関門海峡ミュージアム 海峡ドラマシップ
仙田満+環境デザイン研究所 福岡県北九州市
 

 

北九州市の門司港地区、いわゆる「レトロ地区」と呼ばれている観光地につくられた
関門海峡の歴史や現在を展示した博物館である。
建物は閉鎖された箱とガラスによる開放的な楕円形をつないでいて、ふたつの対比が
面白いです。ただ、箱の方はインパクトがあまりないので外観は記憶に残らなさそうです。
楕円と箱の間に設けられたエントランスから吹き抜け空間であるロビーに入ると、
まず目につくのが「海峡こども広場」と名付けられた高さ10mのネットによる遊具があり、
子供の遊具などの専門家らしい設計が見られました。
箱形の建物内部は「海峡レトロ通り」という大正時代の門司港を再現しており、
今は無き建物の復元などがされていて面白いです。ちょっとラーメン博物館っぽいですけど(笑)
ガラスの楕円形の建物は、博物館がメインで、最上階に展望レストランと水盤を設けた
展望室があります。ただ、屋上展望室があることがわかりにくいのか人は全然いませんでした。
気になったのは、EVの箱内に窓がついているんですが、「海峡レトロ通り」の入った建物の
壁が見えているだけなのが非常に残念でした。
せめてその壁に絵でも描いたら良いのに、荒々しい露出した壁が見えているのは興醒めです。
あと、レトロ地区の中心部からちょっと遠いのもネックだなあ。。
'05.6.25


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