関東の建築


県名 作品 データ
栃木 1929 旧イタリア大使館夏季別荘
アントニン・レーモンド 栃木県日光市
日光の中禅寺湖畔にたてられたイタリア大使館の別荘である。
イタリア側から売却の話が持ち出され、住民から県が買い取るべきだとの意見を受けて
栃木県が売却し、改修を行って、現在は一般に公開されています。
名建築を県が買い取り保存するという姿勢に公のあり方を見たような気がします。
竣工から70年ほど経っていたためかなり傷んでいたらしい
(かなり建物自体が湖のほうに傾いていた)のですが、今は見違えるようなすばらしさです。
外装及び内装に使われていた杉皮張りも張り替えられてとても美しいです。
ただ予算の関係で二階の内装は杉皮にはできなかったそうです。
環境を守るために車で近づくことはできないですが、中禅寺湖を眺めながら散策して
ここまで歩いていくのはとても快適なのでお薦めです。 '02.10.23
1969 栃木県議会棟庁舎
大高正人 大高建築設計事務所 栃木県宇都宮市
メタボリズム・グループのひとりである大高さんの代表作のひとつである。
建物は、1階部分がピロティになっていて、2〜3階部分は吹き抜けの玄関ホールを囲むように
中央の議場と事務室が独立して配置されています。
構造がそのまま表れた外観となっていて、十字型柱と大梁による現場打ちの構造体と
プレキャストによる大梁の上下に取り付くサブの構造体から構成されています。
十字柱により持ち上げられた建物が力強くて魅力のあるかっこいい建物です。
聞いた話によると雨漏りがひどくて使い勝手という点では大変だということらしいです。
ところで、栃木県は現在、庁舎等の建て替えを行っており、保存運動により佐藤功一設計の県庁舎の一部が
移築保存されることとなりましたが、この議会棟は解体されることになっています。
(もしかしたら既に解体済みかもしれません。。ご存じの方情報お願いします。) '04.10.31
1972 栃木県立美術館
川崎清+環境・建築研究所 栃木県宇都宮市
宇都宮市につくられた日本における公立の近現代美術館の先駆けとなった施設です。
1972年に竣工後、1981年に常設展示場が増築されています。
ガラスのカーテンウォールによる高層の事務棟と低層の展示棟から構成されていて
建物周りには屋外展示空間も設けられていて、ゆったりとした快適な場所です。
建物は敷地内にあった大きなすずかけの木を効果的に演出するよう計画されており、
高層棟はガラスにすずかけが映ることを意識して設計されているそうです。
川崎さんの代表作ともいえる美術館建築といえば、ここと「国立国際美術館」だったのですが、
国際美術館は取り壊されてしまっており、もうここしか見ることは出来ないので貴重な建物です。
ちなみに映画「デスノート」でロケ地に使われてました。外観と外部空間だけですけど。。
'06.10.27
1979 栃木県自治研修所
菊竹清訓建築設計事務所 栃木県宇都宮市
栃木県の県庁近くにある研修所である。
斜面地をそのまま利用して建てられた施設であり、基本は四角い箱型の建物ですが、
エントランス部分の傾斜した屋根がちょっとインパクトをつけています。
このエントランスの内部は吹き抜けの空間になっていて、同年竣工の「田部美術館」の
ホールにも通じるものを感じました。
色彩も基本は白で統一されていますが、サッシュが緑色でアクセントになっていました。
大きな樋(とい)のような屋上にあるデザインがちょっとした工夫を感じました。
すごくアクセスしにくい奥まったところにあるのですが、
大切に使われているという印象を受ける建物でした。 '02.7.4
1984 TOKYO AUTO
Team ZOO アトリエ・モビル 栃木県上三川町
栃木県の干瓢畑を横切るバイパス道に面してつくられた中古車展示場である。
道路に面して東西に長い形をしていて、波打つような銀の屋根形状は特徴的です。
この屋根は道路側に張り出していて、建物前面に長いコロネードをつくりだしています。
また、大屋根を支える柱は柱頭部で枝束になっていて樹木のような形態を見せていました。
詳細のデザインも面白く、コロネード柱頭がワシになっていたり
遊び心が多く盛り込まれていました。 '05.9.28
1986 二期倶楽部
渡辺明設計事務所 栃木県那須町
那須高原につくられた客室数の少ない高級ホテルである。
緩やかな勾配を持つ瓦葺の大屋根と大谷石で覆われた外壁が特徴的です。
そして水面を多用することによって落ち着きのある空間を作り出しています。
その他にも広い敷地内を散策して、自然を楽しむこともできるようになっています。
元々は宿泊棟とラウンジのみだったようですが、その後レストラン棟などの
増築が行われています。
トップライトのあるコリドーを通ると荘厳な雰囲気を味わうことができました。 '02.9.10
1995 石橋町立石橋中学校
黒川紀章建築都市設計事務所 栃木県石橋町
グリムの町として有名な石橋町につくられた中学校校舎である。
広々とした敷地にゆったりとそれぞれの校舎が配置されています。
最も特徴的なのが教室棟2棟を並列に並べ、その間に木造のトラス屋根をかけているデザインです。
屋根と空中通路のかかった中庭が美しかったです。
三角や四角といった形に開口部を切り抜く手法はこれまでの作品でもみられたのですが、
月型に切り抜いてあったのは初めてでした。なかなかかわいいです。 '02.5.20
システムソリューションセンターとちぎ
アーキテクトファイブ 栃木県高根沢町
次世代のテクノパークとして整備された「情報の森とちぎ」の核となる建物であり、
パソコンとその関連機器とのネットワークなどのテスティング事業を行う施設である。
地形を損なうことのないよう、高さを抑えた水平に長い建物である。
駐車場や機械室を半地下のピロティに収めることによって、建物に浮遊感を与えることに成功しています。
1階が無柱空間のオフィスになっていて、2階は波打つ屋根を持つレストランになっています。
屋根につくられた木のデッキへは、2階からだけでなくブリッジからもアプローチできるようになっていて、
このブリッジはデザイン的にも良いアクセントになっていました。
僕が見に行ったときは周りにはまだ何も建っていなくて、自然の中にぽつんとこの建物がありました。
今はどうかわからないですが、当時はここで働く人はちょっと寂しいだろうなあ、なんて思いながら
見学していました。 '04.3.2
2000 作新学院大学
隈研吾建築都市設計事務所 栃木県宇都宮市
宇都宮市郊外にある大学である。
元々あった大学に新たな学部をつくったためキャンパスを増やすことになり、
その設計を隈氏がおこなっています。
明らかに新校舎と旧校舎の違いが分かりすぎて旧校舎がかわいそうな感じです。
芝生や水の使い方がすごく良くて気持ちよかったです。
学生会館以外の校舎は、プランは普通の校舎だと思うのですが、
ガラスのデザインなどの工夫によってうまく見せることに成功していました。 '02.5.31
那須歴史探訪館
隈研吾建築都市設計事務所 栃木県那須町
那須町の歴史を道をテーマに探訪することが出来る施設である。
すぐ近くには同じ設計者による「石の博物館」もあり、徒歩で行くことが出来ます。
周りの竹林などとの一体感を考え、ほぼ全面ガラス張りになっていて
藁(わら)からつくった半透明のスクリーンを窓の内側と天井に張り付けています。
エントランスにつくられた門は江戸時代の旗本・芦野氏の裏門の複製だそうです。
最近の隈さんの作品にみられる「わら」や「石」、「和紙」などの素材を活かした設計は
とてもすばらしくて魅力的です。 '03.8.26
馬頭町広重美術館
隈研吾建築都市設計事務所 栃木県馬頭町
第14回(2001年)村野藤吾賞
安藤広重の肉筆画50点を含む作品を展示するための美術館である。
切妻屋根で細長い平屋の建物になっています。
驚きなのは屋根、壁といった外装が全て杉のルーバーから出来ており、
ルーバーは不燃及び防腐処理がなされています。
内部の烏山和紙や床に敷かれた芦屋石といった地元の素材も利用しています。
そして庭に植えられた竹がすごく建物にマッチいました。
全体的に「和」がうまく建物及び周辺空間に貫かれていてすばらしい場所でした。
僕の撮った写真ではすばらしさが全然伝わらないのが残念です。。
'03.1.30
2001 栃木県なかがわ水遊園
おもしろ魚館

古市徹雄都市建築研究所・佐藤総合計画 
栃木県湯津上村
栃木県ののどかな田園地帯につくられた水族館及び生涯学習施設である。
付近を流れる川から水を引き込み大きな池をつくって、その上に建物を配置しています。
十二面体のドームなど、建物全体にガラスが多用されており、
親水性を意識した設計になっていました。
最近いくつかの古市さんの建築を見ましたが、この建物はいつもと比べて
まとまったデザインに仕上がっていると思いました。
訪れたときは整理券も発行されるほどの大盛況でしたが、現在はどうなのでしょうか。
'02.10.2
GAMO OYAMA
鈴木エドワード建築設計事務所 栃木県小山市
小山市につくられた理美容関係のショップ及びオフィスである。
この会社の東京や宮城の建物も鈴木氏が設計しています。
1階が講習会や撮影などが可能なスタジオやオフィス、2階がショップになっています。
紺色のガルバリウムの外壁で覆われたシンプルな箱形の建物で、
建物周囲には緩衝帯としてポリカーボネイト折板と竹を巡らせています。
内部は中央に中庭を配し、中庭を囲むようにコの字に部屋を設けて開放的な空間としています。
エントランスの手すりが竹になっていたりと和を採り入れた設計になっていました。 '05.9.20
2002 フォレスト益子
内藤廣建築設計事務所 栃木県益子町
益子焼で有名な陶器の町にある自然公園「益子の森」の中につくられた施設である。
レストラン、情報センター、研修室、10室の宿泊施設から構成されています。
二つの平屋の建物が半月状に平行に並んだプランになっていて、
建物間は益子焼の陶板を敷き詰めた通路になっています。
ガラス屋根のアーケードが光を受けて、木の建物に落とす影がすごく美しく、
気持ちのよい空間になっていました。
レストランは有名なフランス料理だそうで、次回訪れた時は食べてみたいものです。
宿泊料金も安いのでお勧めです。 '03.12.9
2004 葛生傳承館
芦原太郎建築事務所 栃木県佐野市
佐野市(旧葛生町)につくられた伝統芸能を展示し伝承していくための施設です。
葛生の牧地区には江戸時代から伝わる「牧歌舞伎」という芸能があったのですが、
後継者不足などにより1971年から上演されていなかったそうです。
しかし、その後文化伝承の意欲が高まって、近年再び上演されるようになってきており、
この施設でそれら地域の文化を資料等により展示しています。
建物は平屋で切妻屋根のシンプルなもので、壁は漆喰で仕上げています。
建物西側の軒下にはベンチを設け、外部の憩いの空間もつくり出していました。
内部は一つの大きな空間にボックス状にスペースを設け、展示空間としています。
ここに来るまで牧歌舞伎というものは存在すら知らなかったので勉強になりました。
僕以外に来館者は全くいませんでしたが。。 '06.11.12
2006 ちょっ蔵広場
隈研吾建築都市設計事務所 栃木県高根沢町
宇都宮から程近い町、高根沢の駅前につくられた施設(広場?)である。
広場を挟んでちょっ蔵ホールと名付けられた建物と、多目的展示場の
二つの建物を設計しており、ホールは元々あった古い米蔵を曳屋し改修しています。
どちらも外観が特徴的で、くの字型の大谷石を積み上げた壁(近づくと鉄板の上に
石を乗せているので鉄骨造だとわかりますが)になっていて
建物内部の天井も壁に呼応するようなデザインとしています。
この壁によってできる菱形のすきまから差しこむ光が内部につくり出す景色は
幻想的で美しいものでした。
ちなみに新たな駅舎が出来た際にはこの広場側に駅出入口が出来るようですが、
まだ旧駅舎なので駅からアプローチできず、広場周りは再開発の途中といった感じで
殺伐とした風景の中、寂しげにこの建物は立っていました。。 '06.9.30
山梨 1966 山梨文化会館
丹下健三+都市・建築設計研究所 山梨県甲府市
Docomomo100
山梨県甲府市の駅前にある巨大なビルである。新聞社、放送局、印刷会社からなる。
4本づつ4列に並んだ円柱は垂直通行及び設備シャフトとして使われている。
各ブロックに設けられたスペースは増築用ということで、上下左右に拡張が可能となっているらしい。
4階には屋上庭園が設けられている。
すごい威圧感を感じる建物であった。それでいてヒーロー特撮の要塞のようでもあって楽しい。
あまりの大きさに全体像が把握しにくかった。
拡張性を持たせてつくってから実際に増築はしたのだろうか? '00.7.27
(追記)umaさんの情報により増築されていることがわかりました。
確かに元々は凹凸があった建物が増築された結果、箱型になっており、
竣工当初のスマートさが多少なくなってしまっています。。 '04.1.13
1980 清里高原ホテル
香山壽夫 香山アトリエ/環境造形研究所 山梨県北巨摩郡
清里につくられた小さなホテルである。
ホテルというよりはロッジとかペンションとか呼んだ方が似合うような杉板下見張りの外壁と
切り妻屋根の外観は、周りを白樺林に囲まれて穏やかに建っていました。
1階の西側と2階を客室としており、1階の東側にはラウンジ、食堂、事務空間を設けています。
ラウンジからは外部に設けたテラスに出ることも可能になっていて、清里の自然を楽しむことが
出来るようになっていました。
建物中央を南北に走る廊下は、1階と2階をずらして1階を吹き抜けとし、2階に設けられた窓から
差しこむ光が1階まで届くように設計されています。
ところで、最近は営業されているのでしょうか? 
ネットで調べても情報がないので今度清里に行ったら見に行ってみようと思います。
まさか除却されてないでしょうねえ。。 '05.5.28
1983 清春白樺美術館 谷口吉生 山梨県長坂町
雑誌「白樺」が長年つくりたいと望んできた美術館であり、清春芸術村の中にある。
ルオーの作品をたくさん収蔵しておりこの建物の横にはルオー礼拝堂がある。
谷口吉生らしい高低差をつけた展示スペースはこの頃にも既に見られる。
ただ外観からも目立っているすりガラスの空間は意図がよくわからない。
外観的にも、中から見てもどうもよくないです。
それと気になるのは、内部の階段の手すりが彼の作品らしくなくてちゃっちい。 '00.9.26
1987 清里バスターミナル
堀池秀人都市・建築研究所 山梨県高根町
清里駅前につくられた待合室、売店、レストランを持つバスターミナルである。
堀池氏はこの建物以外にも清里でいくつか設計をしています。
東西に長い建物で、南面のファサードは鉄骨フレームによる単調なデザインの繰り返し
(設計者は意図的にこうしたみたいです)で、建物長さ以上にフレームが伸びています。
これは歩行者の通路であるとともに裏側にあるターミナルの目隠しを意図したもののようです。
僕が見学に行った日は雨の降る霧の日で、町自体にも活気がなく、
この鉄骨がどうも寂れた感じを増大させているような気がしてならなかったです。。
'05.1.8
1992 リゾナーレ小淵沢
マリオ・ベリーニ 山梨県小淵沢町
イタリアの建築家マリオ・ベリーニによって設計されたリゾートホテルである。
自然に囲まれた場所に突如RCによる城門のようなものが出現し、
門をくぐると中世イタリアの山岳都市をイメージしたという街並が現れます。
この街並を歩いていると本当にここは山梨?と思ってしまうほどの異国感があふれています。
特に僕が訪れた時は人がすごく少なくて、より不思議な錯覚に陥りました。
そのまま街並を進んでいくとテラコッタカラーのホテル棟に辿り着くという設計になっていました。
中庭には人口の滝が流れるガーデンチャペルになっていて
僕が行った日も式が行われる様子で準備をしていました。
すごく良い場所です。山梨方面に行く際はぜひ見学に行ってほしいです。
最近経営者が変わったという話を聞きましたが、がんばって続けてほしいです。 '04.2.19
1994 久保田一竹美術館
久保田一竹 山梨県河口湖町
着物の染色で大変有名な久保田氏の美術館である。
基本思想にはガウディのグエル公園を取り入れているとの情報を得たので、
かなりの期待とともに訪れたのですが、それは期待はずれで終ってしまいました。
写真で見るともしかするとそう見えるかもしれませんが、ガウディのお菓子のとろけるような
建築ではなく、なにか刺々しさを感じてしまったのは、所々にみられる鉄の造形でしょう。。
ちなみに久保田氏は、この地に美術館を建てるようにという天からのお告げがあったそうだ。。
さらに奥のほうには庭園(?)がつくられていて、謎の仏像などが祭ってありちょっと怖い。。 '01.7.30
ARIA アリアディフィレンツェ
北川原温建築都市研究所 山梨県甲府市
甲府市につくられた協同組合を組織した地元企業9社の社屋と共同の集会場から成る
工業団地である。行ってみると分かりますが想像している工業団地とは全く異なる
美しい場所になっています。
緑の芝生に一つ一つが異なったデザインの建物が建っていて、美術館といっても
いいんじゃないかと思うほどの状況です。ただ、休日は人がいなくて寂しいですが。。
そして一番びっくりしたのは教会(と思う)があったことです。
工業団地で結婚式ってイメージ出来ないと思いますが、たしかにここなら解るような気も
しました。 '03.1.1
1995 山梨フルーツミュージアム
長谷川逸子建築計画工房 山梨県山梨市
山梨の山の若干上のほうにつくられた植物園と博物館である。
二つの球状の温室を地下でつないでおり、地下はフルーツの歴史等の展示スペースになっている。
一つ目の温室がなぜか床が斜めになっていて立っていにくい。
二つ目の温室の上には図書スペースや喫茶コーナーがありますが、
彼女の作品らしい色使いがふんだんに見られて気持ちがいいです。
ただ、この施設にアプローチするには車でないとかなり困難で、電車で行ったらバスが1日2本しかない
といわれて愕然とした。。なんで日曜日にアミューズメント施設に行くバスがこんなに少ないねん!!
'00.3.28
1996 新津組山梨営業所
飯田善彦建築工房 山梨県高根町
長野に本社を持つ建設会社の山梨支店である。
高低差のある敷地から飛び出すかのように4本の柱で支えられた直方体の箱が浮かんでいます。
建物北側を緩やかに階段を上ってデッキへとアプローチするようになっていて
建物はこのデッキに向かって全面ガラスによる開放感ある空間とされていました。
平面プランもシンプルな構成の小さな建物ですが、最近の建物にはあまり見られない
シンプルでダイナミックだけれども繊細な部分を持った設計に感動しました。 '05.3.5
1997 アルソア本社
マリオ・ベリーニ、竹中工務店 山梨県小淵沢町
小淵沢インターのすぐ近くで、スパティオ小淵沢の道路挟んだ向かいにある建物です。
アルソアという化粧品会社の本社である。(教えてもらうまで知らなかった。。)
小淵沢とマリオ・ベリーニはなぜかつながりがあり、「リゾナーレ小淵沢」も彼の作品である。
車寄せの部分の形は全然設計者が違うのですが、新居千秋氏の「エースプラザ」に似ています。
会社の建物なので中には入れませんでしたが、裏側にまわると不似合いなテラスとベンチがありました。
自然がいっぱいなので本社にもかかわらずテラスでバーベキューでもするのでしょうか? '01.11.8
1998 パトリ+清里フォトアートミュージアム
栗生明/栗生総合計画事務所 山梨県高根町清里
宿泊機能と写真美術館を融合させた施設である。
建物中央を貫く吹き抜けの天窓をもつ光の街路(ガレリア)を軸として美術館、宿泊施設が配置されている。
外部空間も野外劇場、ホール、テニスコートなどが建物との一体感を感じる配置である。
エントランス入ってすぐに見える斜めに貫く柱が特徴的でした。
夜には星を眺める事のできる天文室が設けられていて最高です。喫茶コーナーもとても快適でした。 '00.12.19
スパティオ小淵沢 毛綱毅曠建築事務所 山梨県小淵沢町
山梨県の小淵沢町につくられたスパリゾートである。
広々とした芝生広場、温泉施設、みやげもの屋、レストラン、宿泊施設というよくあるパターンである。
宿泊施設の外観は彼らしさが少しは見える(窓とか)ものの内観はおとなしめである。
光庭をとっている廊下は天気のよい日はとても気持ちがよいです。
広場にあるガラス張りの建物はちょっとした食べ物やアイスクリームが売っていた。 '00.6.11
2001 木の国サイト情報館
北川原温建築都市研究所 山梨県白根町
木のすばらしさを知ってもらうためにつくられた情報施設である。
芝生の広い空間を取り囲むように木でつくられた回廊(?)があり、
一部に内部空間をもつ展示スペースになっています。
ジグザグに高くなったり低くなったりしている屋根のつくりなど、積木細工のような
デザインがとても気に入りました。
ただ、案内看板などが出ていないため、ちょっと見つけるのに苦労しました。。 '02.9.24
2002 高根町ふれあい交流ホール
柳澤孝彦+TAK建築研究所 山梨県北杜市
八ヶ岳山麓を背にした高根町(現在は合併して北杜市)につくられた音楽ホールである。
急傾斜の切妻屋根のホール部とそこから垂直に伸びる管理部から構成されています。
フッ素ガルバリウム鋼板による屋根とRC及び黒い杉板張りによる外壁は
山並みに映える落ち着いた雰囲気を醸し出していて、屋根の頂部に設けられたトップライトが
外観にインパクトを与えていました。
内部はカラマツやナラを使用した木のホールになっていて、天井は二等辺三角形を組み合わせた
波打つ構造となっています。
非常にシンプルな構成ながら洗練された雰囲気に仕上げられていて、
小さな町のホールとは思えない素晴らしさを感じました。 '05.8.21
2003 Fujiyama Museum
大江匡/プランテック総合計画事務所 山梨県富士吉田市
富士急(株)の創立75周年を記念して建設された美術館である。
富士急ハイランドとホテルの中間部に立地しており、
ハイランドからもホテルからもアプローチが可能になっています。
東西に長い白色の建物で、両端が柱によって持ち上げられたボテッとした外観になっています。
内部は中央に大きなアトリウムを設け、その周りのスロープ状の回廊を巡りながら
絵を見ることが出来るようになっています。
展示されている絵は、富士急(株)がこれまでに収集してきた富士山に関するものになっていました。
トップライトはガラスによる自然採光をおこなっていますが、絵画に悪影響を及ぼす紫外線等を
カットすることが可能なトリプルガラスとなっているそうです。
回廊の南西角には壁面だったところが突然窓が開いて外の富士山を見ることが出来るという
仕掛けがあって面白かったです。
見学に行ったときは早朝(8:30)だったので、とりあえずホテルで従業員に
何時に開館するか確認したところ9時と言われたため、ロビーで待っていたら
9時になっても開館しないので開けてくれと頼むと、「え?10時開館ですよ」と言われました。
8:30の段階で言ってくれてたら朝飯でも食いに言ってたのに。。 '05.2.27
2004 リゾナーレ ガーデンチャペル
クライン・ダイサム・アーキテクツ 山梨県小淵沢町
1992年にマリオ・ベリーニによって設計されたリゾナーレにつくられた結婚式用チャペルである。
ガラスとスティールによる二枚の葉っぱを重ねたような屋根を持つ優しい外観が特徴的です。
ガラスによる屋根は藤棚がモチーフになっていてレースパターンが施されています。
また、スティール屋根は約4700個の穴があけられていて、新婦のベールをイメージしているそうです。
昼間は外からの光をこの穴とガラスのレースパターンによって光を内部に落とし、
夜には内部の光が屋根のパターンを浮かび上がらせることになります。
内部から光が漏れる外観が見たかったのですが、夜まで時間的に待てなかったことと、
内部を照らしてくれるとは限らないので残念ながらあきらめました。。
ところでこの外観ってカラトラヴァっぽくないですか?そう思ったのは僕だけかなあ。 '04.12.11
ヴィラ・エステリオ
北川原温建築都市研究所 山梨県甲府市
北川原氏がマスタープランから建築物の設計まで10数年かかわってきたARIAの
西端につくられたバンケットホールである。
この建物の東側に1997年につくられた「サンタリア教会」という教会があり、
元々はARIAの人々の憩いの場所として活用されていましたが、
ARIAに素晴らしい教会があるという噂が広まったため、本格的な挙式や披露宴を
行うことができるようにバンケットホールがつくられました。
建物は白で統一され、中央にホール、東側にガーデンコート、南側にサービスヤードが
設けられ、それらをつなぐ動線が複雑な迷路状に配されています。
通路を歩いていると両側の白い壁と開かれた空が非常に美しかったです。
ただ、屋根の銅板の緑がちょっと安っぽく見えたのが残念でした。。 '05.11.6
2005 ブリラーレ
クライン・ダイサム・アーキテクツ 山梨県小淵沢町
1992年にマリオ・ベリーニによって設計されたリゾナーレにつくられたパーティスペースである。
2004年に同じくクライン・ダイサムによって設計されたガーデンチャペルに続いてつくられた
結婚式のための施設である。
リゾナーレのレジデンシャル棟の凹部に挿入された細長い建物はミラースパンドレルで
覆われていて、周囲の自然を映し込みながら輝いていました。
内部空間は長辺を大開口としており、壁面は白地に木々の模様を描いていて
自然に溶け込むような雰囲気づくりがなされていました。
ちなみにエントランスを入って石畳の通りを歩いていてもこの建物の存在が分かりません。
裏側に行かないと分からなくて、後で通りに戻って入口を確認するとようやく分かる程度でした。
'06.8.27


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