京都の建築
Kyoto Architecture

作品 データ
1919 旧シャイブリー邸
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 京都府京都市
同志社大学の近くにつくられたキリスト教の宣教師のための住宅である。
現在は改装されて「バザールカフェ」という喫茶店になっています。
建物側面を通って回り込んだ側をカフェの入口としていました。
庭に面してデッキなどを増築してオープンカフェとしていますが、
内部は元々の設計を崩さないよう配慮しているようでよかったです。
道路側外観もほとんどイメージを崩していませんでしたが、道路側のドアが取り替えられて
しまっていたのが残念でした。まあ防犯のためにはやむを得ないとは思いますが。。 '05.11.13
1928 聴竹居
Chochiku-kyo
藤井厚二 京都府大山崎町 Docomomo100
Koji Fujii/Kyoto
藤井厚二の代表作である自邸です。
彼が大山崎に取得した1万坪の敷地で行った実験住宅の最後の作品で、
第5回目の改築によるものです。
日本の風土に適した環境工学に基づく設計が行われています。
畳に座った目線と椅子の目線を合わせるため、和室が居間より一段高くなっており
その段差に設けられた引き戸を開けると床下を通ってきた外気が室内に入り込むという
仕掛けや、サンルームの天井に設けられた熱気を出す引き戸が設けられていたりと
すばらしい工夫が随所に見られます。
デザイン的にも面白く、居間と食事室の間に設けられた円弧状の仕切りや、
壁埋め込みの時計など細部まで見所があふれています。
面白いのが玄関先にある石像で、伊東忠太設計の伝道院の周りにある怪獣と同じです。
彼は大学で学んだ伊東忠太をリスペクトしていたんでしょうね。 '09.2.18
1929 旧鶴巻邸
Tsurumaki House

本野精吾 京都府京都市
Seigo Motono/Kyoto
京都市の中心からやや離れた場所に立つ住宅である。
藤森照信さんの著書において紹介され、前から中が見てみたいと
思っていたのですが、二日間だけ公開されると聞いて喜び勇んで行ってきました。
玄関の槌で叩いた打ち放しの柱、その上に乗る円形のサンルーム、
本野が同時に設計したインテリアなど竣工当時に近い形で保存されているものが多く
時間が止まっていたかのようで非常に魅力的でした。
あと、最近の個人住宅では想像できないほどの広さの階段には驚きました。
案内してくださった奥様(?)が、後に改装した風呂場を見てほしいのに
見学に来た人たちが竣工当時の部分以外全く見向きもしてくれないことが
不満だと言ってるのはおかしかったです。 '05.11.24
1936 プラッツ近鉄
(近鉄百貨店京都店)

渡辺節建築事務所 京都府京都市
Setsu Watanabe/Kyoto
京都の駅前に立つ百貨店である。
元々は丸物百貨店だったのですが、近鉄百貨店京都店へと変わり、
最終的にはプラッツ近鉄という専門店になりました。
しかし、その後、2007年にヨドバシカメラに売却され、現在取り壊し中だそうです。
駅ナカに伊勢丹が出来てしまって、ちょっと駅から離れたプラッツは負けてしまったんですかね。。
重厚な壁面に描かれた装飾、上部のバルコニーなどが美しいファサードをつくり出して
いたのですが、当たり前にあったこの建物がなくなっていくのは悲しいです。。 '07.11.5
1959 都ホテル佳水園
村野藤吾/村野・森建築事務所 京都府京都市
Docomomo100
Togo Murano/Murano and Mori Associated Architects/Kyoto
京都市東山にある斜面地に建てられた都ホテル(現ウェスティン都ホテル)別館です。
ホテル内の数多くの建物は1939年から増築を村野氏が手がけており、
この建物はその中における独立した和風建築です。
醍醐三法院の庭を模したという白砂の庭を中央に設け、それを囲むように
雁行する廊下を配して、薄く緩やかな屋根を重ね合わせて連続させ、
幾つもの独立した低い軒高の建物がつながった集落的なイメージを持たせています。
ここまで洗練された建物に宿泊したら身も心も洗われるでしょうね〜。
ここのような秀逸な和風建築を見ると、村野氏が非常に多才だったことを
改めて感じます。 '06.5.23
比叡山回転展望閣
村野藤吾/村野・森建築事務所 京都府京都市
Togo Murano/Murano and Mori Associated Architects/Kyoto
比叡山の山頂につくられた展望台である。
元々は比叡山頂遊園地のためにつくられた施設でしたが
2001年に遊園地が閉鎖され、跡地はガーデンミュージアム比叡になっています。
この経緯を調べた時に遊園地の解体に伴って無くなってしまっている
と思っていたのですが、嬉しいことにこれだけが残されています。
ガーデンミュージアム比叡の敷地内にあるんですが、HPを見ても存在が確認しにくいのが不満です。。
しかし、現地に行くと存在感たっぷりに展望台は立っていて、老朽化のためか回転はしていませんが、
ちゃんと説明板が貼ってあり「村野藤吾氏の設計」と謳われています。 '08.12.10
1966 国立京都国際会館
大谷幸夫 京都府京都市左京区 Docomomo100
京都市北部の宝ヶ池に面して立つ日本初の国際会議場である。
公開設計競技の1等案の建設であり、その後1973、1985年に増築されています。
会議場という性格から台形という形態が導き出され、そこに逆台形を繋いでいます。
V型の支柱やプレキャストコンクリートパネルによって作り出された造形は
モダニズム建築の代表的建築と言わしめるすばらしさを僕に見せてくれました。
戦隊ヒーローの秘密基地とかでも使えそうなかっこよさです(笑) '03.3.13
出光興産京都支店
村野藤吾/村野・森建築事務所 京都府京都市
Togo Murano/Murano and Mori Associated Architects/Kyoto
京都市内につくられた出光興産の京都支店である。
村野さんは出光の建物をかなりの数設計していますがこれもその一つです。
道路に対して斜めに建物を振ることで出来た三角の空間を給油スペースとしています。
外壁は赤のレンガ貼りとし、開口部は縦ルーバーを設け、ベランダを連続させた外観と
しています。縦ルーバーは京都の町屋の縦格子をイメージさせるデザインとなっていました。
元々は裏側隣地に建物が建っていたんだと思いますが、その建物がなくなったため
裏側から見ると悲しい外観になってしまってます。。
京都支店でなくなってからも給油所として存続していましたが、こないだ前を通ったら
解体中でした。またしても村野建築が一つひっそりと無くなってしまいました。。 '07.3.18
1972 京都大学総合体育館
Memorial Gymnasium,
Kyoto University

増田友也 京都府京都市
Tomoya Masuda/Kyoto
京都大学キャンパスの西側に位置し、東大路通りに面して立つ体育館である。
地階、1階に武道場など小さな施設を配置し、2階にメインホールを設けています。
壁面にはランダムに見える彫りの深い開口部を帯状に設けることで
インパクトのある外観をつくり出しています。
メインホールの内部もこの開口部によって単調に見えがちなホールを魅力的な空間にしています。
この体育館は僕が学生時代にクラブ活動で何度か練習させてもらった思い出の場所なので、
思い入れが強い建物です。
ここの横にある「ルネ」という学食で食べたオレンジフロートが懐かしいです。
ちなみに京大生だったわけではありません。あくまでも場所を借りただけです。。 '08.4.19
京都堀川会館
村野藤吾/村野・森建築事務所 京都府京都市
Togo Murano/Murano and Mori Associated Architects/Kyoto
京都市内につくられた公共の宿である。現在は「ホテルルビノ京都堀川」と名称が変わってます。
名称が変わっていたため半信半疑ながら見学に行ったのですが、村野建築要素(出窓、ベランダ、
柵のデザインなど)を見つけられたのでこれが京都堀川会館だと確信できました。
気になるのがおそらく後で増築された道路側の部分で、多少村野建築を意識した部分が
あるように思われるのですが、村野さんは関わってないんですかねえ。。 '09.1.2
1974 顔の家
山下和正建築研究所 京都府京都市中京区
まさしく「顔の家」であるデザイン事務所の建物です。
目は窓、口は入口、耳はベランダと機能と意匠がマッチしている。
鼻には機能がないように見えるが、下から見上げると換気をする機能を果たしている。
まさしく呼吸をしているのである。
お間抜け建築であるが設計者は建築学会賞もとっている大御所建築家であるのがおもしろいです。
'01.8.10
1977 雑創の森学園そよかぜ幼稚園
六角鬼丈計画工房  京都府京田辺市
第4回吉田五十八賞
Kijo Rokkaku Architect&Associates/Kyoto
はっきりいってすごい幼稚園です。めっさ気に入りました。
シュタイナーとかいう人の教育精神にのっとった方針だそうです。
幼児家具も専門家の設計によるものだそうです。
森の中にあり、子供が大好きそうな探検がかなりできそう。
ぱっと見ると風見がまわっていて秘密基地のような印象を受ける。
手前の赤いプロペラ(?)のピラミッドはプレイスクールでうしろが幼稚園、管理住宅です。
7本の塔はそれぞれが異なる高さになっていて視覚的効果をねらっている。
しかし、看板表示がなかったのでたどり着くのに苦労した。。
1978 城戸医院
高松伸建築設計事務所 京都府京都市北区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都市にある病院であり、高松さんの最初期の建築ではないでしょうか。
初期はかなりコンクリ打放しを多用していて、メタリックなものは全く見えません。
円筒形の建物に直方体を後ろ側にくっつけた形になってます。
ただ、写真を見てもらっても分かると思うのですが無茶な増築を行ってます。。
レトロな表札は気に入ったのですが。。 '02.2.5
湖睦電機第2社屋
高松伸建築設計事務所 京都府京都市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
鴨川にほど近い少し入った路地に立つ電機会社の社屋である。
道路に近い部分は低層になっていて奥に高層の建物が張り付いてます。
低層部はガラスとメタリックで構成された高松建築の特徴が表れています。
シリンダー状になっているところも後に設計された「ARK」などを想像させるものでした。
'03.4.13
1979 ハイツ御蔭
高松伸建築設計事務所 京都府京都市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都市につくられた学生マンションである。
1階にフランス料理の店、そして2階以上に住居があります。
ここの1階のフランス料理店「ルクレール」の店主さんよりメールで情報をいただき、
フランス料理を食べに行くとともに建物見学に行ってきました。
外観はコンクリ打放しにレンガというこれまで見てきた高松建築にはないものでした。
店主さんによると高松氏20代の頃の設計ということなので色々と模索していた頃なのでしょう。
メインの道路に面したファサードの左隅から住居部分に入るのですが、
住居部分についてはコメントを控えさせていただいたほうが良さそうな状況でした。
ただ一言、シャワー室があったという事は、各部屋に風呂がないということでしょうか?
「ルクレール」の感じの良い内装とすごくおいしい料理に満足して帰ってきました。
店主さんありがとうございました。みなさんもおいしいので一度食べてみてください。 '02.11.18
(追記)suki09さんからの情報で1979年竣工だと分かりました。いつもありがとうございます。
'02.12.5
1980 山口写真館
高松伸建築設計事務所 京都府城陽市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
城陽市のある駅の駅前商店街にある写真やさんである。
初期の高松建築であり、コンクリート打ち放しの作品である。
まだメタリックな意匠は全く見られないので高松作品とは分かりにくい建物である。
結構古い建物で、かつ雨の日に見に行ったのですごくボロボロなイメージを受けてしまった。
やっぱりコンクリは雨の日に見てはいけないですね。。 '01.11.18
1981 織陣T・U・V
高松伸建築設計事務所 京都府京都市上京区
弟3回日本建築家協会新人賞
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
老舗の帯問屋の本社社屋である。
1981年に織陣Tがつくられてから1982にU、1986にVと増築がなされています。
Tは赤御影石をふんだんに使ったファサードが特徴的です。
個人的にはぬりかべ(ゲゲゲの鬼太郎)にしか見えませんが。。
Vでは彼の金属を使ったロボット建築が姿をあらわしてます。
高松氏の設計の変遷を見るにはベストな建物かもしれないと思いました。 '02.2.13
1982 先斗町のお茶屋
高松伸建築設計事務所 京都府京都市中京区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都府にある500mほどの通りである先斗町にある建物。
幅が一間ほどの通りであり京都らしい町並みが形成されているため
彼お得意のメタリックな外観にはなっておらず、珍しく(?)周囲に溶け込んでいる。
したがって普通に歩いているとどこにあるかちょっとわかりにくい。
1階がスナック、上階が住居スペースとなっている。
三階のセットバックしたスペースは景観形成のために強制的にさせられたものらしいが
これが唯一の特徴的な部分といってもいいであろうと思う。
ねずみ色の金属と石による外観が大変落ち着いた建物である。 '00.6.11
1983 ARK 仁科歯科医院
高松伸建築設計事務所 京都府京都市伏見区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京阪の駅の真横にある歯科+ギャラリーです。
「ARK」とはノアの箱舟のことらしいです。
船というより列車みたいやけどね。
率直な感想は、こんな歯医者に行きたくないなあ。。です。
改造手術とかされそうやな。。と思った。
ファサードの穴を見てたら鉛筆削りみたいやなと思った。
寺田の家
高松伸建築設計事務所 京都府
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都府南部の住宅街に立つ個人住宅である。
切妻屋根による2層の箱と上部をテラスにした1層の箱をつなげたシンプルな外観ですが、
RC打放しの壁にアクセントとして2階にメタリックな丸窓を配しています。
同時期に竣工した代表作である「ARK」や「ファラオ」と比べると高松建築っぷりが薄いです。
ただ、向こうは両方とも歯科を併設しているので目立っていいんだと思いますが、
こっちは個人住宅だからこれぐらいがいいんじゃないかと思います。 '07.12.31
1984 TIME'S
安藤忠雄建築研究所 京都府京都市中京区
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
高瀬川沿いにたつ商業ビル。水面にできる限り近づけられた広場が、
川との親水性を高めていてとてもすばらしい。
建築に挿入された路地空間が各店舗を結びつけているとともに、
二つの通りの通り抜けにもなっている。
しかし、複雑な路地空間の奥の方にあった飲み屋は誰が行くのだろうか?と思ってしまった。
江寿画廊ビル
黒川紀章建築都市設計事務所 京都府京都市
Kisyo Kurokawa Architect & Associates/Kyoto
京都の画廊などが多く集まっている寺町につくられたビルである。
間口は狭いが奥行きが広いため、側面のデザインも見所になってます。
正面は利休ねずみの外壁に黒い格子状のフレームを使ったデザインで、
側面はスリットを入れた外壁にワンポイントの紅色を使っています。
見事に和を取り入れた設計になっているため、これまでここをよく通っていたのに
黒川さんの設計だとは気づきませんでした。。 '02.10.15
ファラオ
高松伸建築設計事務所 京都府京都市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
交差点の北東コーナーに建っている歯医者兼住宅である。
ARKの時と同様の歯科建築で同じような光の搭(?)が三本ついている。
この内部がエントランスホールになっていてそれぞれの搭の隙間から光が差し込む。
船の窓のような窓がついているがこれは開くのだろうか?
周囲からやはりかなりういた建物であった。。 '00.2.13
雲伴居 白井晟一研究所 京都府京都市
京都市につくられた住宅である。「うんばんきょ」と読むそうです。
白井さんの遺作で、この現場で白井さんは倒れて亡くなられたそうです。
故郷である京都に建築し自ら住む予定だったのですが、現在は別の人の手に渡っています。
路線状敷地に立っていることや高い塀に囲まれている(塀は竣工当初は低かったが、
後で継ぎ足して高くしているのがブロックの違いでよく分かります)ことから、
門と屋根が少し見えるだけでほとんど全貌は分かりません。。
ただ、ゆったりとしたむくりを持たせた大屋根はよく見えました。
かなりわかりにくいところにあるのですが、やまうちさんに連れてきてもらって
見ることが出来ました。ありがとうございました。 '06.12.10
1985 修学院の家U
House at Shugakuin U
高松伸建築設計事務所 京都府
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都の市街地から少し離れた場所に建てられた住宅であり、
高松さんの住宅建築の代表作の一つです。
三日月型の変形敷地に建てられており、敷地に沿ってカーブを描く壁を立て、
北側に中心となる部屋を配置、クスノキのある中庭を挟んで南側上部には四阿を設け
2階のブリッジで結んでいます。
反り返った屋根やヴォールト屋根など様々な形態を組み合わせているのも面白いです。
'09.6.14
1986 京都宝ヶ池プリンスホテル
Kyoto Takaragaike Prince Hotel
村野藤吾/村野・森建築事務所 京都府京都市左京区
Togo Murano/Murano and Mori Associated Architects/Kyoto
村野氏の遺作の一つである。彼はこの建物の完成を見ることなく亡くなってしまった。
楕円形の建物はドーナツ状になっており、真ん中に中庭をつくりそれを囲むように客室が配置されている。
彼の特徴である角をなくした設計が所々で見られる。
夏に行ったのですが、入口を入ると看板があり「サンダルの方はご遠慮ください」と書いてあった。
サンダル駄目やったらミュールもあかんのか!と思いながら
サンダルであった僕は無視して入っていったが何も言われなかった。。 '01.8.18
WEEK
高松伸建築設計事務所 京都府京都市北区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
北山通りに建つ高松伸設計の商業施設である。
北山通りが華やかになり始めた当初に建てられた建築物である。
パイプなどがシルバーに塗られており、建物自体もシルバーである。
何かの機械の部品を大きくしたような設計という印象を受けた。
しかし導線および各店舗へのアクセスはかなり考えられており、
ブリッジで奥の店舗にアクセスさせる方法はうまいと考えさせられた。
(追記)最近再びこの建物を見に行ったらパイプがブルーに塗られていた。
結構良くなったような気がする。高松氏の目論見とはちがうであろうが。。 '01.3.2
京都国立近代美術館
槇文彦/槇総合計画事務所 京都府京都市左京区
ちょうどここで「ムンク版画展」が開かれていたので建築も見てきました。
美術館や博物館が多く存在する岡崎公園内にあります。
入ってすぐの天井の高いロビーは圧巻です。
入る前に感じていたイメージよりはるかに内部が大きいことに驚きました。
しかし、壁によく分からない絵がかいてあるのはいやだった。
三階が企画展示、四階が常設展示がしてあります。
ロビーの椅子や四階の休憩スペースがいい感じだった。
常設でピカソやマティスやモンドリアンがあるのもうれしいことでした。
小倉フラッツ
高松伸建築設計事務所 京都府宇治市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都の小倉につくられた共同住宅である。
コンクリの建物ですが、ファサードのデザインは初期の高松建築を思い出させます。
この時期の他の建物に比べてもメタリックなデザインが少なく、落ち着いています。
平面的には中央にらせん階段を設けておりトップライトで光をとり入れています。
2〜3年前にこの建物をはじめて見に来たときは、ベランダの鉄骨が錆びまくっていて
「こんなところに洗濯物干したら茶色くなってしまう」と思ったのですが、
それは改善されていて綺麗になってました。 '02.3.29
ライフ・イン京都
Life Inn Kyoto
若林広幸建築研究所 京都府京都市
Studio Arch Hiroyuki Wakabayashi/Kyoto
京都市の西部につくられた有料老人ホームである。
丘の斜面に沿ってセットバックしながら居室が設けられており、
遠くから見るとまるで山を覆いつくした生物のようです。
近づくと若林さんらしいゴテゴテしたメカ的デザインで構成されていることがよく分かります。
車寄せの庇の尖り具合やその上部の半円形の窓などを見ていると老人ホームということを
忘れてしまいそうでした。 '08.4.3
1987 北山INGS'23
高松伸建築設計事務所 京都府京都市北区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
北山通りにある高松建築のうちの一つ。「SYNTAX」の道路を挟んで向かいにある。
用途は同じく商業店舗である。V字型のファサードの裏側が階段室になっており
そのまま一番上まで上がれる。V字の横は上まで吹き抜けている。
それより奥の空間が店舗になっている。
トイレがちょっと狭すぎて使いにくいのがつらいです。
一階部分のファサードに思いっきり店の看板がついてるのは悲しすぎる。。 '99.9.12
MK石油東五条給油所
高松伸建築設計事務所 京都府京都市山科区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
山科の国道一号沿いにあるガソリンスタンドである。
どうやらMK石油は高松伸がお気に入りのようである。
赤いトラスで組まれた屋根は何ともいえないものがある。
上に突き出た部分の三角が目に見えて、屋根が口にみえてしまいまるでワニのようである(笑)
'00.7.11
1988 B-Lock神楽岡
安藤忠雄建築研究所 京都府京都市
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
京都市内につくられた小さな共同住宅である。
北山にある同じ「B-Lock」よりもかなり小さな建物である。
向かって右側の入口から細い通路を通って上下に別れた階段を移動するとそれぞれの住戸に
たどり着くという設計である。一番奥には狭いですがオープンスペースもありました。
ただ、オープンスペースの屋根が補修中で、雨が入ってきてました。。
地蔵をよけてつくられたファサードもまるでデザインのようにうまくはまってました。 '01.12.22
AUBERGE
高松伸建築設計事務所 京都府京都市左京区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都市の歴史的街並みが残る地域につくられたレストランである。
崖地に立っていて、前面道路と崖下の細い通りの両方からのアプローチを設けており、
細い通り側から見ると崖に張り出していることがよく分かります。
おそらく歴史的街並みの地域なので規制がかなり厳しかったためだと思いますが
同時代の高松建築から考えるとかなり異質な(というか普通っぽい)外観です。
しかし、よく見るとファサード上部の菱形のデザインやテラスを受けるトラスの造形が
明らかに高松建築の要素を持たせた設計になっています。
ただ、竣工当初から増築がされていたり、ファサードも改造されてしまっているため、
高松建築であることを非常に分かりにくくしてしまっているのが残念でした。 '06.12.10
1989 スペース21JEUGIA
高松伸建築設計事務所 京都府相楽郡木津町
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
関西学術研究都市にあるハイタッチ・リサーチパークにある
ガラスとコンクリの建物である。
音楽教室なんかが中には入っている。
よくわからないやたらと狭いスロープがある。
そしてARKにもあった塔のようなものも後ろにまわるとある。
頭でっかちな印象をうけた。。
パーラーヌーベル
高松伸建築設計事務所 京都府向日市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
向日市の幹線道路沿いに建つパチンコ店である。
高松氏はいくつかのパチンコ建築を手がけていますが、これもその一つです。
ロボット的なデザインの建築家(高松氏や若林氏)は、パチンコ建築にすごくはまっていると
彼らの設計をみるといつも思っていました。
実際、高松氏が設計したパチンコ店は入りがとてもよいという事を昔聞きました。
ただ、最近のパチンコ店のデザインはこの当時とはかなり変わっているために
今はもう流行らないような気がします。。
確認したわけではないですが、元々メタリックだったフレームが緑に塗られているような気がします。
'04.2.23
MK Station
高松伸建築設計事務所 京都府京都市東山区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
祇園の街並みに突如現れる小さなガラスのタワーです。
高松氏が多くの建築を設計しているMKタクシーの無料休憩所としてつくられました。
現在は特に使用されていないようです。
ガラス面とスパイラルを感じさせるデザインが上昇感を強く感じさせます。
夜になると華やかなネオンの街に青白く光って美しいそうです。
てっきり円形のタワーだと思って側面を見てみると意外に薄っぺらいのに驚きました。
'05.9.7
1990 B-Lock北山
安藤忠雄建築研究所 京都府京都市北区
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
北山通りに建つ商業施設であり、彼の設計した「名画の庭」のすぐ近くにある。
長方形グリッドと円弧の空間構成にコンクリートブロックの外観という設計である。
目の前にいきなり飛び込んでくる大階段が印象的だった。
長方形グリッドと円弧の間から採光を地下に取り入れていく設計はすごくよかった。
Times」などの商業施設と似た感じであるが、通路の空間が広くとられていて
(これは敷地の広さにも関係するかもしれないが。。)閉鎖感を感じなかった。
京都科学・開発センター 岸和郎建築設計事務所 京都府相楽郡木津町
Waro Kishi+K.ASSOCIATES/Architects/Osaka
関西文化学術研究都市のハイタッチ・リサーチパーク内につくられた施設である。
仏像や遺跡からの出土品の修復を目的とした研究施設である。
コンクリの壁と鉄骨のフレームによる設計であり、低層に抑えてあるため、
周りの環境にうまく溶け込んでいます。
外観は単純な箱型の建物を予想させますが、壁の内側はさまざまな空間構成になっていて面白い。
段々状になった光庭(?)に置いてある石のオブジェも意味深で良いです。 '01.12.11
SYNTAX
高松伸建築設計事務所 京都府京都市左京区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
地下1階地上4階からなる商業施設である。
完全なシンメトリー建築であり、ファサードはロボットのようである。
上部はコンクリート、下部は御影石による外壁が使われている。
正面入口の左右にはエレベーターがあり4階のロボットの腕の部分に行ける。
しかし、4階のテナントが今空いているらしくエレベーターが動いていなかった。
裏にまわると階段があるのだが3階までしか行けない。。
謎なのは左右の奥の角の部分が階段で下に降りられるようになっているのだが
おりても行くところがない。 これはいったい?? '99.9.23
(追記)放浪者さんから頂いた情報によると取り壊されて別の建物が建てられているそうです。
高松さんの代表作が無くなるということは、高松さんが活躍された時代が終わったような気がして
悲しくなりました。 '05.3.28
京つけもの西利
Kyo-tsukemono Nishiri
若林広幸建築研究所 京都府京都市
Hiroyuki Wakabayashi/Studio Arch Hiroyuki Wakabayashi/Kyoto
京都にある老舗漬物店の本社屋及び店舗である。
堀川通りを挟んで西本願寺敷地と向かい合うように立っており、
敷地は市の美観条例により形態や色彩について厳しい規制がかけられています。
そのため勾配屋根による街並みを意識した形態をつくり、それを透明のシリンダーで
縦に貫くことで、ある意味街並みを破壊するようなデザインとしています。
建物をよく見ると分かりますが、シリンダーが建物の中央を貫いていません。
1990年竣工時には建物の中央にシリンダーがあったのですが、
後に北側を増築したためバランスを欠くデザインとなってしまっているのです。
言われないと増築したと気付きにくいんじゃないかと思います。 '06.11.16
1991 やまなみホール
黒川紀章建築都市設計事務所 京都府相楽郡南山城村
Kisyo Kurokawa Architect & Associates/Kyoto
京都府唯一の村にある多目的ホールです。
小さいながらも中がとても気に入りました。天井はもこもこ(?)になっていて
その間からうっすらと光が漏れているのがとてもいいです。
夜になるとライトアップもされて、すぐ近くにある川に綺麗にうつるらしいです。
ちょうどイベント後の片づけをしていたので中まで入れたのが嬉しかった。
でもこの村ってすごい山の中やなあ。。
サント産業本社屋
北川原温建築都市研究所 京都府京都市山科区
住宅関連企業の本社ビルである。
コンクリートの壁面とアルミによって支えられたガラスのスクリーンのファサードからなる。
ガラスの内側は竹などが植えてあるため中庭のようでもあり、エントランス
でもある。そして上下の空間につながれており、オフィスやショールームがあったらしい。
というのもどうやらこの建物をこの会社は手放したようで中は空っぽでした。。 '99.12.13
1993 パーラーオーバル 高松伸建築設計事務所 京都府京都市東山区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
東大路通りに面して立つパチンコ店である。
円柱状のアルミに直方体のガラスの箱が貫入していて、
エントランスの方にもうひとつガラスの箱がありそのなかに竹が植えてある。
この建物はトイレがすごいです。洗面台の下が光り輝いています。
おもわず写真を撮ってしまった。 '99.12.13
(追記)やまうちさんから情報をいただきまして、取り壊されていることが分かりました。
パチンコ店からディスカウントストアみたいなものに変わっていたのですが、
それも閉鎖されて取り壊されたみたいです。。高松建築は短命が多くないですか?
'07.7.27
ナカガワフォトギャラリー
村上徹建築設計事務所 京都府京都市
京都につくられたカメラの歴史資料を展示する施設である。
RC打放しとガラスの建物で、鋭角に切り込まれた平面プランが特徴的です。
ガラス越しに外の駐車場とさらに向こうのガラスを通した展示室が見える様子は
内部と外部の境を希薄にさせていました。
この建物が持つ最大の特徴は、カメラ・オブスキュラと呼ばれるカメラの前身であった装置が
2階に設置されていて、外部の景色が反射鏡とレンズを通して円形の空間に映し出されます。
この装置は、日本ではこの建物と高松伸さんが設計した「植田正治写真美術館」ぐらいにしか
ないようです。
研ぎ澄まされた設計は常に緊張感を感じさせる空間になっていました。 '04.4.16
園部SDオフィス
Sonobe SD Office
岸和郎+K.ASSOCIATES 京都府園部町
Waro Kishi+K.ASSOCIATES/Architects/Osaka
京都の北部、園部町にある建設関係の会社のオフィスである。
周りは未だ自然が多く残る田舎であり、田で囲まれたような場所にたってます。
ガラスとコンクリの箱と地下空間による広場からなっており、
同じ岸氏設計の「京都科学・開発センター」と同様の雰囲気をかもし出してました。
僕が見に行ったのは休日(たしか土曜)でしたが、たくさんの人が働いておられました。
ごくろうさまです。 '02.9.3
1994 京都府立陶板名画の庭
Garden of Fine Arts
安藤忠雄建築研究所 京都府京都市左京区
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
この名画の庭は、名画の造形と色彩を忠実に再現し、永く保存できる
ように作られた陶板画を展示した世界で初めての絵画庭園である。
水がベースとなっていて至る所に水が流れていて、そのなかを迷路の
ような道を歩き、絵画を鑑賞する。とてもおもしろい試みだと思った。
絵画はほぼ原寸大につくってあり、「最後の審判」(ミケランジェロ)は驚くほどの大きさである。
バイエル薬品中央研究所
Bayer Kyoto Pharmaceutical
Research Center
黒川紀章建築都市設計事務所 京都府相楽郡木津町
Kisyo Kurokawa Architect & Associates/Kyoto
関西学研都市のなかにある研究所である。
研究所なのでもちろん中には入れないが、実際に行ってみてみると
こんなに大きいとは思っていなかった。
研究所は小さいというかってなイメージを持っていたので驚いた。
さらによくわからない大きな屋根が器のようにのっかっていてとても印象に残った。
(追記)いつの間にかバイエル薬品は撤退し、現在はロート製薬が所有していて、
名称も「ロートリサーチビレッジ京都」に変わっていました。 '08.5.8
1995 京都市コンサートホール 磯崎新アトリエ 京都府京都市左京区
1994年に京都建都1200年のイベントとして磯崎新が設計したコンサートホール。
円柱の建物中のスロープ空間がうまく演出されていてよかった。
風水を考えているため喫茶店の入口となる橋が斜めにあるらしい。。。
大山崎山荘美術館
安藤忠雄建築研究所 京都府大山崎町
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
関西の実業家、加賀正太郎によって建てられた山荘。
ここは現在、大山崎山荘美術館として公開しており、
安藤忠雄の設計による新館が併設されている。
新館は、旧館に隣接して直径13mの円筒の展示空間を埋設したもので
その展示空間にはモネの「睡蓮」が展示されている。
奈良市写真美術館のように周りの環境と調和するように設計されていて
庭から見る新館が場違いさをあまり感じさせずよかった。
綾部工業団地交流プラザ
安藤忠雄建築研究所 京都府綾部市
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
京都府北部の工業団地内につくられた施設である。
企業や地域の人々の交流・レクリエーションを目的として建設されたそうです。
建物は周囲の環境を配慮して斜面に埋め込む設計になっています。
池に向かってはり出した多目的ホールからの景色がとても素晴らしかったです。
周囲も芝生公園や散策路になっていて、自然を楽しめるようになっています。
池の対岸から見た姿は同年に竣工した大山崎山荘美術館を思い出させました。
受付のおばさんに建物を見にきたと言ったら、おばさんがやたらと安藤建築に詳しくてびっくりした。
'02.6.22
京阪宇治駅
Keihan Uji Station
若林広幸建築研究所 京都府宇治市
Hiroyuki Wakabayashi/Studio Arch Hiroyuki Wakabayashi/Kyoto
平等院鳳凰堂があることで有名な宇治駅の駅舎である。
入口のある建物は箱形で、方形屋根を二つ乗せた落ち着いたデザインとしています。
その建物とプラットホームとの間にはJRの線路が通っているため、
線路の地下をくぐってプラットホームへとアプローチする動線となっています。
プラットホームへの通路は円形を多用したRC打放しの空間で、
屋根もガラスブロックによる連続ヴォールト屋根として「円」にこだわった設計となってました。
ただ、機能的には全く意味をなしていなさそうな切妻屋根を連続させた薄っぺらい建物は
必要だったのかよく分かりません。。 '06.12.10
1996 文化パルク城陽
Bunka Parc Joyo
西村征一郎  京都府城陽市
Seiichiro Nishimura/Kyoto
京都工芸繊維大学の西村征一郎教授が設計した文化ホールや図書館などが入った
複合施設です。知り合いがここで結婚式をしました。
スロープの通路を上っていくと歴史民俗資料館などがあります。
地元の人は「プリン」と呼んでるそうですがまさにその通りだと思います。
少しごちゃごちゃしているのがいやですが、一階から吹き抜けのガラス天井はいい感じ。
子供館も一緒に入っていて子供の遊び場や子供用の図書コーナーなんかがあるのも
とてもいいんじゃないかと思いました。
外壁の色彩は好きですが周りの環境との調和が少し気になった。。
参天製薬シーダーハウス
Ceader House
大江匡/PLANTEC 京都府相楽郡
Tadasu Ohe/Plantec Architects/Kyoto
参天製薬の独身寮でありRDセンターの近くにつくられています。
4階建ての建物で、中央に設けられた吹抜けの階段室を挟んで寮室が配置されており、
階段室と寮室の境界をガラスブロックにすることにより、完全に区切らない設計がなされています。
4階部分はガラスによる開放的な空間でラウンジや食堂としています。
夜になると周りは比較的暗い場所になってしまうのですが、中央の吹抜け部分のガラスの光が
ランドマークのようにいつも目立って光り輝いています。
この建物と同じ道路沿いに建築家設計の建物がいくつか建っているので、
建築見学にはもってこいの場所だと思います。 '05.5.8
1997 JR京都駅
JR Kyoto Station Building
原広司+アトリエφ 京都府京都市下京区
Hiroshi Hara+Atelier φ/Kyoto
賛否両論を巻き起こした新京都駅。
大階段によるV字型のいわゆる「谷の建築」はすばらしい。
しかし遠く(奈良)から近づいていくと壁がそびえているみたいで少し嫌な感じがする。 
イベントができるように空中につくられた舞台は、
危険だという事で使う事ができないらしい。もはやただのオブジェとなっている。
精華台華の塔配水池 高松伸建築設計事務所 京都府相楽郡精華町
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
精華台の配水施設である。このあいだまでアクセス道路がなかったがようやくできた。
まわりに現在何もないためとても目立っていると思う。
黄色とピンク色の円筒を四角く囲った建物である。
お弁当階段なるものが図面には書いてあったのできっと平日は中に入ることができるのでしょう。。
(日曜日に行ったので門が閉まっていた。。) '00.1.1
1998 細見美術館
大江匡/PLANTEC 京都府京都市左京区
Tadasu Ohe/Plantec Architects/Kyoto
京都国立近代美術館や京都市動物園のある岡崎公園のすぐ近くの美術館。
外観を見ると小さな美術館だというイメージを受けますが、地下に掘り下げた
サンクンガーデンをつくり一階から展示室を一つみるごとに下に降りていくという導線を使っている。
一番下までおりるとオープンテラスなイタリアンレストランがあり、
その内装もとても落ち着いていて良い感じである。
驚くのは展示室のドアが自動ドアになっていて予想外に勢いよく開く。
「参天製薬シーダーハウス」などでも使われた赤茶系の外装が落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
二階の茶室もおすすめである。 '99.9.16
京セラ本社ビル
黒川紀章建築都市設計事務所 京都府京都市
Kisyo Kurokawa Architect & Associates/Kyoto
京都市伏見区に立つ京セラの本社ビルである。
黒川氏は鹿児島に「ホテル京セラ」(1995)も設計しており、京セラのお気に入りみたいです。
地上20階、地下3階という巨大なビルですが、直方体でのっぺりした正面ファサードは
車寄せに黒川さんらしさが見られるもののインパクトの弱い外観です。
しかし、南面は壁を覆い尽くすほどのソーラーパネルが取り付けられており、
屋上のパネルと合わせて世界最大規模の太陽光発電システムになっているそうです。
その他にもガスコージェネレーションを導入するなど環境に配慮した建築になっています。
本社ビルで会社のクリーンイメージを構築するというねらいもあったと思われるので、
デザインは二の次になったのでしょう(笑) '06.12.10
真宗大谷派(東本願寺)
参拝接待所
高松伸建築設計事務所 京都府京都市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都駅から近い東本願寺の境内につくられた地下ホールである。
地上に見えている部分は既存の参拝接待所から続くエントランスとギャラリーが入った
RCの建物と、その奥にある白砂利の中につくられた三日月と円の形をしたガラスの
トップライト、そして給排気棟のガラスの箱のみで、建物のほとんどが地下に埋まっています。
ギャラリーからはスロープが地下のホワイエへと続いていて、そこは三日月のトップライトと
光庭からの光が差しこむ大空間となっています。
ホワイエから大階段をさらに下るとRCに叩き仕上げをしたプリン型のホールへと導かれます。
建物がほとんど埋まっているということで「アーステクチャー サブ・ワン」を思い出しましたが、
こちらは周囲が歴史ある建物という状況だけに地上に現代建築を建てるのは難しかったのだと
思われます。個人的には高松ロボをここに建ててほしかったですが、そんなことしてたら
きっと京都人から大ひんしゅくを買ってたでしょうね。。 '06.12.28
1999 ワコール本社ビル
Wacoal Headquarters
高松伸建築設計事務所 京都府京都市南区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
ワコールの本社ビルである。最近彼はビルの設計をはじめたようである。
直方体の全面ガラス張りの建物は太陽の光に輝いていました。
裏側にまわると水をちょろちょろと流しているところがあったのですが
いまいち何のためなのかわからなかった。 きっと室内から見るとわかるのでしょう。
ちなみにこの建築は総合設計制度により容積率が緩和されているのですが
公開空地が建物の敷地と川を挟んで向こう側にとってあった。
これは法律的にOKなのだろうか?と考えてしまった。 '99.12.19
スプリングス日吉
團紀彦建築設計事務所 京都府船井郡日吉町
日吉ダムに付随させた複合施設である。温泉、プール、体育館、レストランなどがある。
全ての建物が白で統一された外観であり、複雑な地形を橋などで渡ってそれぞれの施設を移動する。
台形などの不整形な形を多用しているのも面白かったです。
ダムというものの考え方を変えた画期的な施設であると思う。
これまでの社会勉強的なダムではなく、遊び、憩うことのできるもので、これほど観光客以外にダム
に訪れる人がいることに感動を覚えた。 '01.3.1
ガレリアかめおか
Galleria Kameoka

池原義郎・建築設計事務所 京都府亀岡市
Yoshiro Ikehara Architect & Associates/Kyoto
亀岡に新しくできた道の駅ですが、ホール、図書館などの施設も含まれた
複合施設です。生涯学習をテーマとした施設だそうです。
横に長い建物であり、吹き抜けの空間がずーっと続いています。
感じとしては東京国際フォーラムといったところでしょうか。
光をふんだんに取り込むようにつくられた屋根も似た感じである。
歩いているととても気持ちがよく、こういう空間ていいなあ。。と思った。
小さいですが教会もあったのは驚いた。
物産市場の隣にある休憩コーナーの壁にもともと金具のようなものが
ついていたようなあとがあるのですが、木の棒が差し込んであるだけだった。
もうちょっとちゃんと補修してくれ〜 '99.10.24
毎日新聞京都支局ビル
若林広幸建築研究所 京都府京都市
Hiroyuki Wakabayashi/Studio Arch Hiroyuki Wakabayashi/Kyoto
京都市内につくられた毎日新聞の京都支局である。
解体されそうになった武田五一設計の旧毎日新聞京都支局ビルを若林氏が
買い取って改装し、カフェやイベントスペースとして再生した経緯があったため
依頼されたのだろうと推測できます。
建物上部をシリンダー状としたり、斜めに切り取られた吹き抜けの空間を
エントランスとするなどダイナミックなデザインとなっています。
外観を見ていると黒川紀章設計の「ワコール麹町ビル」や
高松神設計の「ARK」と同系列な建築という印象を受けました。
1階には若林氏の事務所が入っていて、外からでも模型などが見えるようになっていました。
'06.2.13
2000 かづらせい・寺町
岸和郎+K.ASSOCIATES/Architects 京都府京都市
Waro Kishi+K.ASSOCIATES/Architects/Kyoto
寺町通りにつくられた骨董品を販売する店舗ギャラリーである。
エントランス周りのつくりがすごく凝っていて、コンクリの壁の照明や
瓦をはめ込んだ造形はすごく美しかったです。
中に入るとギャラリーの奥には光庭がつくられていて水が流れ、雰囲気は最高でした。
ただ、どう考えても建築を見に来ただけで、高い骨董品を買うとは思えない僕に対しての
店員の対応の冷ややかさには怖いものがありました。。 '02.5.13
2001 平等院宝物館 鳳翔館
栗生明+栗生総合計画事務所 京都府宇治市
10円玉の鳳凰堂で有名な平等院の宝物館である。
宝物は全て地下にある展示室にあり、地上部分はくつろぎのスペースとミュージアムショップである。
こうした設計により高さをおさえ、平等院の景観に配慮したのであろう。
同じ栗生氏の設計である「岡崎市美術博物館」でもこのような、展示空間を地下にするという設計が
されています。
木の縁側のようなスペース、玉砂利が落ち着いた雰囲気をもたらしていました。 '01.10.17
新風館SHIN-PUH-KAN
NTTファシリティーズ+リチャード・ロジャースパートナーシップジャパン
京都府京都市中京区
三条通近辺にある歴史的な建物の一つであった吉田鉄郎設計の旧京都中央電話局を改装、
増築してつくられたファッションタウンである。
改装されるまでは廃墟のような状態にあったものがすばらしい施設に変わりました。
元々L型の建物だったものを増築してロの字型にすることにより真ん中に中庭を作っている。
そして建物の内側に回廊を巡らせて店にアプローチするように設計されている。
歴史的な建物を取り壊すことなく新しいものと共存させるという手法に感動しました。 '01.5.4

高松伸建築設計事務所 京都府京都市北区
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
ジュエリー関係の会社の新社屋である。
ドライヤーの噴出し口のような正面の開口部が特徴的です。
メタリックな部分は全然なく、コンクリによる建築物である。
2階で展示や商品の販売を行う部分があり、正面で見えた開口部から目の前の鴨川が臨めます。
さらにこの部屋の真ん中にガラスで囲まれた階段があり、そこを上ると屋上に出られます。
屋上にベンチが置いてあってそこに座って鴨川が見えるかと思ったのですが、
座ってしまうと建物で川は見えませんでした。。
建物の裏側にまわると見えるのですが、1階及び地階はオフィスとして利用されています。
裏側はとても綺麗なのでぜひまわりこんでみましょう。 '02.3.8
宇川温泉 よし野の里
Tango Ukawa Spa
「Yoshino no Sato」

象設計集団 京都府丹後町
atelier Zo/Kyoto
京都府北部の町、丹後町につくられた温泉施設である。
日帰り温泉と宿泊施設、レストランなどから構成されています。
海の温泉と山の温泉の二種類があり、日替わりで男女交代になってます。
僕が行った時は海の温泉が男湯になっていたのでそっちに入ってきました。
小高い場所に施設があるため寝湯に入りながらの見晴らしがすごくよくて気持ちよかったです。
兵庫県の山奥にある同設計者による温泉施設に比べて木を多用した落ち着いた施設でした。
'03.3.7
2002 国立国会図書館関西館
陶器二三雄建築研究所 京都府精華町
学研都市につくられた国会図書館の分館である。
東京本館の資料の増加に伴い、資料の分散とともに電子媒体への対応を考えて
新たに建てられました。1996年にコンペが行われ2002年に完成しました。
書庫や閲覧室を地下に配置することによって建物を低層におさえています。
アプローチに見られるのこぎり状の緑地は、閲覧室のハイサイドライトになっています。
エントランスを入って緩やかな階段を降りていく空間がすごく美しいのですが、
残念ながら撮影禁止ということでした。。 '03.9.27
京都市西京極総合運動公園
プール施設(京都アクアリーナ)
仙田満+環境デザイン研究所、團紀彦建築設計事務所
京都府京都市
京都市の西側にある西京極総合運動公園につくられたプールで、
既存の運動施設とは阪急の線路を挟んで南側の敷地に建てられています。
コンペで選ばれた案だとすぐに分かるプランで、敷地内で出た土を盛って丘をつくり出すことや
屋根にソーラーパネルを設けることといった景観や環境への配慮がなされています。
アプローチは丘を鋭く切り裂いたような設計になっていて、メインのプール棟とサブプール棟を
屋外ブリッジでつないでいます。
内外共に壁面に傾斜を持たせるなど團紀彦的要素の多い建物だという印象が強く、
仙田満的要素があまり見受けられなかったのですが、サブプールのカラフルな
ウォータースライダーにだけは仙田さん得意な遊具を思い起こさせる設計になっていました。
'06.12.10
2003 南山城村立南山城小学校
リチャード・ロジャースパートナーシップジャパン 京都府南山城村
京都府の南に位置する村につくられた小学校である。
幹線道路から見える小高い丘の上につくられています。
RCによる剥き出しの構造体とそのあいだにカラフルに色彩された壁が特徴的です。
前川國男さんの建物の天井もこんな感じで色が付けられていたことをふと思い出しました。
更に特徴的なのは浮遊感を感じさせる連続した屋根で、採光を一番良い形で取れるために
工夫がなされているということです。
ちなみに色彩計画は低学年の教室の壁が暖色系で、高学年に行くほど寒色系になっていく
ように設計されているそうです。 '03.7.25
洛和グループホーム大山崎
安藤忠雄建築研究所 京都府大山崎町
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
大山崎町につくられたグループホーム(痴呆対応型共同生活介護施設)です。
安藤さんが初めて設計した社会福祉施設だそうです。
住宅地がとぎれてきて田んぼが点々とあらわれだした静かな場所につくられています。
裏山の緑にRCのグレーが美しく映えていました。
箱形の建物にガラスの温室のような少し高さのあるボックスがくっついています。
遠くからでもみえるガラス内部の円柱がオブジェのようで美しかったです。
外観からはグループホームという印象はなく、デザイナーズマンションみたいです。
ちなみに道路を挟んで向かいにある「洛和ヴィラ大山崎」(特別養護老人ホーム)も
安藤さんが同時期に竣工した施設です。 '05.3.30
Sfera Building
CKR 京都府京都市
京都の鴨川沿いに建つ複合ビルである。
北欧出身の建築家3人組CKR(クラーソン・コイヴィスト・ルーネ)が元々あったビルを
リノベーションしたもので、地下にカフェ、1階がショップ、2階が建築系の書籍と展示スペース、
3〜4階がイタリア料理店になっています。
建物外装は葉っぱ模様のパンチングメタルになっていて、夜になると模様が浮き上がります。
昼間見るとシワのある銀紙貼り付けたみたいでちょっといまいちなので夜がお勧めです。
内装は白を基調とした美しいデザインで、非常に洗練されたものを感じます。
ただ、外観からは内部がお店であることがほとんど分からないことや、立地的にもちょっと
にぎやかな場所から離れていることがあるので、店舗として成り立つのか心配です。。
建築系の雑誌に紹介はされたんですけど、一般情報誌には紹介されたんだろうか?
僕が訪れた時も日曜だったのに客はほとんどいなかったし。。
それから、見学した後で知ったんですが「ぽむ企画」の人が2階のsfera archiveにおられるそうです。
次回訪れる時はサインもらおう(笑) '05.6.5
2004 ダイナミックツール本社ビル
山口隆建築研究所 京都府相楽郡
学研都市につくられた精密機械の会社の本社屋である。
敷地が道路から斜面で上がったところにあり、しかも裏側に駐車スペースをとるために
出来るだけ手前に建物を配置しているため、2階建てにもかかわらず結構威圧感を感じます。
裏側の駐車場への通路をまたぐように門型の建物が置かれています。
1階部分は乳白色のガラス面が多用されていますが、2階は正面中央の会議室の開口部以外は
閉じられています。それにより1階は柔らかい光が内部に入り込みますが、
2階に上がると暗闇になり、会議室に辿り着くとまた明るさが戻ってくることになります。
これが山口氏の狙いだったそうですが、実際の会社としての使い勝手はどうなのでしょうか?
また、精密機械の会社ということで内部空間は床や壁にもスティールが使われているそうです。
ところで、山口さんって寺とかしか設計しないのかと思っていたのですが、
普通の建物(笑)も設計するんですね。 '04.6.11
COCON KARASUMA
隈研吾建築都市設計事務所 京都府京都市
Kengo Kuma & Associates/Kyoto
京都の中心部である四条烏丸のビルのリニューアルである。
昭和13年から烏丸のランドマークであった旧丸紅ビルの外壁に、
京唐紙に使われる古典文様の雲をプリントした緑のフィルムをガラスではさんだ装飾を施しており、
内部の天井にも同様の白の文様が使われています。
夜になるとガラスの裏側からライトが照らされて、文様がより浮かび上がるようになっています。
建物名称の「COCON」とは「古今」の事で、古き良き建物と現代デザインの融合という意味で
付いたんだと勝手に思っています。

内部は、1〜2階にインテリアショップである「アクタス」や「アウラ」が入っていて
3階はアートシアターになっています。
建物南側に1、2階吹き抜けのカフェ&レストランがあって、
壁を水が伝っていたりして非常にこじゃれています。
旧建物の外壁がこの空間の内部に見られたのでおそらくここは増築したんだと思われます。
内部で旧建物の外壁が見られるって、安藤さんの「国際こども図書館」みたいですね。
'04.12.12
LOUIS VUITTON 京都大丸店
永山祐子建築設計 京都府京都市下京区
京都の中心部である四条通沿いにオープンしたヴィトン京都大丸店である。
8階建てのビルの1〜2階にヴィトンが入っていて、そのファサード設計を永山さんがしています。
ヴィトンの設計といえば青木淳さんやその事務所から独立した乾久美子さんがいくつか設計して
いますが、ここも青木さんの事務所から独立した永山さんが設計しています。
まさにヴィトンの設計は青木王国って感じですね(笑)。
店舗は2階まであるのですがアーケードによって分割されてしまうため、アーケードを歩いていると
2階部分は見えなくなっています。それを利用してなのかアーケードの上下で表情を変えています。
基本は3層構造になっていて、一番前に透過ガラス、2枚目と3枚目に偏光板を縦のストライプ状に
並べていて、見る角度によって2枚の偏光板が光を通したり遮ったりするため、縦格子のようなものが
見えるようになっています(アーケード上部は一番前のガラスにパターンを貼り付けています)。
歩きながら見ると光のレースのようなものが揺れているように見えて面白かったです。
車も人も多いため、写真撮影は苦労しました。。 '05.6.13
2006 ソーシャルデザインカフェ
ソボロ
みかんぐみ 京都府京都市
辰野金吾が設計した「京都文化博物館(別館)」の前につくられた仮設カフェである。
オーガニック、減農薬などこだわりの食材を使った食べ物を提供するオープンカフェで、
多くのNPO法人によって運営されています。
大小様々な白いテーブル状の型を組み合わせることで店舗空間がつくり出されています。
白で統一されたカフェは、辰野式の赤レンガと白い帯状の壁面に上手く溶け込んでいました。
てっきり文化博物館の中庭みたいなところにつくられたんだと思っていたんですが、
人通りが多い三条通に面した位置に設置されていたのでびっくりしました。 '07.5.9
龍谷大学深草学舎
キャンパス修景計画
飯田善彦建築工房 京都府京都市
京都市南部にある龍谷大学深草学舎内の中庭等の整備である。
同心円になるよう整備された中庭に円形のステージやカフェ、ベンチ、水盤などを
適所に配置すると共に、屋外テラスや情報コーナーなどをキャンパスの各所に設けています。
GRCパネルの軽やかな屋根を持つこれらの施設がレンガによる威圧感のある建物が多い
キャンパス全体をやさしい雰囲気に変えることに成功している気がしました。
'07.6.9
Rooftecture オーラッシュ京都
Rooftecture O-K
遠藤秀平建築研究所 京都府京都市
Shuhei Endo Architect Institute/Kyoto
中古車、輸入車を販売する会社の京都店である。
この会社の建物の多くを遠藤さんが設計しています。
遠藤さんは関西を中心に活躍されているのですが、京都は作品が少なく、ここはその一つです。
建物は他の多くのオーラッシュと同様にコルゲートが屋根から壁まで連続しており、
ここでは折り曲げずに波打たせて柔らかい印象の外観としています。
幹線道路に面した正面側と裏の道路側とは高低差があるのですが、それを利用して
地下部分をガレージやピット空間としています。 '09.5.20
2008 京都造形芸術大学至誠館
Kyoto University of Art and Design
"Shisei-Kan"

隈研吾建築都市設計事務所 京都府京都市
Kengo Kuma & Associates/Kyoto
京都市内にある芸術大学につくられた学生食堂や工房などが入った校舎である。
斜面地に建てられており、側面に張り付いた屋外階段に向かって突き出した
斜めの壁面とそこに設けられた開口部が特徴的です。
1階部分が大きなピロティになっているため、宙に浮かんだ船のようです。
階段を上りきると建物上部の屋上庭園にたどり着くようになっています。
内部の環形蛍光灯を並べた照明がかわいくてよかったです。
気になったのがピロティの暗さと外壁に貼り付けられた御影石です。
あのゴテゴテした石を広い間隔で並べた姿は、隈さんのこれまでの
軽やかなルーバー建築とは異なる造形なんですけどどうなんでしょうか。。 '08.5.26
2009 俄ビル
NIWAKA Building
安藤忠雄建築研究所 京都府京都市
Tadao Ando Architect & Associates/Kyoto
京都市のレトロな建築が立ち並ぶ三条通りのすぐ近くに建つオフィスビルである。
「俄」はジュエリーブランドで、日本の伝統美とモダンな感性を融合させたジュエリーを
手がけており、このビルの2階に本店が入っています。
建物は京都の条例によって規制されていることもあるとは思いますが、
深い庇と繊細な格子が和の外観をつくり出しており、俄という会社のコンセプトに
マッチしたデザインとなっています。
ちなみにここに本店が移転する前は高松伸さん設計の社屋だったのですが、
あの建物はどうなってしまうのでしょうか。。 '09.5.29
不明 ROUTE-1 高松伸建築設計事務所 京都府京都市
Shin Takamatsu + Shin Takamatsu Architectes & Associates/Kyoto
京都市南区につくられたパチンコ店である。
平屋の建物の上に3本の角が生えた(?)特徴的な外観をつくり出しています。
高松さんはパチンコ建築を多数設計していますが、ここは日向市の「パーラーヌーベル」と
同系列っぽいです。ここも元々メタリックだったのですが、緑に塗られてしまってるので。。
インパクトのある外観に対して内部は完全に普通のパチンコ屋だったのが残念でした。
元々そうだったのか改装されてしまったのかは分かりませんが。
あと、「ROUTE-1」という名称は国道1号からきているんだと思うんですが、
このパチンコ屋は国道1号に面していないんですけど。。 '06.12.10


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