠しをした内側に野外ホールのようなものをつくり
奥の体育館側には弓道場を配置しています。
なかなか工夫が凝らしてありますが、やはり「土門拳記念館」を見てしまうと
印象は薄れてしまいました。
僕が見に行った日は女子の弓道大会が開かれていて、建物を写していても
変な目でみられて恥ずかしかったです。。 '02.11.1
1993 JR赤湯駅
鈴木エドワード建築設計事務所 山形県南陽市
1992年の山形新幹線開通を目指してつくられたJRの駅舎である。
赤湯はハングライダーのメッカであることから、駅舎のデザインもハングライダーのウイングが
モチーフとなっていて、三日月型の二枚の大屋根が重なっています。
内部には実物のハングライダーを天井から吊してありました。
ガラスを多用することによって開放的な空間を作り出していて、
夜には内部の光が暗いまちなみに浮かび上がるようになっています。
大屋根から滑り落ちた雪の処理の配慮がなされていなかったために、
トイレ前の除雪が大変だという話を聞いたことがあります。。 '04.2.26
1997 酒田市美術館
池原義郎・建築設計事務所 山形県酒田市
酒田市街全体を見渡せる小高い丘の上につくられた美術館である。
広大な敷地の中に低層の建物が、コの字型に配置されています。
同じ池原氏設計の「浅蔵五十吉美術館」でもみられた
美しいアプローチがここでも使われており、広い庭を見渡しながら
建物へと向うよう設計されています。
建物内部からも庭がよく見えるようになっていました。
駐車場につくられていた屋外トイレのデザインが変わっていて面白かったです。 '03.2.19
2001 最上川ふるさと総合公園
センターハウス
内藤廣建築設計事務所 山形県寒河江市
最上川沿いに整備された総合公園内につくられたセンターハウスである。
元々は2002年夏に開催された「緑化フェア」のパビリオンとして計画されました。
三日月のような平面で、全面ガラス張り、屋根は逆円錐形をしています。
内部は2層構造になっていて、建物が丘に一部埋まった形になっているため
丘の上から入ると2階、下から入ると1階という設計になっています。
当然構造計算されているとは思いますが、
屋根がガラスで出来ていると冬の大雪に耐えられるのか心配になってしまいました。
僕が訪れた時は緑化フェアも終わっていて、何の利用もされていませんでした。。 '03.3.31
銀山温泉共同浴場
「しろがね湯」

隈研吾建築都市設計事務所 山形県尾花沢市
山形県の山奥にある由緒ある温泉街につくられた共同浴場である。
温泉街自体が中央に川の流れる谷地で狭いため、小さい建物が街のはずれに
ぽつんと建っています。
木と乳白色アクリルでつくられた無双格子が様々な表情をつくり出すように設計されています。
前面道路が狭く、格子の幅も狭いため、近づいていくまでは閉じられた建物のように見えますが
建物すぐそばまで来て横を見ると格子の隙間から内部の様子が
ぼんやりと浮かび上がっているのがなかなか良かったです。
内部は1階と2階にそれぞれ浴場があり、日により男女交代になっています。
ただ、2階の浴槽がエントランス上部の三角部分なんですが外壁からお湯が漏れてました。。
外観的にも温泉にやられてしまったのかボロボロで崩壊寸前という印象でした。
あと、もう一つの共同浴場である大湯が200円と安いにもかかわらず、
こっちは500円というのはちょっと高すぎないですか? '05.5.7
2002 朝日新聞山形ビル
妹島和世建築設計事務所 山形県山形市
朝日新聞の山形支社である。
写真を見てもらってもわかると思いますが、すごくのっぺりした建物です。
実際の写真なのにCGみたいです。現実感のない建物です。。
窓が明らかに開かないため外観は斬新ですが、中で仕事をする職員は
閉じ込められてるような気にならないのか心配です。
今回は光るファサードはやめたんですねえ。。 '02.9.29
岩手 1965 岩手教育会館
菊竹清訓建築設計事務所 岩手県盛岡市
盛岡市の岩手公園の目の前にある教育会館である。
この建物が建てられた当時、岩手山を見る眺望を阻害されるとして景観問題になったらしい。
しかし、今見るとそれほどの高さはないが当時は周りになにもなかったのだろう。。
建物は上部のほうがボリュームの大きな建物で平らに見えるが、裏側にはホールが
設置されている。
エントランス入ったところのホールの天上の滑らかな曲線がすばらしかった。 '01.1.23
盛岡グランドホテル
菊竹清訓建築設計事務所 岩手県盛岡市
北上川を一望する愛宕山展望公園中腹につくられたホテルである。
ホテルは全ての部屋が南を向くように設計されていて、
そのため建物形態は130mの横長になっています。
自然をできる限りそのまま利用することが心がけられているため、
自然のスロープを生かした設計になっているそうです。
ただ、見ていてもそんな印象は受けませんでしたが。。
構造は鉄骨コンクリート・ボイドスラブ・システムという工法を取り入れているため、
梁間隔を大きくできるとともに、広い開口部を可能にしています。
近くで見るとモダニズムな設計があまり分からなかったのですが、
最近竣工時の写真を見る機会があって、横長の箱を柱が支える姿はまさにモダニズムでした。
気になるのは、外壁は元からタイル張りだったのでしょうか? '04.4.18
花泉町農協会館
大高正人 大高建築設計事務所 岩手県花泉町
農協建築研究会の中心であった大高氏は数多くの農協建築を手がけています。
この建物は7つの農協が合併した全国初の農協として計画されたものである。
1階がホール・喫茶室、2階が事務室、そして3階が会議室になっています。
全体はRC打放しであるが、方形の屋根は鉄骨であり、この屋根がインパクトになっています。
写真の本館以外にも倉庫や付属屋、農協マーケットが同時に設計されました。
本館は当初の形をとどめていましたが、隣接のマーケットはかなり改装(改築?)されて
いるようでした。 '03.2.6
1967 岩手県立図書館
菊竹清訓建築設計事務所 岩手県盛岡市
公園内につくられた東北の山並みをイメージしたような低層の図書館である。
屋根の形を利用した内部空間はハイサイドライトを使った光溢れる閲覧室をつくり出しています。
ほぼ同時期につくられた「島根県立図書館」とともに菊竹氏の名図書館だと思います。
この建物の二年前に同じ盛岡で設計した「岩手教育会館」が景観論争を巻き起こしたため
この建物は低層の自然に溶け込む設計になったのでしょう。 '02.12.14
1983 ときわ保育園 アトリエ・モビル 岩手県水沢市
3〜5歳児を対象とした保育園である。
Z型になった複雑な変形敷地に建てられており、建物の横につくられた細い通路を
通っていかなければエントランスに辿り着きません。
建物も、南側の食堂部分から折れて職員室になり、さらにもう一度折れて園児の部屋になっています。
北側部分だけを2階建てにして、南側は屋上庭園とし、2階テラスからつなげています。
この屋上庭園は起伏をつけることによって園児が楽しめるよう工夫されています。
道路側から見えるファサード上部が湾曲した変な外観なのは屋上の起伏からくるものだと
わかって納得しました。 '05.1.8
1985 ホテル安比グランド
谷口吉生/谷口建築設計研究所 岩手県安代町
リゾート地で有名な安比高原につくられたホテルである。
本館とタワー館の二棟から成り、地下でつながっています。
タワー館は安比高原のランドマークとなっているようです。
黄色の外壁に横連窓のサッシュが入ることによって縞模様の外観を作り出しています。
僕が見学に行ったときはすごい霧で、周りの景色を見るどころか建物の高層部が
よく見えない状態だったので写真もうまく写りませんでした。。
ただ建物全体ののっぺりした平坦な感じは好きになれませんでした。
どうも安っぽく見えてしかたないです。。 '03.7.31
1992 宮沢賢治イーハトーブ館
古市徹雄・都市建築研究所 岩手県花巻市
花巻市で生まれ、数多くの名作を残した宮沢賢治の業績を展示する場所としてつくられた
施設であり、多目的ホール・図書館・展示室などから構成されています。
アプローチがとても美しく、階段状に流れていく水を眺めながら建物へと近づいて行きます。
そしてアプローチの軸線に沿って建物を壁が貫通しています。
相変わらずの複雑なデザインですが、なんとなく落ち着いた雰囲気に溶け込んでいて
好感が持てました。 '02.12.31
1999 あいおい損保盛岡ビル
丹下健三+都市・建築設計研究所 岩手県盛岡市
大東京火災海上保険と千代田火災海上保険が平成13年に合併した会社の盛岡支社である。
前から気になっていたので「あいおい」とはどういう意味か調べてみると
「相生」と書いて共に生きる、一緒に生まれ育つこと、あるいは「愛生」と書いて、
愛が生まれるとの意味だそうです。ちなみにあいおい損保のイメージキャラは藤井フミヤだそうです。
建物は間口が狭く奥行きが広い敷地いっぱいに建てられており、ファサードは同設計者による
「山口県立萩美術館」とそっくりです。ただ、萩美術館と比べて高さがあるためスマートに見えます。
そしてアプローチ部分につくられた2階上部から張り出した屋根がインパクトになっていました。
早朝に見学していたので、通勤するあいおい損保の社員さんにじろじろ見られて恥ずかしかったです。
'03.6.19
アンバーホール
久慈市文化会館

黒川紀章建築都市設計事務所 岩手県久慈市
岩手県の太平洋に面する久慈市につくられたホールである。
久慈駅から東へと海に向かって進んだ道路の突き当たりに位置しており、
二つの川が合流する三角の敷地に建っています。
外観を一目見て黒川建築だと分かる高さ43mのガラスコーンが立っていて、
その後ろに海のうねりをイメージした波打つ本体施設があります。
ガラスコーンはエントランスホール、喫茶室などがあり、最上部は展望台となっています。
本体は大小二つのホールと展示室、会議室などから構成されています。
黒川建築に多く使われるデザインや素材の組み合わせなので新鮮さはありませんでしたが、
最近は段々親しみを覚えるようになってきました(笑)
安藤建築にはRC打放し、黒川建築にはガラスコーンっていう感じですかね。
ちなみに名称の「アンバー」とは英語で「琥珀」を意味していて、久慈市が日本最大の
琥珀の産地として有名であることから付いた名称だそうです。
笑ったのが、ここのガラスコーンは中学の数学の教科書で円錐形の面積を求める数式を
説明する部分で写真が掲載されているそうです。 '05.5.12
2002 御所野縄文博物館
仙田満+環境デザイン研究所 岩手県一戸町
遺跡公園の核となる展示施設と、駐車場から公園へとアプローチする吊橋である。
農工業団地を計画していた土地で試掘を行ったところ遺跡が発掘され、
団地計画から遺跡公園整備と方向転換を行った場所だそうです。
建物は吊橋を渡ったすぐの場所にあり、2階建てで屋根をシバ張りとすることにより
公園に溶け込むように設計されています。
内部に入ると吹き抜けのホールがあるんですが、細かいスパンで結構太いRCの柱と梁が
並んでいるのが目立ってしまって、ゴテゴテしたやや繊細さに欠ける空間にちょっとがっかりしました。
僕にはメインの建物よりも緩やかな孤を描いたダイナミックな「きききの吊橋」の方が
かっこよくて気に入りました。 '05.7.10


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