海外の建築

国名 作品 データ
オランダ 1984 キューブハウス
ピエト・ブロム オランダ ロッテルダム
オールドハーパーという古い波止場の開発計画の一つとして建設された集合住宅である。
サイコロのような立方体の箱の集合体をそれぞれ太い柱のような構造体が支えています。
この建物の下にはハイウェイが走っていて、陸橋の役目も担っています。
あまりにインパクトの強いデザインなので一般的な観光ガイドブックにも
紹介されていたと思います。
建物の下に立つと斜めに傾いた箱の集合体が自分に迫ってきているようで不思議な感じです。
一室は見学用になっているため中を見ることが出来たのですが、
機能性など全くなく、住み心地は最悪じゃないかなあ、と思います。
階段は狭くて急で大変です。見に行く分にはすごく楽しめましたけど。。 '04.10.27
1990 レストラン・ボンピュ
メカノー オランダ ロッテルダム
ロッテルダム港を流れるニュー・マース川に面して立てられたレストランである。
幹線道路と川沿いの河岸道路に挟まれた場所に位置し、二つの道路には高低差があるため、
メインのレストラン部は幹線道路から張り出し、斜めの柱で河岸道路から持ち上げられています。
レストラン部は川に向かって天井までガラス面となっており、水景を楽しみながら
食事出来るようになっています。
ゴテゴテした岩や枯木のようなスカルプチャーが、建物に対してアンバランスのようで
なんとなくまとまっているのが絶妙です。 '07.10.6
1991 ビザンティウム
Byzantium
レム・コールハース/OMA オランダ アムステルダム
Rem Koolhaas/OMA/Netherlands
アムステルダムの中心部、広場に面して建てられた複合施設である。
黒いフレームにガラスの大開口を持つ高層のオフィス部と小窓が並ぶ低層の住居部という
異なった表情を持つ建物となっています。
外観にインパクトを与えているのが、低層部の上部に張り出した黄色い円錐台で
同設計者による「オランダ国立ダンス・シアター」を思い出させます。
また、1階の庇が傾斜しながら鋭角に延びているデザインが建物全体を引き締めていました。
'08.1.29
1993 オランダ建築家協会
ヨー・クーネン オランダ ロッテルダム
ロッテルダムのミュージアム公園内につくられた建築家協会のビルである。
1993年に行われた指名コンペによってつくられました。
人工池に浮かぶように建っていて、ブリッジを渡ってアプローチします。
展示室、資料室、オーディトリウム、オフィスの主たる4つの機能を、
つの異なる材料でデザインしてあるそうです。
中央に位置するガラスボックスはオフィスであり、東側の展示室はレンガ積み、
オーディトリウムはRC造、裏側に道路に沿ってカーブを描く資料館がメタルになっています。
ブリッジからガラスのオフィスという開放的な空間から展示室の方へ行くと
暗いため重々しい雰囲気で残念です。特にスロープ部分はその印象が強かったです。
'04.3.10
1996 KNSM島タワー
ヴィール・アレッツ オランダ アムステルダム
KNSM島の再開発によって建てられた高層建築である。
オランダの建築家アレッツは安藤忠雄の影響を受けたガラスとコンクリートの建築という
イメージがあったのですが、僕が初めて見たこのアレッツ建築はガラスの印象はほとんどなく、
小さなコンクリート模造石を全面に貼り付けた「石の建築」という印象が強かったです。
遠くから見ると無数の模造石がつくり出す壁面の微妙な色の違いが味わい深さを感じさせました。
それぞれのユニットの継ぎ目が窪ませることで垂直性を強調したデザインも良かったです。
'07.1.3
エラスムス・ブリッジ
Erasms Bridge
ファン・ベルケル&ボス オランダ ロッテルダム
Van Berkel & Bos/Netherlands
ロッテルダムを東西に流れるニュー・マース川にかかる白亜の橋である。
文化施設が多く存在し中央駅もある北エリアと新たな開発が進む南エリアをつなぐ重要な橋であり、
くの字に折れたパイロンが途中で垂直に伸びる姿は美しいランドマークになっています。
面白いのは日本ではあまり見られない跳ね橋になっていて、僕はタイミングが良かったのか
船が通る時に居合わせ、橋が上がる姿を見ることが出来ました。 '08.4.6
1997 ピエトハイン・トンネル・ビル ファン・ベルケル&ボス オランダ アムステルダム
Van Berkel & Bos/Netherlands
アムステルダム東部の再開発地区であるドック・エリアにつくられた施設である。
トンネルを管理するためにつくられた施設は二つあるのですが、
東棟はかなりアプローチしにくい場所にあったため、僕が見たのは西棟のみです。
パンチングメタルによるボックス型の建物で、海に一部張り出すようにたっています。
小規模な建物ですが、ズレをうまく利用して鋭角に飛び出した屋根が特徴的でした。
また、海側から見ると光を反射する様子がすごく美しくて印象に残りました。 '03.10.30
エデュカトリアム
Educatorium
レム・コールハース/OMA オランダ ユトレヒト
Rem Koolhaas/OMA/Netherlands
ユトレヒト大学内にある講堂・食堂などから構成された施設である。
コールハースはユトレヒト大学キャンパスのマスタープランも行っています。
エデュカトリアムとは「Education(教育)」と「torium(工場)」の造語だそうである。
1階の床スラブがスロープ状になっていて徐々に上がっていき、端部で曲線を描き
3階の天井スラブとなって戻ってくるという面白い設計になっています。
1階西側にある食堂はこのため天井が傾斜していて面白いです。
ロッテルダムにあるコールハース設計の「クンストハル」のカフェの天井も
これと似た構造になっていたことを思い出しました。 '03.11.21
サイエンス・センター
ニュー・メトロポリス

レンゾ・ピアノ オランダ アムステルダム
アムステルダム駅東の海に面した場所に建つサイエンスセンターである。
海底トンネルの入口上部に建っており、建物の形が船のようで、
しかも外壁の銅板がエメラルドグリーンなので非常に目立っています。
ブリッジを渡って側面からと南側からアプローチする方法がありますが、
南側からだと建物屋上に続く長い階段を上って内部に入ることも可能になっています。
この屋上階段を上ると三方が海なので景色がすごく良かったです。
展示内容はコミュニケーション、エネルギーなどをテーマにしているのですが、
子供を対象とした展示方法なので、見学に行ったときは子供だらけでした。。
'05.3.31
1998 アイ・タワー&
ショッピングセンター・ブラジル
ノイトリング・リーダイク オランダ アムステルダム
アムステルダム東部にあるボルネオ・スポーレンブルグ島再開発のランドマークである
高層棟を持つ「アイ・タワー」とそれに並んだショッピングセンター「ブラジル」である。
「アイ・タワー」は、高層部が68戸の住戸、低層部がスーパーマーケットになっていて、
白い外壁に平行に配列された窓と、コーナー部などを一部削り取った赤茶色の凹部が
外観を特徴付けています。
「ブラジル」は、元々倉庫だったものを改修しており、内部には再開発エリアに住む人々の
ための店舗が入っています。
ただ、日本でもよくある再開発やニュータウンにつくられたショッピングゾーンって
どうもイマイチ感があるような気がして仕方がないんですが、ここもそんな感じでした。
しかし、その場で買って食べられるお店の魚のフライはすごくおいしかったです。
'05.5.31
ヴァン・ゴッホ美術館新館
New Wing of the Van Gogh Museum
黒川紀章建築都市設計事務所 オランダ アムステルダム
Kisho Kurokawa architect & associates/Netherlands

世界最大のゴッホコレクションを誇るアムステルダムのゴッホ美術館の新館である。
本館のすぐ隣に別棟で建てられており、地下で連結されています。
リートフェルト設計の本館が直線的な構成なのに対し、新館は楕円形平面としています。
楕円の半分を地上2階、地下1階の建物とし、残り半分は水を張ったサンクンガーデンを
囲むように回廊を巡らせています。
そして、サンクンガーデン上に箱形のボリュームが飛び出していて、そこを特別展示室としています。
また、屋根は楕円回転体の一部を切り取った形としており、壁面との間に隙間を設け、
そこから展示室に光が差しこむよう設計されています。
本館側から見るとデザイン的に面白いですが、一番人から見られる公園側(南側)から見ると、
カーブを描く壁が連続するだけという立面はどうなんでしょうか。。 '06.1.1
2000 サルファティストラート・
オフィス
スティーヴン・ホール オランダ アムステルダム
Steven Holl Architects/Netherlands
アムステルダムの川沿いにある元政府医薬品供給倉庫の改装および増築で、
現在はハウジング・ディベロッパーのオフィスとして利用されています。
外壁は銅のパンチングメタルで覆い緑青をふかせて独特な色を出しています。
内壁は有孔のベニアを使い、外壁と内壁の間に配管や空調ダクトを入れています。
最近青木淳氏がルイヴィトンで使っているようなモアレ効果を生むように設計されていました。
上の写真で見てもそうですが、すごくCGのような建物です。そして目立ちまくってました。
対岸から見ると建物前の張り出したテラスがすごく気持ち良さそうだったので
そこまで行こうとしたのですが、オフィス敷地内立ち入り禁止の看板があり、
近づくことができませんでした。勝手に入っていく見学者が多かったからですかね。。
'04.1.19
2001 ユトレヒト大学
バイフート・センター
NMR測定室

UNスタジオ/ファン・ベルケル&ボス オランダ ユトレヒト
ユトレヒト大学内につくられたNMR(核磁気共鳴)測定室である。
NMRとは、解析技術の一種で、タンパク質の構造や機能を解明するものだそうです。
電磁波を発する磁石をうまく配置すること、そして、磁気を考えた構造・素材が
設計に求められたそうです。
建物の特徴的な部分は、ガラスに覆われたスロープで、外観でもインパクトになっていました。
そして、建物外壁が上部で柔らかいカーブを描いて巻き込んでいる部分は、
同大学にあるコールハースのエデュカトリアムを思い出させました。
ただ、少し気になったのが、竣工からまだ数年にもかかわらず外壁が汚かったのが
ちょっと悲しかったです。。 '04.4.17
2002 INGグループ本社ビル
マイヤー&ファン・シューテン オランダ アムステルダム
オランダを拠点としている金融会社の本社ビルである。
南北に細長い敷地に巨大な躯体が浮かんでいます。
それはV字型の柱によって持ち上げられているため、その姿はまるで虫のようです。
外壁はほとんどがガラスになっていて、底の部分などわずかな部分がアルミになってます。
ガラスを多用していますが、ダブルスキン構造になっているため熱負荷は軽減されるように
なっています。
建物東側はそこでざくっと切断されたかのような立面になっていますが、
西側は徐々に屋根を傾斜させることによって、その先にある森を眺めることができるように
なっているそうです。
僕が見学に行ったときには傾斜した屋根から赤いゴム風船のような物が垂れ下がっていた
のですが、あれはいったいなんだったのか未だに疑問です。 '04.6.17
2003 アムステルダム建築センター
ARCAM

レネ・ファン・ズーク オランダ アムステルダム
Rene van Zuuk Architekten/Netherlands
アムステルダムの海際に建てられた建築センターである。
元々ここにはレンゾ・ピアノが設計した小さなパヴィリオンがあったが、
その一部が解体され、残された床や柱がそのままこの建築に使われています。
外壁はわん曲したアルミニウムで覆われていて、通りから見ると閉鎖された建物に見えますが、
海側から見るとエントランスの扉以外は全てガラスになっていてかなり開放的です。
通りから見ると建物というよりは巨大なオブジェのようでした。
僕が見学に行ったときは竣工したばかりで使用されていませんでしたが、
現在は建築ツアーの受付なんかもしているみたいなのでアムスに行かれた際は
一度寄ってみてはいかがでしょうか。 '04.4.3
オーストリア 1910 ロースハウス
アドルフ・ロース オーストリア ウイーン
ミヒャエル広場に建つアドルフ・ロースの代表作である。
1、2階の店舗部分には大理石が張られていて、3階以上の住居部分は白い壁面に
小さな窓が規則的に並んでいます。
建てられた当時は、装飾を排除した建物デザインが王宮など歴史的な建物が建ち並ぶ
ミヒャエル広場にそぐわないとして問題になったそうです。
現在はこの建物はミヒャエル広場になくてはならない存在となり、
建築の歴史的にみてもモダニズム建築の先駆と考えられる重要な建物となっています。
今見たら結構装飾があるように見えますが竣工当時はすごいインパクトだったんでしょうね。
'07.11.18
1965 レッティ蝋燭店
ハンス・ホライン オーストリア ウイーン
古いウィーンの街並みにはめ込まれた小さな店舗である。
元々は蝋燭店でしたが、現在は宝石店になっています。
ウィーンの代表的な建築である「ハースハウス」を手がけたホラインの処女作である。
アルミパネルをT字型にくり抜いてあり、そこがドアと採光窓とエアコンになっています。
このT字型はとある地方の蝋燭の形をモチーフにしているそうですが、
詳しくは忘れてしまいました(笑)
宝石店であるために汚い身なりの僕は中に入れませんでした。。 '04.2.27
1967 ブティック・クリスタ・メテク
ハンス・ホライン オーストリア ウィーン
ウィーンの中心部に点在するホライン初期作品のひとつである。
「a」の文字にくり抜かれた開口部に「9」の文字の赤いラインを入れています。
「レッティ蝋燭店」と同様のアルミファサードですが、レッティがやや厚みを感じさせる
デザインなのに対し、こちらは薄さやスッキリした表情を見せています。
ちなみにブティックということでどんなものが売っているのかと覗いてみたのですが、
ちょっと日本人の感性とは合わないものが飾られていました。。 '07.1.3
1972 シュリン宝石店T
ハンス・ホライン オーストリア ウイーン
ウイーンの中心部、グラーベン通りにある宝石店である。
すぐ近くにホラインが設計した「シュリン宝石店U」(1981)もあります。
Tは現在も宝石店のようですが、シュリンではないようです。
高級感ただよう大理石のファサードに亀裂が入ったデザインで、
いかにも宝石店というイメージを受けます。
亀裂といえば鈴木エドワードさん設計の「ウェッジ」という建物を思い出しましたが、
シュリンを見ているとウェッジがすごくしょぼく感じてしまいます。。 '04.10.25
1979 ウィーン中央銀行
ギュンター・ドメニク オーストリア ウイーン
ウイーンの中心部から少し外れた場所につくられた銀行である。
中心部から離れた場所なのでなんとなくのどかな感じを受けるのですが、
そこに突如怪獣のような建物が現れてかなりびっくりします。
ファサードはエントランス部分がゆがんで湾曲しており、かなり不気味ですが、
内部に入るとさらにすごいのが、壁に巨大な手が張り付いているところです。
これはドメニク自身の手をモデルにしてつくったものだそうですが、
リアルでこれまた不気味です。
ダクトなどもむき出しで壁に張り付いており、まるで血管のようです。
これまでいくつかの銀行建築を見てきましたが、これほどインパクトのあるものは
初めてでした。建築当初は近隣からの強い反対があったというのも頷ける建物でした。
ただ、外観側面に垂れ下がっている赤い紐(?)のようなものは何でしょう?
'03.12.16
1986 フンデルトヴァッサー・ハウス
フリーデンシュライヒ・フンデルトヴァッサー+ペーター・ペリカン
オーストリア ウイーン
日本でもかなりの人気があるフンデルトヴァッサーによる集合住宅である。
彼は建築家ではなく画家であり、彼の思想を建築家であるペリカンの力をかりて建築にしたものである。
外壁はカラフルに彩られ、タイルも所々に張り付けられていて、一目で面白さが実感できます。
また、直線がほとんど使われておらず、曲面やカーブした線から構成されています。
そして最も特徴的なのが植栽がかなりあるため、森の中の建物といった感じです。
集合住宅であるため内部はもちろん見られないのですが、
見学にきている人が山のようにいて観光名所になっているようでした。
あんなに毎日人が見学にきていて住んでいる人は落ち着かなくないのでしょうか。。 '03.11.13
1990 ハースハウス
ハンス・ホライン オーストリア ウイーン
ウイーンで最も有名な場所であるシュテファン広場に立つ複合施設である。
ウイーンのシンボルであるシュテファン大聖堂と向き合うように立っています。
建築された当初は歴史的な広場にそぐわないとの意見もあったようですが、
現在は広場の顔のひとつになっていました。
やや不恰好に見える外観も、ガラスやメタリックを多用したデザインによって
高級感を感じさせるものになっています。
それから緑系の石材を使っていたのが僕にはとても心地よかったです。
施設内には高級店舗やオフィス、カフェなどが入っている様子でしたが、
僕が買えるようなものは当然ありませんでした。。 '03.10.27
1994 中央郵便本局
アドルフ・クリシャニッツ オーストリア ウイーン
オットー・ワーグナーの名作「ウイーン郵便貯金局」の近くに建つ郵便本局である。
もともと修道院だった建物を改修しており、ホールは元々中庭だった部分に
屋根を架けて光天井としています。
修道院時代からのアーチ型の列柱や微妙に薄暗い洞窟的な通路の部分と
新たに付加された現代的な部分がうまく融合しているところが魅力的でした。
光天井のホールはウイーン郵便貯金局の影響を感じさせますが、
そう考えながら見ていると意外と外観も似ているような気がしてきました。 '05.8.30
1997 ブレゲンツ美術館
Bregenz Art Museum
ピーター・ズントー オーストリア ブレゲンツ
Peter Zumthor/Austria
オーストリアの西端の街ブレゲンツにつくられた美術館である。
ドイツ、スイス、オーストリアの国境にあるボーデン湖に面して建てられています。
全面曇りガラスによる矩形の建物で、近づいてみると分かりますが、
小さなガラスパネルを少しずらして金具で止めています。
構造的にも面白くて、曇りガラスの内側にクリアガラスを設けたダブルスキンになっている
のですが、ガラス自体は建物本体とは別に鉄骨フレームで支えられています。
そして、建物本体はガラスの中にある3枚のRC壁だけでスラブを支えることにより
内部を無柱の大空間としています。
内部空間も曇りガラスを通して外光が柔らかく差しこんでいてとても快適でした。
地下にあるトイレに行ったら、トイレの横にガラスブロックを使った会議室があって
展示室とは少し違った空間が楽しめました。
美術館の前庭はオープンカフェになっているようですが、僕が見学に行った日は
小雨が降っていたため、椅子なども片づけられていて閑散としていたのが残念でした。。
'05.4.29
2000 ジェネラル・タワー
ハンス・ホライン オーストリア ウイーン
ウイーンに数多くの建築をつくっているホラインがコンペに勝った作品である。
橋を渡ってすぐに見える角地に建っているため、
このエリアの顔となる、ランドスケープとしての役割を担っている建築だと思います。
建物は、ガラスのカーテンウォールであったり、タイルであったりと、
異なった外壁が複雑に重なり合って出来ていました。
また、低層部の斜めになったガラス部分は地上に空地をつくり出していました。
道路側からは見えませんが、裏側にはブリッジなんかもあってデザイン的に面白いようです。
'04.9.6
フランス 1932 スイス学生会館
ル・コルビジェ フランス パリ
広大な敷地の国際大学都市につくられた学生会館の一つである。
国際大学都市には世界中の国がそれぞれ出資してつくった学生会館が36あり、
留学生や研究者の寮として利用されています。
建物は、ピロティの上に持ち上げられた直方体がのった本体に、一つ頭出た階段室部分と
コルビジェの絵を壁面にしたサロンを持つ低層部がつながっています。
直線で構成された本体に対して、階段室部分や低層部は湾曲した壁になっています。
また、ピロティの柱は犬の骨をモチーフにして設計したそうで、そう考えながら見ると
なかなかユニークです。
部屋は1つを残してあとは改装されていて当初のままの部屋を見学することができます。
サロンの素晴らしい空間を堪能した後で見ると非常にシンプルで質素な感じですが。。
'05.6.26
1977 ポンピドゥー・センター
レンゾ・ピアノ+リチャード・ロジャース フランス パリ
図書館,美術館,デザイン・センター,音楽研究所,シネマテーク,
子供のアトリエ,シアター,コンサートホール,写真ギャラリーなど
を内包する総合芸術文化センターである。
改装中だったので中に入れなかったのが残念だった。
諸設備,空間システム,アクセス,通路などがすべて外部に
設けられているこの建物を、パリにつくったということはすごいと思った。
1985 ピカソ美術館
ロラン・シムネ フランス パリ
パリ市の豪邸「塩の館」を改装したピカソの美術館である。
バルセロナにあるピカソ美術館は初期の作品を展示していますが、
こっちはパリにピカソが移住してからの作品を展示されています。
ピカソ美術館の収蔵品は、ピカソが生涯手放そうとしなかった自身の作品を相続した妻や子たちに
フランス政府が作品による相続物納法を提案し、国に納められた作品です。
まず、地下の展示空間を見学し、その後1階を巡る導線になっていますが、
地下の荒削りなヴォールト天井に間接で照らす照明が仄暗く、洞窟のようで面白いです。
1階部分に見られる照明や最上階のトップライトなど光の使い方が非常にうまい建築だと思いました。
'05.1.24
1987 アラブ世界研究所
ジャン・ヌーベル+アーキテクチュア・スタジオ フランス パリ
Jean Nouvel/France
パリのサンルイ島の対岸にあるアラブ文化のための複合施設である。
博物館、図書館、劇場、展示場、レストランなどから成る地上10階、地下3階の建物である。
ジャン・ヌーベルがコンペを勝ち取ってつくられた建物で、彼を一躍有名にした作品である。
特徴的なのは南側ファサードに見られるダイヤフラムで、太陽光線の強さに従って開口を
自動でコントロールしているそうです。
このダイヤフラムはアラブを非常に感じさせるデザインになっていてこの施設にふさわしいと
思いました(故障が多いと聞きますが。。)
1989 IRCAM
レンゾ・ピアノ フランス パリ
ポンピドー内の独立組織である音響学研究所である。通称「イルカム」と呼ばれています。
元々ポンピドーを建築した当初は、最大限の音響効果を確保するため、
ポンピドー横の地盤を掘って地下に作られ、地上にはガラスのルーフと
通気装置のみが地上に出ている状態でしたが、ピアノ設計による増築により
細長いタワーが地上に飛び出すようになりました。
隣の建物がレンガ造であるため、外壁に使われているテラコッタパネルをレンガに似通った
サイズや表面加工を施してまちなみに合うように設計されているそうです。
ポンピドーが完全にこれまでのまちなみを変えてしまったにもかかわらず
同じ設計者が付属施設でまちなみを配慮した設計をしているのはなかなか不思議な感じです。
'04.1.22
1992 ブールデル美術館
クリスチャン・ド・ポルザンパルク フランス パリ
フランスを代表する彫刻家であり、ロダンの助手でもあったアントワーヌ・ブールデルの美術館である。
モンパルナスの閑静な住宅街にあり、ブールデルのスタジオを改修したものです。
落ち着いた赤レンガによる外観は周囲に調和するよう設計されたと思われ、
美術館であるということをあまり感じさせません。
しかし、内部に入ると所々に設けられたトップライトから差し込む光とグレーの壁面による展示室に
彫刻が配置されていて非常に静謐な空間になっていました。
メインの大展示室は他の展示室よりもやや暖かみを感じさせる空間になっており
代表作「弓を引くヘラクレス」も展示されていて見ごたえ十分でした。 '04.11.19
1993 ルーブル美術館(近代化) I・M・ペイ  フランス パリ
美術館の近代化構想の根本的な部分は、中国系アメリカ人の建築家I・M・ペイによる。
ナポレオン広場の中央に大きなピラミッドを建設するというこのプロジェクトは、
1983年にエリゼ宮で公表されたが、当初から大きな論争を巻き起こした。
パリにきたんだから当然ルーブルに行こうということになった。
美術の収蔵もすごかったが、このピラミッドを通って地下に降りていくと大空間が
広がっていて、採光がとてもよくて気持ちがよかったことをよく覚えています。
(ピラミッドからはいるとかなり並ばなくてはならないので、地下のモールからの方が楽である)
リコラ・ヨーロッパ社工場・倉庫 ヘルツォーク&ド・ムーロン
フランス ミュールーズ・ブリュンスタット
スイスのハーブ菓子メーカーであるリコラ社がフランスに建てた工場、倉庫である。
スイスにあるリコラ社の建物もヘルツォーク&ド・ムーロンが設計しています。
建物は60m×30mの長方形平面の建物に8mの大きな庇が2つの長辺側に
付いているというシンプルな普通の工場といった形態を持っています。
しかし、正面ファサード、庇の天、内壁に大きな木の葉がプリントされているということで
表層のデザインを得意とするH&deMの真骨頂が発揮されています。
これは写真家カール・ブロスフェルトが撮影したモノを半透明のポリカーボネイトに
シルクスクリーンでプリントしたものだそうです。
外光が透過することで無数の木の葉が浮かび上がる内部空間で働くってどんな感じでしょうか。
ちなみに見学者が多く、しかも無断で敷地に入ってくる人が多いらしく、
「敷地に入るな」と書いた看板が立ってました。。 '08.2.23
1994 アメリカン・センター
フランク・O・ゲーリー フランス パリ
Frank O Gehry/France
パリのセーヌ川沿いに建てられた複合施設である。
アメリカン・センターって何なのかと思ったら、パリに住むアメリカ人の社交場のようなもの
のようです。この建物は劇場や多目的ホール、図書館、レストラン、アパート等がありました。
「ありました」というのは、この建物は開館して19ヶ月で閉館してしまったそうで、
僕が見学に行ったときは、閉鎖されていただけでなく、大々的な工事中でした。
もしかしたら現在は別の用途に変更されて使用されているかも知れません。
建物は、川に向いた南側はゲーリーらしいうねうねした形態になっていますが、
道路側はまちなみを意識してだと思いますがおとなしい外観におさえています。
外壁のクリーム色も周囲の公園にうまく溶け込んでいました。 '04.9.27
オーベルカンプ通り113番地
フレデリック・ボレル フランス パリ
パリの11区、比較的新しい歓楽街に建つ郵便局と郵便局員住宅80戸の複合施設である。
道路側から見ると変形ロボ的な外観になっていて、下部のゲートをくぐると
道路面からは想像もつかない奥行きの空間に出会います。
間口20m、奥行き87mという細長い敷地の周囲に建物を配し、中央の地下レベルに庭園を
設けているのですが、その庭に白と黒の2本のタワーを立てていて、白の方は
細い柱1本で支えられているため、ものすごいインパクトです。
まるで巨大な棒アイスのようでした(笑) '07.11.7
1995 リヨン・クレジット・タワー
クリスチャン・ド・ポルザンパルク フランス リール
フランス北部のユーラリール開発の目玉の一つであるタワーです。
TGVの駅の上に建っており、鉄道をまたぐようにつくられています。
デザインも非常に面白く、ブーツの形をしています。
さらにリール市街を見渡せるように市街に向けた外壁を広くとるため、扁平形になっています。
一見すごく単純にみえるこの建物が、すごく緻密に計算された構造によって成り立っているという
ギャップが面白かったです。 '03.11.3
スイス 1967 ル・コルビジェ・センター ル・コルビジェ スイス チューリッヒ
コルビジェの友人ハイジ・ウェーバーが建てたコルビジェ自身の作品を展示するための空間である。
チューリッヒ湖をのぞむ公園内に建てられていて周りは芝生が敷き詰められています。
軽やかに浮かび上がる屋根面とその下に展開するガラスと原色の壁面による箱から構成されています。
この建物がコルビジェの遺作となっており、彼の死後に完成しています。
白い箱の「サヴォア邸」やうねった厚い壁を持つ「ロンシャンの教会」などデザインが変化していった
コルビジェが最後に設計した建物がデ・ステイルやイームズ邸を思い出させるカラフルなデザインだ
ということは非常に興味深いです。
僕が見学に行った時は午前中だったのですが、この建物のエントランスポーチで寝ている学生(?)
がいてびっくりしました。でもコルビジェ建築で寝るのは建築学生にとっては夢ではないでしょうか(笑)
'07.7.31
1985 ランシーラ1ビル
マリオ・ボッタ スイス ルガーノ
Mario Botta/Switzerland
ボッタの作品が多数存在するルガーノの中心につくられたオフィスビルである。
角地につくられたL字型平面を持つ建物で、ボッタ得意のレンガを張り詰めた外観です。
角地にオープンスペースをつくる手法としてよく採られる建物の面取りを行わず、
あえて角の部分にシンボリックな塔をつくり、そのサイドの壁面を階段状に削って
そこに出来たアーケードを自由に通り抜けられるようにしています。
アーケード内部の壁面は、白黒のストライプになっていて違った表情を見せてくれます。
角の塔部分を見上げると屋上から一本の樹木が立っているのが面白いです。 '04.12.6
1986 ローマ時代遺跡のためのシェルター
Shelter for Roman Ruins

ピーター・ズントー スイス クール
Peter Zumthor/Switzerland
ピーター・ズントーの作品が多く存在するクールにつくられたローマ時代の遺跡を
保護するためのシェルターである。木の格子で覆われた3つの建物を連結しています。
ヘルツォーク&ド・ムーロンが「フォトスタジオ」で上部に取り付けたようなトップライトが
この建物にも設けられており、内部に自然光を採り入れる設計がなされています。
内部には細いブリッジが架けられていて、見学者はそこから遺跡を間近に見ることが
出来るようになっています。
内部に入るには歴史博物館で鍵を借りる必要がありますが、外に内部の電気スイッチが
設置されているため、気軽に窓から中をのぞけるという仕組みがなかなか面白かったです。
'08.5.15
1988 ゴッタルド銀行
Gottardo Bank

マリオ・ボッタ スイス ルガーノ
Mario Botta/Switzerland
ヨーロッパ有数のリゾート地、ルガーノにつくられた銀行である。
日本にある銀行建築のイメージしかなくて見たためかなり驚いたのですが、
超巨大建築物でまるで一つの団地のような規模と外観を持っています。
4つの建物を横に並べて繋ぐことで一つとしているのですが、
道路に面する部分は建物を小さくして圧迫感を軽減させています。
外壁低層部のストライプパターンは「ワタリウム」でも見られたボッタの得意とするデザインですね。
'07.3.21
1990 シュテーデルホーフェン駅
サンティアゴ・カラトラヴァ スイス チューリッヒ
チューリッヒの街中につくられた駅である。
丘の上から駅へのアプローチとプラットホーム、地下の商店街が設計されました。
特徴的なのは丘側にあるプロムナードの逆L字型の鉄骨と、
プラットホームにある鉄骨支柱とそこから伸びるガラス屋根です。
5〜6m間隔で黒のスティールが並ぶ姿は非常に美しいかったです。
それ以外にも地下街への入口やホームを渡る階段のデザインなど見所は多いです。
巨大な駅舎や改札などがない(スイスは駅構内と外部の境界がほとんどない)ので、
非常にまちなみに溶け込んでいて、少し探さないとどこにあるのか分からなかったです。
'04.10.19
1993 シュッツェンマット集合住宅
ヘルツォーク&ド・ムーロン スイス バーゼル
H&dMの本拠地であるバーゼルにつくられた小さな集合住宅である。
1階がテナントスペースで、上階はワンフロアに1部屋づつ計5戸になっています。
間口が6.3mといううなぎの寝床状態の敷地ですが、ファサードが特徴的です。
全面を鋳鉄の鉄柵で覆っていて、そのデザインは街でよく見かけるグレーチングと
同じものになっています。簾にもヒントを得たと雑誌には書いてありました。
1階部分は折りたたみの鉄扉で、廊下の突き当たりには派手な赤色の扉があり、
建物にアクセントを付けていました。
廊下左側の壁が荒い感じになっていて、しかも廊下がやや暗かったので
洞窟っぽいイメージを受けました。 '04.11.4
彫刻の家
La Congiunta
ピーター・マークリ スイス ジョルニコ
Peter Markli/Switzerland
スイス南部、イタリアに近いティツィーノ州の小さな町ジョルニコにつくられた美術館である。
彫刻家であるハンス・ヨーゼフソンの作品のみが展示されています。
町はずれの草地にRC打放しの建物がひっそりと佇んでいます。
入口は非常に簡素、内部空間も打放し仕上げで非常に荒々しいですが、
3つの展示室はヨーゼフソンの作品を引き立てるとともに、
建物全体が彫刻作品のようにも思えました。 '08.1.23
1996 シュピッテルホフ集合住宅
Spittelhof Housing

ピーター・ズントー スイス バーゼル
Peter Zumthor/Switzerland
バーゼルの郊外につくられたのどかな田園風景に溶け込むように建つ集合住宅である。
ズントー氏設計の建物はほとんどがスイス東部に集中しているのですが、
この建物は珍しく(?)北部の街バーゼルにあります。
なだらかな斜面に沿って階段状に連なるふたつの棟と、平面に建つ3階建ての棟が
三角形を描くように配置されており、内部に共用の庭が設けられています。
コンクリートと木材をうまく使った美しいデザインが良かったです。
階段状の棟は庭がかなり生い茂っていて自然と一体になった感じで、
雑誌で見た竣工当時の写真とは良い意味で雰囲気が変わっていました。 '05.6.12
ジャン・ティンゲリー美術館
Jean Tinguely Museum
マリオ・ボッタ スイス バーゼル
Mario Botta/Switzerland
バーゼル郊外、ライン川に面した敷地に立つ美術館である。
ジャン・ティンゲリーはバーゼルで育った造形作家で、この美術館は彼がつくる
機械仕掛けの不思議な作品を展示しています。
ティンゲリーの有名な作品はニキ・ド・サンファルと共同製作した「ポンピドゥー・センター」
前の広場の噴水だと思います。
建物はいくつかの表情を持っていて、道路に面した側はレンガによる閉じられた立面、
庭に面した側はトラスを円筒シェルで挟み込んだワーレントラスが連続する面白い立面、
そして、ライン川に面した側は眺望を確保するためにスティールで支持されたガラスによる立面です。
建物のレンガの微妙な色合いが庭の芝生と調和して美しかったです。
僕が見学に行ったときは夕方で、なぜかロビーでワインパーティみたいなことやっていて
酔っ払った人がウロウロしてました。酒臭い美術館って。。 '05.11.5
1997 バイエラー財団美術館
レンゾ・ピアノ スイス リーヘン
バーゼル近郊の町リーヘンにつくられた美術館である。
この美術館をつくったバイエラー氏はバーゼルの有力な画商で、
彼のコレクションがここには展示されています。
公園の一角にあり、南北に長い敷地に長さ110mの細長い低層の建物になっています。
自然光を採り入れることを設計の主眼においているため、
屋根はガラスとスティールの繊細なデザインによる全面トップライトになっています。
穏やかな光の差し込む静謐な空間は非常に快適です。
周りの自然の緑、そして池にガラスとワインレッドによる石張りの外観が美しく調和していて
大人の雰囲気を醸し出していました。
展示している絵画等もピカソやマティス、クレーといった一級品ばかりで見応えがあります。
西側の公園を眺めることができるソファに座っていると、公園にいる牛の「モゥ」という鳴き声と
牛の首にかけられたベルのガラガラいう音がほのぼのした感じでほほえましかったです。
'05.1.12
1998 ルツェルン文化・会議センター
ジャン・ヌーベル スイス ルツェルン
Jean Nouvel/Switzerland
ルツェルンの駅前につくられたコンサートホールや美術館が入った施設である。
湖に面した場所に立っており、湖に向かって最大45mの庇がキャンチレバーで張り出しています。
対岸からこの建物を見ると庇の大きさをより実感することが出来ます。
そして、この庇の下はヨーロッパ・プラザと名付けられた噴水を持つ広場になっていますが、
日差しを遮りながら湖をのんびり眺めるのに最適な場所でした。
そのため人々が多くくつろいでおり、僕もその仲間に入りましたが非常に快適でした。
また、親水性を増加させるため湖水を建物に引き込んでいたのも良かったです。
内部の見学が出来たのは美術館部分だけでしたが、かなりメタリックです。
庇の下にある壁面は結構艶っぽい感じで好きでした。
巨大庇があるとどうしても庇下が暗くなってしまって、写真をうまく撮るのが難しいですね。。
'05.2.9
1999 ロセッティ構内の
病院医薬研究所

ヘルツォーク&ド・ムーロン スイス バーゼル
歴史的な建物が建ち並ぶ病院の一角につくられた研究所である。
1960年代につくられた地下施設の上に4階建ての建物をつくったために
平面プランにはかなりの制約があったようです。
特徴的なファサードをつくり出すのが得意なH&dMらしいガラスのファサードは
緑色のドットをプリントしたガラス面とアルミ板にドット穴を開けた二層になっていて
光の当たり方によって様々な表情を見せるように設計されていました。
また、部分的には壁面をガラスではなくツタで覆ってありました。
ところで建物を緑色にしたのは、手術室や手術着が緑色というところから
病院施設=緑色と発想したんでしょうか? '05.5.17
2002 セント・ヤコブ・パーク
ヘルツォーク&ド・ムーロン スイス バーゼル
中田浩二さんが所属するFCバーゼルの本拠地スタジアムである。
サッカースタジアム以外に巨大ショッピングセンターや高齢者住宅が併設されていて
試合がない日でも人が集まるスタジアムとなるよう計画されています。
スタジアム部分はボコボコと飛び出した半透明のプラスティックで覆われていて、
柔らかな表情をつくり出していました。
それに対して併設部はコンクリートによる外壁ですが、細かくくり抜いたような
ザラザラした質感がスタジアムに比べて対称的でした。 '06.6.10
イタリア 1929 ノヴォコムン集合住宅
ジュゼッペ・テラーニ イタリア コモ
コモ湖のすぐ近くに建つ集合住宅である。
テラーニの作品としては最初期(23才)のもので、イタリアでの大規模なRC造建築物としても
初期の実験的な建物として有名です。
施主の名前が「ノヴォコムン不動産」だったことからこの名称が付いたようです。
コーナー部分を切り取り、そこにガラスのシリンダーを貫入させているところが特徴的です。
また、カラフルな色彩も美しく、シリンダー部分のオレンジがベージュの壁に映えます。
当時はかなり斬新な設計だったようで、テラーニが虚偽の申請を意図的に行い、
申請図面とは異なる工事をしたため後に問題になったというエピソードもあります。
2004年はテラーニ生誕100年目に当たることから、国を挙げてのイベントなどが催されました。
コモには数多くのテラーニ作品があり、ミラノからも近いので建築見学にはもってこいの場所です。
'04.12.25
スペイン 1883 サグラダ・ファミリア
Sagrada Familia
アントニオ・ガウディ スペイン バルセロナ
Antoni Gaudi/Spain
日本でとてもメジャーな建築家アントニオ・ガウディの代表作である。
1883年から着工しているにもかかわらず、未だに完成を見ない伝説的建物。
生前に完成された「御生誕の門」は見た瞬間に圧倒させられた。
所狭しと飾られたうねった植物や動物は、すごい躍動感を感じた。
上に行くにはかなりの長さの狭い螺旋階段を延々と上らなければならない。
時々バルコニーのようなところにでられるのだが、柵もないので今にも落ちそうになる。
一番上に行ったら日本人ばっかりだった。。。
1910 カサ・ミラ
Casa Mila
アントニオ・ガウディ スペイン バルセロナ
Antoni Gaudi/Spain
ガウディの代表作の一つであり、バルセロナ中心部の角地に建っています。
「これぞガウディ!」と思わせる波打つ壁面に、生き物のような鉄のバルコニーの手すりが
張り付いていて、さらに屋上には煙突や換気塔などがニョキニョキと生えています。
6階建ての建物で、最上階がガウディに関する美術館になっています。
平面はふたつの中庭を持つ一つも直線のない設計になっていて、
これを見て感動した僕は学校の設計課題で真似をして無茶苦茶になりました(笑)
屋上の塔には十字架や聖母マリアのレリーフが付けられる予定だったそうですが
宇宙人のような現在のデザインで良かったと僕は思います。
この建物を見に行ってから既に10年以上経っているのですが、
当時撮影した写真が見つかったので紹介してみました。 '05.2.21
(追記)写真を新しいのに変えました。 '07.9.15
1914 グエル公園
Park Guell
アントニオ・ガウディ スペイン バルセロナ
Antoni Gaudi/Spain
バルセロナを一望できる田園都市をつくろうとグエルがガウディに依頼
したのだが、実際は一区画しか売れなかったため中断された。
しかし、他に類をみないおとぎの国のような公園が残った。
今にもとろけそうな管理棟や蛇行しまくるベンチがすばらしい。
色とりどりのモザイクはきれいな石だけでなく空き瓶の底なども見られておもしろい。
地下水の守護神としてセラミックで作られたとかげ(?)がいいです。'99.8.31
1975 ウォールデン7
Walden 7
リカルド・ボフィル スペイン バルセロナ
Ricardo Bofill/Taller de Arquitectura
バルセロナ郊外に建てられた巨大な集合住宅であり、ボフィルの初期の代表作である。
のどかな郊外の風景に現れる異形の建物はものすごいインパクトです。
地域のランドマークとなっているらしく、建物のすぐ前にあるトラム駅の名称が
「ウォールデン」となっています。
赤茶色のタイルに覆われた外壁にボコボコとテラスが張り付き、
所々に巨大な空洞を設けた外観は、まるでレゴブロックでつくったみたいです。
内部は青や紫といった鮮やかな色のタイルが使われているそうで、
エントランス部にそれを見ることが出来ます。 '08.1.31
1992 モンジュイック・タワー
サンティアゴ・カラトラヴァ スペイン バルセロナ
バルセロナオリンピックのメイン会場となったモンジュイックの丘につくられた
テレコミュニケーション機能を兼ね備えたシンボルタワーである。
すぐ横にある磯崎新設計の「パラウ・サンジョルディ」などの競技施設が近くに多数あります。
カラトラヴァらしい真っ白なタワーで、滑らかな曲線を描く美しい姿で立っています。
このタワーは二股に分かれた足と付け根の三点により支えられていますが、
台座と接する部分があまりに小さく、構造的に緊張感のある設計となっていることが分かります。
台座の貝のようなデザイン部にはモザイクタイルが貼られていて、ガウディを意識して
設計されていることがすぐに分かりました。 '07.9.18
1995 バルセロナ現代美術館
Barcelona Museum of
Contemporary Art

リチャード・マイヤー スペイン バルセロナ
Richard Meier & Partners Architects/Spain
バルセロナ旧市街地の路地裏のような場所を抜けると突然開けた場所に現れる
白亜の美術館です。通称「MACBA(マクバ)」と呼ばれています。
中央に見えるルーバーの付いたガラス面の内部はマイヤー得意の開放的な
スロープで、気持ちの良い空間になっていました。
正面ファサードの東側に見える空中に浮いたような展示室が不思議な曲線を描いていて
規則的な中に突然入り込んだ異物のようで面白かったです。
白の建築家であるマイヤーの作品は日差しの強いバルセロナによく合いますね。 '08.5.7
2002 ディアゴナル・マル公園
Diagonal Mar Park
エンリック・ミラーレス スペイン バルセロナ
Enric Miralles - Benedetta Tagliabue/EMBT/Spain
再開発が進むディアゴナル・マル地区につくられた都市公園である。
2004年に開催されたバルセロナ・フォーラムの会場もこのエリアで、
この公園の東側にその時のコア施設(ヘルツォーク&ド・ムーロン設計)があります。
公園内には触手のように伸びた鉄柱によって持ち上げられたフラワーポッドがすごいインパクトで
ベンチや池の構造物、公園を囲む鉄柵などもミラーレスらしいデザインが溢れていて
とても楽しい場所でした。
ちなみに見学した時は天気が微妙だったので人がほとんどいなく貸し切り状態でした。 '07.11.2
フィンランド 1957 オタニエミ・チャペル
Chapel in Otaniemi
カイヤ&ヘイッキ・シレン フィンランド エスポー
Kaija and Heikki Siren/Finland
広大なヘルシンキ工科大学内につくられた教会である。
森の中に続く細い小径を進むと黒の横ルーバーで囲まれた前庭にたどり着きます。
前庭には鐘楼があり、奥にレンガ壁と上部のハイサイドライトによるファサードが見えます。
内部はレンガの上にシンプルな木造トラスという小さな空間ですが、
祭壇の奥に大きな開口部が設けられており、そこから見える森の中に十字架が立っています。
このプランは安藤忠雄の「水の教会」を思い出させますが、こっちの方が十字架との距離が近いです。
僕が見学に行った時は改修中で内部は全く静謐な空間ではありませんでした。
前庭にも現場事務所が設置されていたり、十字架のある森にも木片などが散乱していて
興醒めしまくりでした。。
1975 フィンランディア・ホール
Finlandia Hall
アルヴァ・アアルト フィンランド ヘルシンキ
Alvar Aalto/Finland
ヘルシンキ駅の北部、トーロ湾に面して立つ国際会議場とコンサートホールである。
1971年に竣工しましたが、その後1975年に会議棟部分が増築されました。
白大理石貼りの白亜の建物は、湾側から見る姿が非常に美しいです。
低層部はペデストリアンデッキが帯状に巡らせてあり、その下を車寄せとしています。
上部は規則的な縦長窓が連続しており、その規則性を破るように階段室を飛び出させています。
写真で見て想像していたよりも実物は横に長かったです。
増築部があるので多少バランスを欠いてるんでしょうか。。 '08.1.27
1997 マクドナルド本社ビル
McDonald's Office Building
ヘイッキネン&コモネン フィンランド ヘルシンキ
Heikkinen-Komonen Architects/Finland
ヘルシンキの西部の幹線道路沿いに建つマクドナルドのフィンランド本社ビルである。
円筒形の建物とその横に巨大な黄色いMのオブジェが置かれていてかなり目立ってます。
建物は緑色のがかった壁面の東西南面に少し距離をとってルーバー状の壁を立てています。
建物のガラス面が来る位置のルーバーは距離を大きくとって外がよく見えるように
なっています。
1階はマクドナルドの店舗になっているので、洗練された建物の中でハンバーガーを
食べることが出来ます。中にはちゃんとドナルドの像も置いてありました。 '07.9.25
1998 ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」
Kiasma
(Museum of Contemporary Art, Helsinki)
スティーヴン・ホール フィンランド ヘルシンキ
Steven Holl Architects/Finland
ヘルシンキ中央駅のすぐ西側につくられた現代美術館である。
細い直方体とカーブを描く壁面を持つ複雑な形態を並べ、その間に巨大な吹き抜けと
スロープを持つエントランスホールを設けています。
そして、奥に行くほど二つの形態は近づき、最後に交わるという面白い空間になっています。
展示空間も湾曲した天井など建物形態がそのまま内部にも現れていて面白いです。
この建物はコンペによってスティーヴン・ホールが選ばれ、フィンランドの代表的な現代建築と
なっていますが、自国の建築家ではなくアメリカの建築家によるものだということは
アアルトを生んだ国としては悔しいのではないでしょうか。。 '08.6.15
アメリカ 1923 ストーラー邸
Storer House
フランク・ロイド・ライト アメリカ ロサンゼルス
Frank Lloyd Wright/USA
ハリウッドを南に望む丘陵地につくられた個人住宅である。
ロス近郊にライトが設計したテキスタイルブロック住宅のうちの一つで、2番目に出来たものです。
現在も住宅として利用されているため、道路から外観を見ることしか出来ませんが、
美しいブロックをながめることは十分可能でした。
他のロスにある住宅と比べると保存状態はかなり良いようでした。
東西につくられたテラスの緑色が、木々の間から微妙に見えるのを見逃さないように
しましょう(笑) '04.2.16
1948 サークル・ギャラリー
(旧モリス商会)

Circle Gallery
フランク・ロイド・ライト アメリカ サンフランシスコ
Frank Lloyd Wright/USA
サンフランシスコの中心であるユニオンスクエアのすぐ近くにあるライトの商業建築である。
ファサードは単純な建物にみえますが、中に入るとらせん状のスロープがあり、
二階に続いています。
彼の代表作であるグッゲンハイム美術館を小規模にしたようなつくりです。
やわらかなクリーム色の壁とレトロな感じの照明もすばらしいです。
今現在は持ち主がかわったのかモーリスギフトショップではなくなっていました。 '99.10.21
1951 ウェイフェアズ・チャペル
Wayfarers Chapel
ロイド・ライト  アメリカ ロサンゼルス
Lloyd Wright/USA
通称グラス・チャーチといわれています。有名人の結婚式でもよく使われるが、
ロイド・ライト(フランクロイド・ライトの息子)設計の建物としても有名である。
ちなみに僕は今日そのことに気づいた。。(ロスから帰ってきて半年経ってるのに)
日本ではガラスの教会と言われている。
ちょうどこの教会に行ったとき結婚式が終わったところであった。
よく見ると式を挙げていたのは日本人だった。
正面から見ると骨組み以外はガラスがはめられているため外の自然がよく見え
森の中の結婚式といった感がある。
このときの旅行で最も気に入った建築であった。(だったら調べろって感じだが。。)
1980 ガーデングローブ・コミュニティ教会
Garden Grove Community Church
フィリップ・ジョンソン&ジョン・バギー アメリカ ガーデングローブ
Philip Johnson & John Burgee/USA
ロサンゼルスの中心から離れた郊外につくられた教会である。
「クリスタル・カテドラル」と呼ばれており、全面ミラーガラスで覆われています。
通常の教会のイメージからはかけ離れた巨大な建物で、内部は125m×62mの無柱空間に
3000もの席が収納されていて、さながらコンサートホールの様相を呈しています。
郊外のドライブイン教会ということで、高さ27mのガラス扉がオープンし、車で来場できる
ように設計されているそうです。車で入れる教会って。。 '07.9.13
1986 ロサンゼルス現代美術館
Los Angeles Museum of Contemporary Art
磯崎新アトリエ アメリカ ロサンゼルス
Arata Isozaki & Associates/USA

カリフォルニアプラザ開発計画により1986年に竣工した美術館。 通称MOCA(モカ)である。
こぢんまりとした建物であるが、外装の色彩や動線がよかった。
ただ、展示品は全く理解不能であった。。
ヴェニスの家
House in Venice
磯崎新アトリエ アメリカ ヴェニス
Arata Isozaki & Associates/USA

アメリカ西海岸、ヴェニスにつくられた住宅である。
同年に近くのロスで「ロサンゼルス現代美術館」も竣工しています。
スタッコによる直方体の箱のコーナーを斜めに切り取ったシンプルなデザインで、
切り取った断面部分をガラス面のトップライトとしています。
ヴェニスに立つ住宅は色彩やデザインが奇抜なものも多いため、かなり地味という印象でした。
しかも、細い路地に面して立っており、その路地では地元の子供達が遊びながら
写真を撮る僕をジロジロ見ていたので早々に立ち去るしかありませんでした。。 '08.1.21
1991 シャット/デイ/モージョー
広告代理店

Chiat/Day/Mojo
Advertising Agency Building
フランク・O・ゲーリー アメリカ ヴェニス
Frank O Gehry/USA
ヴェニスのメイン通りに立つオフィスである。
3つの建物から構成されているのですが、中央の巨大な双眼鏡が特徴的です。
というかなぜこのデザインを選んだのか意味が分かりません。。
グニャグニャな建物を設計しはじめてからのゲーリーは魚をよく使ってますが
当時は双眼鏡が好きだったのか(笑)
残りのふたつは曲面を持つ白いやや普通の建物と樹木をモチーフにした建物になっています。
どうやって建物に入るのかと思ったんですが、双眼鏡の隙間を通り抜けると奥に入口がありました。
双眼鏡部分の内部は瞑想ルームで双眼鏡の覗く部分がトップライトになっているそうです。
'06.7.7
サリック・ヘルスケア本社
Salick Health Care Headquarters
モーフォシス アメリカ ウエスト・ハリウッド
Morphosis/USA
トム・メイン率いるモーフォシス設計によるオフィスである。
サリック社は癌専門の医療サービス会社で、モーフォシスはいくつかの建築を手がけています。
斜めに飛び出した上部のデザインなどを見ていると新築のように思えますが、
1960年代の建物を改修しているそうです。
エントランス部などにも見られる鋭角なデザインが建物全体を引き締めていました。 '08.3.2
1992 チーム・ディズニー・ビル
Team Disney Building
マイケル・グレイヴス アメリカ バーバンク
Michael Graves/USA
ハリウッドの次に映画産業が盛んな町バーバンクにつくられたディズニーのオフィスである。
ディズニーのキャラクター商品のデザインもしているマイケル・グレイブスの設計です。
この建物以外にもディズニーのホテルを二つ設計しているそうです。
下層部が濃赤のインド砂岩、上層部が黄色のスタッコという外壁はグレイブスらしいです。
写真を見ていただけると分かると思いますが、まるで屋根を支えるかのように七人の小人が
両手を上げて壁に張り付いています。これがすごく可愛いです。
敷地の境界に柵があるんですが、その柵の先っぽもミッキーの形をしていてメルヘンを
すごく感じさせていただきました。 '04.10.4
ソニー音楽キャンパス・
ウエストコースト本部

Sony Music Campus
West Coast Headquarters

スティーブン・アーリック アメリカ サンタモニカ
Steven Ehrlich/USA
サンタモニカビーチに近い場所につくられたオフィスである。
建物名称がキャンパスとなっていたのでてっきり学校だと勘違いしてました(笑)
三棟の建物から構成されており、それぞれにソニー関連の会社であるエピック、
コロンビア、ソニーミュージックの三社が入っています。
全ての建物が中央の中庭に向かって開かれた配置計画となっています。
外壁の赤茶けた色が道路沿いに植えられた椰子の木(?)とともに南国感を強く感じさせました。
'06.2.16
1993 パーシング・スクエア
Pershing Square
リカルド・レゴレッタ アメリカ ロサンゼルス
Ricardo Legorreta/USA
ロスの高層ビルが建ち並ぶダウンタウンにつくられた公園である。
南米の建築家レゴレッタによるカラフルな色彩が特徴的で、
小さな野外劇場と彫刻やオブジェ、水面から構成されています。
もともとドラッグディーラーの溜まり場だった場所を再開発して一掃しようと計画したものですが、
昼間に行っても公園に座っている人々の雰囲気は未だに怖かったです。
大都市の公園はいろんな人が集まってくるので、なんとなくびびっていただけかと思ったんですが
帰ってきてからかなり危険な場所だと知って「やっぱりなあ」という感じでした。
晴れた日に鮮やかな色彩、球形オブジェや水面はすごく気持ちのいい場所のはずなのに。。
ちなみに映画「スピード」のロケ地(身代金受け渡し場所)としても有名です。 '04.12.31
ロサンゼルス・
コンヴェンション・センター

Los Angeles Convention Center
ペイ・コブ・フリード、グルーエン・アソシエイツ
アメリカ ロサンゼルス
Pei Cobb Freed and Gruen Associates/USA
フリーウェイが分岐するすぐ横につくられたコンヴェンションセンターの増築である。
元々フリーウェイ側にあった入口の反対側に特徴的な2つのガラス張りのタワーを増築し、
一般道にも開かれた建物としています。
エントランスを通りガラス張りの大空間に入ると、光が最大限に差し込む開放的な空間に
なっており、そこで喫茶をしたのですがとても気持ちよかったです。
ガラスのタワー間はこれまた高さのある歩行者通路が結んでいましたが、
さすがに広いため向こうまで行って戻ってきたらかなり疲れました。。
たまたま催し物の準備をしていたため内部に入ることができたのはラッキーでした。
'05.3.1
1995 サンフランシスコ近代美術館
San Francisco Museum of Modern Art
マリオ・ボッタ アメリカ サンフランシスコ
Mario Botta/USA
サンフランシスコにある近代美術館である。
マリオ・ボッタの代表作である。
いわゆる再開発によってつくられた(のだと思う..)
エントランスを入ってすぐのロビーは4層分吹き抜けていて心地よい。
5階はそのロビーの上をわたる廊下があるのだが、下から見ると5階で歩いている人が見える。
ということはパンツ見えるんとちゃうか?。。。すんません
1996 サンフランシスコ公立図書館
San Francisco Main Public Library
ペイ・コブ・フリード アメリカ サンフランシスコ
Pei Cobb Freed/USA
サンフランシスコのダウンタウン、シビックセンターや州庁舎が立ち並ぶエリアにつくられた図書館である。
周辺の歴史的な建物に考慮して外観は周囲に溶け込むようなクラシカルなデザインとなっています。
それに対して内部に入ると、ガラスの天蓋を持つ大吹き抜け空間があり、ここが現代建築の中であることを
思い出させます。内外のギャップにはかなりびっくりしました。
最上階にある螺旋階段のデザインがオブジェのようになっていて美しかったです。 '08.6.23
1997 ゲッティ・センター
Getty Center
リチャード・マイヤー  アメリカ ロサンゼルス
Richard Meier & Partners Architects/USA

石油王ゲッティによって設立された美術館で、収蔵品もすべて彼のコレクションである。
建物は5つのパビリオンとギャラリーに分かれており、別の建物に移動
するために一度外に出るというつくりになっている。
建物のとともに設計された庭が幾何学的で面白かった。 
1998 イエルバブエナ公園
子供センター

Yerba Buena Gardens, Children's Center
サントス&プレスコット アメリカ サンフランシスコ
Santos & Prescott/USA
サンフランシスコのダウンタウンの中心地に位置するイエルバブエナ公園につくられた
子供のための複合施設である。
メリーゴーランド、ボーリング場、レストラン、劇場などから構成されています。
建物は地下につくられた「モスコーン・コンヴェンションセンター」の上に建っており
ガラスで囲まれたスパイラルロビーがオレンジの壁面も鮮やかに施設の核を担っています。
設計したアデル・サントスは日本でも設計した事がある女性建築家だそうです。
同じイエルバブエナ公園にある他の施設と比べると暖かみがあって好感が持てました。
'05.8.29
2003 ウォールト・ディズニー・
コンサート・ホール

Walt Disney Concert Hall
フランク・O・ゲーリー アメリカ ロサンゼルス
Frank O Gehry/USA
ロサンゼルスのダウンタウンにつくられたコンサートホールである。
計画が出来てから完成するまでに資金の問題等、かなりの紆余曲折を経て
ようやく完成しました。ほぼ10年くらいかかってます。
ステンレス製のパネルで覆われたグニャグニャの外観で、建物周辺は緑を多くとっていて
日中は自由に庭園を散策することが出来るようになっています。
散策していると突然野外ホールがあったり、建物に上れたりとなかなか面白いです。
入口がいろんな所にあるのですが、見学料金を払わないと中には入れないので
メインの入口以外は全て、見学申し込みをしろという張り紙があってちょっと残念でしたが。。
内部は、湾曲していますが、白色の壁面と木を多用した落ち着いた空間になっていて
コンサートホールはオーケストラを観客席が取り囲む形になっています。 '04.8.29
タイ 1986 アジア銀行本店
スメート・ジュムサイ タイ バンコク
バンコクのスカイトレインの真横にあるアジア銀行の本店である。
そしてタイで一番の建築家(と僕は思っている)スメート・ジュムサイの代表作である。
別名「ロボットビル」と呼ばれていて、スメート自身、自分の息子がおもちゃのロボットで遊んでいるのを
みてインスピレーションを受けたと語っている。
横から見ると巨大なネジのようなものまであるのが笑えていいです。
夕方に行ったので銀行は閉まっていたが覗くと中は意外と普通の内装でした。 '00.10.11
台湾 1983 台北市立美術館
高而瀋 台湾 台北
台北に行って見た中ではもっとも洗練された現代建築の一つではないかと思った建築である。
外観で多くの突起部分が見られ、それらは展示室となっている。
エントランスを入ると吹抜けの大空間が広がっているが、少し殺風景であった。
さらに中央部には中庭があり、パラソルとベンチがおいてあり、くつろいでいる人が多くいた。
その中庭の周りをぐるりと展示室が配置されている。 '01.5.21
1989 宏国大楼
李祖原(リー・ズーユワン) 台湾 台北
台湾建築界で最も重要な建築家の一人である李の作品であり、彼の代表作である。
ちなみに「大楼」とはOfficeのことである。
これほど重厚な建築はある意味現代建築としては遅れているようにも思われるが
その建物の与える威圧感や存在感は他の建物を圧倒している。
エントランスを入った吹き抜けの空間の柱は分厚くて、しかも装飾的であり少し趣味が悪い。。 '01.2.6
韓国 1969 韓国日報社
金壽根(キム・スグン) 韓国 ソウル市
1954年に創設された新聞社の本社ビルである。
キム・スグンがコンクリートを多用していた時代(1960年代後半)の作品です。
重圧感のある建物になりがちなビルに、屋上につくられたテレビ塔のデザインをいくぶんか
コミカルに仕上げることにより、柔らかさを出すことに成功していると思います。
敷地は主要道路に挟まれた三角地であり、中心部のランドマーク的な役割も
果たしているのではないでしょうか。 '01.9.19
1976 空間社屋 金壽根(キム・スグン) 韓国 ソウル市
世界遺産に指定されているチャンドックンのすぐ近くにある建築雑誌「空間」の建物である。
韓国で最も有名な建築家であろう彼の代表作の一つである。
韓国の伝統的なスタイルを用いた煉瓦の部分と現代のガラス張りの部分をつないだ構造である。
煉瓦の建築に張り付いた蔦が年期をいい意味で感じさせてくれる。
夜になるとガラス張りの部分が中の照明により浮かび上がって幻想的な空間をつくりだす。
韓国で見た建築の中でも一番良かった建築でした。 '00.9.9
1985 Ukil Building
金重業(キム・ジュンオプ) 韓国 ソウル市
ソウルにある複合ビルである。中には歯科や薬屋等が入っていた。
道路によって三角に切り取られた敷地に建っているために尖った形である。
道路の面から見るとガラスの壁による近代的な建物であるが、
裏に回るとなんか茶色のものがくっついてる。
これは僕にとってはイメージダウンだったのですが韓国ではこんなのがいいのかなあ。。
屋根の上についている赤いサークルがこれまた笑えるアクセントである。 '00.5.8
1988 Concert Hall in
Seoul Arts Center

キム・スクチュル 韓国 ソウル市
ソウルの川(漢江)を隔てて南側につくられた「芸術の殿堂」にあるコンサートホールである。
ここにある建築はほとんどが彼による建築である。
このホールはクラシック等のコンサートを行うためにつくられており2600席ある。
一階のロビーホールはコンサートのないときにも開放されている。
しかしコンサートがないからなのかわからないがこのロビーは暗かったです。。
前から見ると円筒形をしているかと思ったら、横から見ると三角である。 '00.9.9
1990 JSビル
チョ・ゴンヨン 韓国 ソウル市
韓国のソウルのドン・スン・ドンというところにある商業施設である。
ソウルの若者がよく集まる場所として有名だそうである。
韓国の建築賞をとった作品であり、チョの代表作である。
左側に見えるコンクリートと赤いフレームが特徴的である。
各階ごとに店舗が入っており、最上階は屋上レストランである。
コンクリ部分に階段とエレベーターがついており、そこから各店舗にアクセスする。 '99.11.7
Kukje Gallery
Bae, Byung-Kil 韓国 ソウル市
キョンボックン(景福宮)のすぐ近くにあるギャラリーとレストランです。
ギャラリーとレストランは二つの建物であり、それらをつなぐ部分をガラスボックスにしている。
ガラスボックスの一階部分はエントランス、二階部分はレストランのテラスのような空間と
なっている。なぜか屋根の上には人の人形が。。 '00.2.1
1992 E-mun 291
承孝相(スン・ヒョサン) 韓国 ソウル市
医院、住居及び貸しスペースを持つ複合ビルである。
隣地境界にフレームによる壁をつくり、建物との間に出来た空間に光を取り込むとともに
アプローチを設けています。
スン・ヒョサンの初期の建築ですが、韓国の現代建築界をリードする建築家だけあって
この頃から洗練されたデザインでした。 '06.4.6
1998 ロダンギャラリー
KPF 韓国 ソウル市
ソウルの中心部につくられた世界で8番目のロダン専門ギャラリーです。
数多くの美術館を運営するサムソン財団によるギャラリーで、
サムソン生命ビルに張り付くように立つ小さな建物です。
乳白色のガラスに覆われた建物の内部に入ると、柔らかい光に包まれていて、
外の喧噪を忘れさせる静謐な空間になっていました。
「国立西洋美術館」の前庭にもある「地獄門」、そして「カレーの帰還」という
ロダンの代表作も柔らかい光を浴びて気持ちよさそうに見えました(笑)
ただ、快適なギャラリーの出口を抜けると、外部空間ではなくサムソン生命ビルの
やや雑然とした空間につながっているのがなんとなく嫌でした。 '06.6.12
1999 チョンノタワー
ラファエル・ヴィニオリ 韓国 ソウル市
ソウル市の中心部のランドマークとなっているガラス張りのタワーである。
東京国際フォーラムですごいガラスのアトリウムをつくったヴィニオリが
韓国ではガラスのタワーをつくってます。
大阪の空中庭園(原広司設計)に似てますが、デザインは大阪の勝ちのような気がします。
国の機関などが入ったオフィスビルであるが、最上階(だったと思う)に新羅ホテルが経営する
レストランがあって、ここがすごく綺麗でこじゃれています。
現在は違うのですが、出来た当初は床がガラスで下が見えるという高所恐怖症の人は
泣いてしまうようなレストランだったそうですが、やはり落ち着けないということで
フローリングになったそうです。 '01.12.18
2003 新ソウル駅
New Seoul Station
竹山実建築綜合研究所(設計監修) 韓国 ソウル市
Minoru Takeyama architect & U/A South Korea
2004年4月のKTX(韓国高速鉄道)の開通に伴い建設された新駅舎である。
駅舎機能の他に百貨店やレストランなども入った複合施設として整備されました。
1925年に建築された大阪市中央公会堂に似た旧駅舎は隣に保存されています。
旧駅舎がレンガによる重厚な建物であるのに対し、新駅舎はガラスをふんだんに使った
軽やかな建物になっています。
内部も大空間が広がっており非常に快適なんですが、どうも新駅舎を全体的に見ると
スマートさに欠ける気がして仕方がないのですが。。 '08.1.25
2004 ギャラリア
UNスタジオ/ファン・ベルケル&ボス 韓国 ソウル市

ソウルの江南地区にある百貨店のリニューアルである。
4330枚の円形ガラスディスクを外壁に貼り付けていて、昼間は白いので
それほどインパクトはありませんが、夜になるとLEDによって多様な色や模様に
光り始めるので相当な存在感を持ち始めます。
僕が見に行ったときは緑や青系統の色に花びらが舞ったり、鳥が飛んだりしてました。
赤色とか別の色になるのをしばらく待っていましたが残念ながら変わってはくれませんでした。
'06.3.29
ブック・ハウス
Hangil Book House-Heyri Art Complex
キム・ジュンソン+SHoP Architects 韓国 坡州市
Jun Sung Kim+SHoP Architects/South Korea
北朝鮮との国境近くにあるヘイリ芸術村の中心施設である。
木で覆われた正面ファサードは、手前に倒れかかってくるような壁面になっています。
それに対して側面はガラス面というメリハリの効いた外観が特徴的です。
内部に入ると吹き抜けのレストランがあり、奥にはスロープに沿って書棚がを並ぶ書店が
設けられています。そして3階にはカフェがあります。
夜になると内部の光が木の隙間から漏れて美しくなりそうだと思いながら
不思議な正面ファサードを眺めてました。 '07.3.8
2006 ソウル国立大学美術館
Museum of Art,
Seoul National University

レム・コールハース/OMA 韓国 ソウル市
Rem Koolhaas/OMA/South Korea
韓国一の大学であるソウル国立大学につくられた複合施設である。
中央にコアで持ち上げられたキャンチレバーによる建物が斜面地に沿うように浮かんでいます。
浮かんだ部分の外壁を全てフロストガラスとしており、外部に鉄骨の構造体を見せています。
キャンチレバーの下部は外部階段となっており、キャンパス内の通路としても活用されていました。
コアの部分は図書館になっており、キャンチ部分は講義室やオーディトリウムとなっているのですが、
床の傾斜を利用した座席はコールハースらしい設計になっていました。 '08.4.13


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