富山の建築
Architecture in Toyama


作品 データ
1964 呉羽中学校
吉阪隆正/U研究室 富山県富山市
市の取り壊し決定に対し保存運動が展開されている中学校である。
数少ない吉阪建築の一つであり、僕も保存されることを望んでいます。
3つのY字型の普通教室棟と「くの字型」の特別教室棟と管理棟が
外部空間であるベランダによってひょうたん型の中庭を囲むように接続されています。
そのためベランダに立つと中庭や教室全てが見渡せるという開放的な空間になっています。
普通教室棟は中央に三角形のホールをつくりその各辺に教室が張り付く形になっています。
富山といえば豪雪地帯であるため、冬場はベランダに雪が積もってしまい、
生徒が雪かきをしなくちゃならないそうです。
建替えをすれば雪かきをする必要もなくなり、教室もきれいになるといえばそうですが、
素晴らしい建築を後年に残すことも大切じゃないでしょうか。
公共建築は特にそうあって欲しいと願います。財政が苦しいのは分からないでもないですが。。
'05.6.18
(追記)改築されて全く残っていないようです。 いいださんから情報をいただきました。 '09.8.27
1980 利賀山房
Toga Sanbo Theater
磯崎新アトリエ 富山県利賀村
Arata Isozaki & Associates/Toyama
古い合掌造りの民家を移築、改装した、劇団SCOTの本拠地である。
毎夏にフェスティバルが開かれるらしいが、行った時は何もやってなかったので
かなりさみしい雰囲気が漂っていた。。
ぱっと見はかなりしょぼいので、彼の作品だと知らなかったら見もしなかったかもしれない。
近くにある野外劇場はかなり良かった。
1982 前沢ガーデンハウス
槇文彦/槇総合計画事務所 富山県黒部市
Fumihiko Maki/Maki and Associates/Toyama
黒部市につくられた外国人研修生の寄宿舎、社員研修施設等である。
よく手入れされた広い庭のある敷地にゆったりと建っています。
「大きな家」が設計のコンセプトになっているそうです。
全体が正方形の平面構成になっていて研修室が少し軸線をずらしたものになっています。
外観は硬い感じを受けるものになっていますが、内部はコンセプトに沿った木やクロスを
使った伝統的な住宅風の設計になっています。
核になっている中央の吹抜けホールにある階段室は乳白ガラスになっていて
行灯のような穏やかな光を放つようにつくられています。 '03.6.5
1986 高志会館
黒川紀章建築都市設計事務所 富山県富山市
富山市内の宿泊及び会議の施設である。
低層部は正方形、高層部は円形という二つの異なった形態を組み合わせた設計である。
急傾斜の三角屋根は多雪地帯である富山という立地からそうなったのであろうと思います。
そしてシルバーの外観と煙突(?)のような突起がランドマークとして役立っているようです。
内観は、ちょっと古くなったホテルの印象が強かったです。 '01.11.20
1989 富山市民プラザ 槇文彦/槇総合計画事務所 富山県富山市大手町
Fumihiko Maki/Maki and Associates/Toyama
富山の都心部の文化ゾーンに建設された公共施設である。
前面も公共のスペースを広くとってあり、そこで催し物を行ったりできるようになっている。
彼の作品に共通していえる事だが必ず周辺のサインなども一緒に設計してあり
それらの出来がかなりよいです。
外壁の銀色と内部の白は清潔感あふれていて気持ちがいいです。
行った時、前面のスペースでバザーをやっていたのですが、
なんとなく建物のイメージとのギャップを感じた。(しかたのないことですが。。) '99.10.17
富山市立篁牛人記念美術館
Memorial Art Gallery of
Gyujin Takamura
菊竹清訓建築設計事務所 富山県富山市
Kiyonori Kikutake/Kikutake Architects/Toyama
富山市民俗民芸村の中につくられた小さな美術館である。
篁牛人(たかむらぎゅうじん)とは、富山市出身の水墨画家のことです。
坂道の途中にあり、道路に寄り添うように細長い建物が建っています。
建物は、細長い本館とそれに廊下とデッキでつながる収蔵庫で構成されており、
本館は中央に螺旋階段を設け、1、2階に展示室を配置しています。
本館には大きな開口部が設けられており、中庭を望むことができるようになっています。
'13.4.16
1991 富山県立山博物館展示館
磯崎新アトリエ 富山県中新川郡立山町
Arata Isozaki & Associates/Toyama
宿坊や閻魔堂、布橋などの敷地すべてを立山博物館と呼んでいて
その中にある展示館である。当時の信仰の様子などが分かるように展示されている。
そのほかにも立山の自然を表現した展示空間もある。
外観はちょっと。。といった感じであるが中はとてもよいです。
特に全面が白い階段がとてもよく、
縦に細長く切り取られた採光窓から入り込む光が幻想的である。 '99.9.12
富山県立山博物館遙望館
磯崎新アトリエ 富山県中新川郡立山町
Arata Isozaki & Associates/Toyama
立山博物館の中にある体験型映像ホールである。
立山信仰の中心的行事を大型スクリーンに映し出す。
映像が終わるとスクリーンが開き、外の立山連峰を遠望することができ
立山信仰の行事を疑似体験させてくれる。
木造大架構で構成された空間によってつくられている。すぐ横には墓地があるので結構不気味である。
しかし、入り口の壁の色(ピンク色?)はどうにかしてほしい。。 '00.1.6
立山博物館まんだら遊苑
六角鬼丈計画工房 富山県中新川郡立山町
磯崎の立山博物館「展示館」と同じところにあります。
立山曼荼羅の世界を立体で表現した野外施設である。
音による地獄の世界の表現や映像による天国の表現が行われている。
片持ちによる橋は、立山の景色の良さとゆれる恐怖が何ともいえなかった。
天井にはられたネットを渡っていったり、神秘的な球形の部屋があったりと
子供もかなり楽しめる施設であった。 '99.10.27
福野文化創造センター ヘリオス
Fukuno Creative Cultural Center,
Helios

内井昭蔵建築設計事務所 富山県南砺市
Shozo Uchii/S.Uchii Architect & Associates/Toyama
福野駅から伸びる県道沿いに建てられた文化施設である。
旧福野町合併50周年を記念してつくられ、約600席の円形劇場を中心とし、
展示ホール、図書館、音楽スタジオやアトリエなどが配置されています。
内部の吹抜け部分には、南砺市で行われる福野夜高祭の大行燈が展示されています。
内井さんは90年代に富山県で多くの建物を設計しており、茶系のタイル張り外壁や
丸みを帯びたデザインなどに類似性が見られますが、この建物は特にもこもこで
もっさりしているという印象を受けました。 '22.1.15
1992 富山県こどもみらい館
Toyama Children's Center
仙田満+環境デザイン研究所 富山県射水市
Mitsuru Senda+Environment Design Institute/Toyama
太閤山ランドというジャパンエキスポ'92の跡地を遊園地にした場所にある
子供のための娯楽施設である。
外観はピンク色でしかもはげていていまいちであるが、中身はすごいです。
子供が楽しめる仕掛けがふんだんにある。
施設のなかのそこらじゅうに広がっているパイプ状のトンネルがあったり
階段の上と下で電話ができるようになっている手すりがあったりと
とても子供心をくすぐる施設になっている。
施設の案内板は刺繍によってつくられていてとてもかわいいです。 '99.11.8
ほたるいか展望台
トム・ヘネガン 富山県滑川市
滑川市の海岸沿いの公園であるはまなす公園につくられた展望台である。
展望台といっても高層ではなく、スロープを上っていくと辿り着く低いものです。
海までにほとんどの遮蔽物がないため、低くても十分海を堪能できるようになっていました。
上りきるとフレームにガラスがはめこんであり、フレームを額縁にして風景を切り取っている
という印象を受けました。
現在は隣に同設計者による「ほたるいかミュージアム」が出来ているため、
この展望台はミュージアムへの海側からのアプローチにしか見えなくなっているのが残念です。
ミュージアムが出来るまではどんな状況だったのでしょうか。ミュージアムへのブリッジは
元々はなかったんでしょうか?ご存知の方教えて下さい。 '04.4.8
(追記)やはりミュージアムが出来るまでは展望スペースで行き止まりだったそうです。
なかった時のほうがかっこよかったかもしれないですね。
※細川さんから情報をいただきました。 '05.8.30
太閤山ランド 展望塔 JETタワー
JET Tower
葉祥栄/葉デザイン事務所 富山県射水市
Shoei Yoh/Shoei Yoh+Architects/Toyama
太閤山ランドにあるタワーである。ジャパンエキスポの目玉だったと思う。
簡単に言うと机のように4本足になっていて上で一周まわる事ができるようになっている展望タワーです。
真ん中の下のところからはスモークと光の演出が時間おきにやっている。
しかし、行った時人が少ないためにやってくれなかった。(日曜日なのに。。) '00.2.6
太閤山ランド ふるさとパレス
Furusato Palace Gymnasium
葉祥栄/葉デザイン事務所 富山県射水市
Shoei Yoh/Shoei Yoh+Architects/Toyama
射水市にある県立の都市公園である太閤山ランドにつくられたアリーナである。
1992年に開催されたジャパンエキスポ富山の中枢施設として建設されました。
アリーナだけでなく展示空間もあって、僕が行った時はエキスポの記録展示がされていました。
大屋根は水平に見えますが、不定形であり、形状は積載荷重によって決定されています。
ちなみに建物の軸線は万博つながりだと思いますが、クリスタル・パレスがつくられたロンドンに
向いているそうです。 '11.10.9
小杉駅南口広場キャノピー
ロン・ヘロン 富山県射水市
Ron Herron/Toyama
「富山まちのかおプロジェクト」の一つで駅前につくられたキャノピーとトイレである。
自然に漂う赤い雲をイメージしてデザインされたというキャノピーが横一列に並ぶ姿は圧巻です。
ただ、ピンクの布は「大門町バス待合所」でも使われていて、少しワンパターンを感じました。。
キャノピーの後ろにある7.5m角の立方体がトイレで、全面ガラスブロックで覆われています。
内部はガラスブロックによる柔らかい光が入ってくる穏やかな空間になっていました。
夜になると逆に内部の光が行灯のようになるのは規模は違いますがレンゾ・ピアノの
「メゾン・エルメス」と共通するものがあります。 '05.6.6
東橋
Azuma Bridge

セザール・ボルテラ 富山県新湊市
Cesar Portela/Toyama
新湊市を流れる内川に架けられた橋である。
「まちのかおプロジェクト」によりスペインの建築家セザール・ボルテラが設計を行っています。
この橋は屋根のある歩行者専用橋で、両岸には東屋が設けられており、
渡るだけでなく、東屋ににあるベンチなどでくつろぐことが出来るようになっています。
赤を基調にしたデザイン、トンガリの方形屋根、屋根の上に設けられた「月」と「太陽」の
オブジェなど、全てがメルヘンチックな雰囲気を醸し出していました。 '08.5.13
1993 高岡駅南口シンボルモニュメント
Takaoka Station New Entrance
エンリック・ミラーレス 富山県高岡市
Enric Miralles/Toyama
磯崎新がコミッショナーとなっておこなわれた「富山まちのかおプロジェクト」の一つである。
「くまもとアートポリス」の成功を契機にこういった建築に対するプロジェクトが幾つか行われたのですが
なかなか富山県のこのプロジェクトは変わってて面白かったとおもいます。
高岡駅の南口につくられた細長い糸が絡まったようなモニュメントです。
ジェットコースターのレールのようにも見えます。
そのなかに黄色の変わった形で「TAKAOKA」と書いてあるのが良かったです。 '02.1.7
(追記)ささくれさんからいただいた情報で既に取り壊されていることが分かりました。
ミラーレスは好きな建築家の一人なので残念です。。 '07.9.10
想影橋展望台
Unazuki Meditation Pavillon
エンリック・ミラーレス 富山県黒部市
Enric Miralles/Toyama
宇奈月温泉の温泉街につくられた展望台で、「富山まちのかおプロジェクト」の一つです。
黒部川にかかる橋のたもとから張り出しており、山なみや川などを眺めるビュースポット
となっています。
デッキの展望台からウニョウニョと触手のように伸びるオブジェ状の物体が
遠くからも目立っています。このオブジェは飛び立つ鳥をイメージしたものだそうです。
ミラーレス作品はここと「高岡駅南口シンボルモニュメント」があったのですが、
高岡駅の方は解体されてしまっているので、ここは貴重な作品です。 '14.5.16
風の塔
Wind Tower
ロン・ヘロン 富山県黒部市
Ron Herron/Toyama
「まちのかおプロジェクト」によってつくられた施設の一つで、
イギリスの建築家ロン・ヘロンによって設計された高さ19mのモニュメントである。
白の鉄骨フレームに半透明の布が張られた帆型になっています。
二つの河川が合流する敷地にあり、風を受けるとモニュメントが向きを変えるように
つくられています。
夜になると帆の内部に設置された照明が光り、幻想的になるそうです。
僕が見に行ったときは、周りが完全に整備されていない状態だったので、
ぽつんと寂しそうに立っていました。。 '04.2.17
大門町バス待合所
Daimon Bus Station
ロン・ヘロン 富山県射水市
Ron Herron/Toyama
凧の町として有名な大門町(2005.11合併により射水市)につくられたバス待合所である。
民家に挟まれた小さな敷地に、2枚の大きなRCの壁を敷地境界に立て、
壁に挟み込まれるように布製のキャノピーが不思議なカーブを描いて屋根をつくり出しています。
このキャノピーは「凧」をイメージしたものだそうですが、ピンク色だからかもしれないですが
僕には非常にエロティックに見えて仕方がないです。
まあ少なくとも凧というよりは風船の方が近いと思います。
しかし、アイデアはすごく面白くて僕は非常に気に入ってます。 '04.7.6
(追記)道路拡張に伴って解体されてしまったそうです。ノリサさんから情報いただきました。
「まちのかおプロジェクト」どんどんなくなっています。。 '18.5.5
時の館
Monument to Time
ゴードン・ベンソン&アラン・フォーサイス 富山県射水市
Benson & Forsyth/Toyama
「まちのかおプロジェクト」によってつくられた建物である。
大島中央公園内に設置されています。
建物を分断するRCの壁が中央に置かれ、それが伝統工芸や農耕文化を表す藁などで構成された
「旧」の部分と、工業化を表すRCなどで構成された「新」の部分を分断するように設計されています。
内部には石油ランプや砂時計といった時間を表現するものが置かれていましたが、
かなり荒廃した状況でした。
この建物も違う意味で時間を経過していることがよく分かりましたが、少し悲しかったです。
'03.3.24
(追記)公園の改修に伴って解体されてしまったそうです。ノリサさんから情報いただきました。
結構好きなデザインだったので残念です。。 '18.5.5
井波彫刻総合会館
Inami Woodcarving Museum
ピーター・ソルター 富山県南砺市
Peter Salter/Toyama
伝統工芸である井波彫刻を展示、販売する施設である。
「富山まちのかおプロジェクト」としてイギリスの建築家ピーター・ソルターが設計しています。
平成5年7月3日(い・な・み)に開館したそうです。
配置計画は南砺市にある瑞泉寺という寺の伽藍配置をモチーフにしたそうですが、
基本的には中庭を取り囲むロの字型プランとなっています。
外観は何なのかよく分からない(笑)シンボルモニュメントがインパクト大でした。
内部空間も木の組み物をあらわしたりと日本的な要素を採り入れた設計となっていましたが
展示している作品の展示方法が微妙でした。。 '10.8.22
1994 高岡市美術館
Takaoka Art Museum
内井昭蔵建築設計事務所 富山県高岡市
Shozo Uchii/S.Uchii Architect & Associates/Toyama
銅器の街高岡市の美術館である。
そのため、金属工芸や金属造形を中心に展示しある。
彼の建築はいつも茶色くて丸っこいというイメージを受ける。
しかしそれは穏やかな雰囲気を醸し出している事はたしかであろう。
その穏やかさにやや不釣り合いな鋭利な歩道の屋根はいただけない。
エントランスホールは外観はあまり好きになれないが
中に入るとすごくいいです。特に手すりがおもしろいです。
美術館周りの庭も丁寧につくってあり、ベンチや滝などに工夫がみられる。 '99.12.19
大島町絵本館
Oshima Museum of Picture Books
長谷川逸子・建築計画工房 富山県射水市
Itsuko Hasegawa Atelier/Toyama
長谷川による絵本専門の博物館(?)である。
とても良いところにつくられており、芝生によって建物がはえています。
水がコンピューター制御により飛び跳ねているようにみえる
「ジャンピングウォーター」は子供が楽しそうに遊んでいた。
建物内部もとても子供が楽しめる空間になっており、絵本の部屋・CG体験といった内容が豊富である。
椅子や表示板などがとてもかわいい。「女性による設計だなあ」と思った。
1995 黒部市国際文化センター
コラーレ
新居千秋都市建築設計 富山県黒部市
1996年日本建築学会賞
黒部市につくられた劇場・図書館・レストランなどが入った複合施設である。
広い敷地を十分に利用した計画で、芝生の庭・池・茶室などが配置されている。
水面に写る茶室や劇場の外観などがとても美しいです。
彼の設計によく見られる垂直に長く伸びる列柱がこの建物にもよく表れている。
外部に見られる逆三角錐のような構造物が内部空間にも貫通しているような設計が面白いです。
隣にある建物もこれに似せたようにしてある(無理やり列柱をあとから付け足している)が別の設計です。 '01.7.5
本江市営住宅
栗生明/栗生総合計画事務所 富山県新湊市
新湊市の市営住宅である。田んぼの真中にぽつんと立ってます。
白に黄色と緑というコントラストが美しい外観が特徴的である。
建物は1階がピロティで2・3階、3・4階がメゾネットになっています。
建物前にある広場には遊具が設置されていますが、これは受水槽やポンプ室を
利用してつくられたものだそうです。
メインの建物と直角方向に小さな付属棟のような建物があったんですが、
これは栗生さんのデザインに合わせて後で増築したのかなあ。。 '03.4.24
氷見市海浜植物園
Himi Seaside Botanical Garden
長谷川逸子・建築計画工房 富山県氷見市
Itsuko Hasegawa Atelier/Toyama
氷見市の海岸沿いに建てられた植物園である。
楕円形を描いた建物とビニルハウスの平面から成り、その輪の内側も野外植物園としています。
コンクリートの建物部分に展示室や実験室などを設け、まるで頭のようにつけられた
展望階にはレストランがあり、植物園や近くの海岸を見ることができます。
海際の施設であるため、塩の影響なのかかなり外壁が傷んでいるようでした。
それに対して、白を基調にした外壁とカラフルな色彩の柱などがならぶ内部空間は
清潔感あふれる快適なものでした。 '02.8.2
ホテルニチマ倶楽部
「THE HALL」

Hotel Nichima Club "THE HALL"
竹山実建築綜合研究所 富山県砺波市
Minoru Takeyama Architect & U/A/Toyama
砺波駅からも近いバイパス沿いにつくられたホテルの付属施設である。
「日本製麻」という会社が経営するホテルなので「ニチマ」と名付けられています。
4つの屋根が並ぶデザインはシンボリックで、RC壁で囲まれた円形の中庭を設けることで
周囲の喧騒とは異なった空間をつくり出しています。
ずいぶん昔に見学に行っていたのですが、2011年ごろには解体されてしまっているようで、
現在はショッピングモールになっています。。 '18.6.17
1996 チューリップ四季彩館
栗生明/栗生総合計画事務所 富山県砺波市
砺波チューリップ公園に隣接しているガラス張りの建物である。
砺波市はチューリップの産地であることからこの施設がつくられた。
一年中チューリップが咲いているというチューリップスクエアや
チューリップの歴史などが分かるチューリップミュージアムなどがある。
全体を広く大きなスペースとして活用しており、大屋根で全てを覆っている。
ガラスによる光のスペースと展示スペースをうまく分けているのがよいです。
全体的に優しい感じに色を使っているのも良かった。 '99.8.31
氷見市立海峰小学校
Kaiho Elementary School
長谷川逸子・建築計画工房 富山県氷見市
Itsuko Hasegawa Atelier/Toyama
漁港町である氷見市につくられた小学校である。
この町と長谷川氏のつながりはよく分かりませんが多くの建築をつくっています。
写真で見ると左のピンクの建物が教室棟で、真ん中の水色が管理棟、右の青色が体育館です。
教室棟は建物を傾けたような設計になっていて傾いた壁の部分が廊下になってます。
海峰(かいほう)小学校だけあって開放的な小学校でした。(すんません。。) '01.11.5
1997 入善町下山芸術の森
エントラスゾーン

Nizayama Forest Art Museum
エリアス・トーレス&マルチネス・ラペーニャ 富山県入善町
Jose Antonio Martinez Lapena and Elias Torres Architects/Toyama
まちのかおプロジェクトの一環として「下山芸術の森」の中につくられた施設である。
芸術の森の中心施設は「発電所美術館」で、大正につくられた水力発電所を
町が買い取って美術館として利用しています。
「まちのかお」でつくられた建物は、エントランス棟(管理事務所とトイレ)と
水力発電されていた大きな導水管を横に見ながら上っていく階段の上屋である。
集成材によってつくられた建物は、むき出しで荒々しい管などに対して
暖かみを与えていて、良い設計だと思いました。
階段を上りきったところにある別の設計者による展望棟は、
コンパスみたいでかっこ悪く、彼らの設計を台無しにしていて残念でした。。 '04.5.18
アウトサイドライン
ダニエル・リベスキンド 富山県魚津市
魚津市の公園内の高台につくられた建物(というかオブジェ?)である。
リベスキンドの解説によると、魚津の神秘性や精神を読み取った5つの軸から
構成されているそうで、それぞれの軸の意味は
@レッドライン:立山連峰と埋没林を結ぶ軸線上にある赤いオブジェ。
Aランゲージライン:展望台へと導く遊歩道で、踏石にはアイルランドの詩人ジェームズ・
ジョイスの詩が刻まれている。Bコンパスライン:目には見えないが地域の羅針盤。
Cミラージュライン:蜃気楼が見られる場所を示しながら、コンパスラインと展望台の要で交差する。
Dオブザーバトリー:展望台であり、瞑想や黙想の場。
@ADは目に見える構造物であるため分かりやすいですが、BCは抽象的で理解に苦しみます。
目に見えないBとCの軸がDで交わっていることがDの階段部の上部にデザインされていました。
あと、Dの階段にプレートが貼ってあって、そこには大伴家持による魚津をテーマにした歌が
書かれていたのはちょっとした発見で嬉しかったです。
@のギザギザの形態は「ユダヤ博物館」の平面プランを思い起こさせました。
現在は「ユダヤ博物館」などで有名になったリベスキンドですが、
実作のほとんどなかった1997年当時に日本で作品を残していることはとても興味深いです。
'05.8.30
大山町ささやき橋
トム・ヘネガン 富山県富山市
富山市(旧大山町)につくられたちいさな橋である。
幅のそれほど広くない用水沿いにつくられたプロムナードを歩いていると
用水に架けられた橋に白いスピーカーのようなものが付いているのが見えます。
このスピーカーのような部分は橋から用水に張り出していて、
中に簡易なベンチが設けられています。
ベンチに座っていると水の流れる音が「ささやき」のように聞こえるということで
この名称が付いたのだと思われます。
僕が見学に行ったときは大雨だったので「ささやき」ではなく「うめき」(笑)のようでしたが。。
あと、晴れた日は光が反射して水面のゆらぎが天井などに映るんじゃないかと思います。
'06.3.21
1998 ほたるいかミュージアム
Hotaruika Museum
トム・ヘネガン+安藤和浩(アーキテクチャー・ファクトリー)
富山県滑川市
Tom Heneghan+Kazuhiro Ando/Architecture Factory/Toyama
滑川市の特産品である「ほたるいか」専門のミュージアムである。
建物は水面に囲まれていて、ブリッジを渡ってエントランスへとアプローチします。
外壁は木がはめ込まれていて、なんとなく不思議な印象(ちょっとアンバランスな感じ)を受けました。
内部は白で統一した空間になっていて、深海をイメージした音楽が流れています。
照明は時間とともに変化する人工的な照明と、外部の建物周りにある水面を反射して入ってくる
太陽光がうまく使われていました。
内部の変な形のオブジェ(?)が並ぶ展示空間は、ある意味面白かったです。
僕が見学に行ったときは、実際にほたるいかに触れたのですが、
来ていた子供たちに乱暴に触られまくられていて、ほとんどのほたるいかはぐったりしていたのが
とてもかわいそうでした。。 '04.4.7
YKK黒部寮
YKK Kurobe Dormitory
ヘルマン・ヘルツベルハー 富山県黒部市
Architectuurstudio Herman Hertzberger/Toyama
黒部市に本拠地を持つYKKの男女共用単身寮である。
YKKの工場と道路を挟んで向かい合うように建っています。
オランダにYKKの工場があることからヘルツベルハーに設計が依頼されたそうです。
6つの建物ユニットがガラスのブリッジで連結されて一つの建物を構成しています。
建物周りは水が張ってあり、エントランスへはブリッジを渡ってアクセスします。
裏側の駐車場部分の壁面と建物との間には畑(?)のような空間があって
周りの風景との調和を考えたのかわかりませんが、なんとなく良かったです。
外観で見る限り、一部にカーブを描いた壁面がありましたが、直線で構成された建物という
印象が強くて、他のヘルツベルハー作品に見られる「硬さ」みたいなものをこの建物からも感じました。
建物壁面の所々に見られるブツブツがすごく気になってしょうがなかったです。 '04.12.7
新湊市博物館
Shinminato Museum
内井昭蔵建築設計事務所 富山県射水市
Shozo Uchii/S.Uchii Architect & Associates/Toyama
 
射水市(合併前は新湊市)の高岡バイパスすぐ横につくられた博物館である。
現在は「射水市新湊博物館」に名称が変わっています。
この建物のすぐ隣には同設計者による道の駅「カモンパーク新湊」があります。
建物周囲を水面が巡っており、曲面を多用した壁と土を思わせる暖かい仕上げが
優しい外観をつくり出しています。
エントランスホール部分はハイサイドライトを設けた吹き抜け空間となっていて、
外観を大きく特徴付けるデザインとなっています。
建物に近づきながらこの吹き抜け部分を見ると円形平面のように見えたのですが、
見る角度を変えると鋭角に尖っていて、実は木の葉型だったのにはびっくりしました。
'09.11.27
五箇山生活館
Kamitaira-Mura
Reception Building and Gardens
エリアス・トーレス&マルチネス・ラペーニャ+GA開発研究所
富山県南砺市
Jose Antonio Martinez Lapena and Elias Torres Architects/Toyama

世界遺産登録されて一躍有名になった五箇山につくられた資料館である。
五箇山集落の合掌造りの模型やCG画像などが展示されています。
曲面で構成された建物の外壁には地元の石を貼り付けた石垣のようなデザインで、
非常にインパクトのある外観となっています。
当初は栗の木のゲートやフェンスがあったのですが、現在は撤去されています。
世界遺産エリアに近い場所なので、周辺に溶け込むことを考えて設計したそうですが、
全然溶け込んでない気がします。。
ただ、立地場所が道路からかなり下がっているので、上から見ると確かに目立っていない
気はしました。 '14.12.30
1999 富山国際会議場
Toyama
International Conference Center
槇文彦/槇総合計画事務所 富山県富山市
Fumihiko Maki/Maki and Associates/Toyama
富山市につくられた国際会議場である。すぐ近くに彼設計の市民プラザもある。
箱型の建物で全面ガラス張りの状態であるが、内部に入る光をカットさせるとともに
落ち着いた雰囲気をかもし出すように格子状にくまれた木製の壁がガラスと柱の間に配置してある。
一階部分はオープンなスペースになっていて、ガラス工芸が展示してあった。
いつも槇さんの建物で思うのですが小物がしゃれている。ここもホワイエにおいてあったベンチが
ピアノ(?)を想像させるようなものでおもしろかった。 '01.2.27
富山県総合福祉会館
池原義郎・建築設計事務所 富山県富山市
富山市につくられた福祉に関する総合施設である。
体育館、福祉体験室、図書館などがすべて集められている。
ガラスに覆われた船を意識したと思われる外観はやややりすぎのような気もする。。
内部空間もエレベーターホールの部分はまるでポンピドゥセンターのように配線まみれである。
中空の部分には芝生を敷き詰めた庭園があるのですが、ここに船の帆の形をしたガラス体を
支える構造柱が剥き出しであるのはちょっとよくないような気がした。。 '01.1.27
YKK黒部堀切寮
YKK Kurobe Horikiri Dormitory
teonks 富山県黒部市
teonks/Toyama
黒部市ののどかな田園風景の中につくられたYKKの寮である。
設計者のteonksは、この建物の設計のためにつくられたプロジェクトチームで、
teoアーキテクツ(小澤丈夫)とnksアーキテクツ(末廣香織+末廣宣子)で構成されています。
このメンバーは全て過去にヘルマン・ヘルツベルハーの事務所で勤務していたことと
YKK黒部寮をヘルマン・ヘルツベルハーが設計していることからつくられたチームだと思われます。
建物は、両面を白と黒に塗り分けたプレートを折り曲げたりして連続させながら床や壁、屋根を
つくり出すというコンセプトにより設計されています。
建物を見てすぐに思い出したのがレム・コールハースのエデュカトリアムでした。
向こうの方がより視覚的にも床、壁、屋根の連続性を感じる空間でしたが。 '08.10.18
富岩運河環水公園
Fugan Canal Park
仙田満+環境デザイン研究所 富山県富山市
Mitsuru Senda+Environment Design Institute/Toyama
富山駅のすぐ近くにつくられた県立公園である。
海まで続いている富岩運河を囲むように整備されており、体育館やホテルなどの公共施設も
運河へと続く軸線に沿って配置されています。
仙田さんは泉と滝の広場といった公園のランドスケープと、ランドマークである天門橋を
設計してると思われます。
天門橋は両側にエレベーターや展望室を備えたタワーを設けたアーチ状のブリッジで、
展望室からは公園を一望できる景観スポットとなっています。
駅近の公園にもかかわらず静かで景色も素晴らしく、大好きなスターバックスまであるなんて、
どれだけ理想的な場所なんだろう、と感動しました。 '15.7.1
2001 ミュゼふくおかカメラ館
Fukuoka Camera Museum
安藤忠雄建築研究所 富山県高岡市
Tadao Ando Architect & Associates/Toyama
富山県で初の安藤忠雄設計の建築物である。
外観は西宮貝類館のような形であるが、内部に入ると全然違う空間でした。
4分の1の円筒形に、斜めに貫入した光のスロープによる箱が、
展示空間や動線を面白くしているのがこの建物はよく分かって楽しかったです。
カメラを通じて、科学技術の進歩など学ぶ施設だそうであるが、なぜ福岡町にカメラ館なのか?
という疑問は結局解けませんでした。。 '01.12.6
大山町福沢地区
コミュニティセンター
戸尾任宏・建築研究所アーキヴィジョン 富山県富山市
富山県の山と田んぼに囲まれたのどかな場所に建てられたコミュニティセンターである。
カラフルなアプローチサインを横目に見ながら駐車場に入ると、
真っ黒な杉板による壁のような建物の北側ファサードが見えます。
建物は、中央に高さを一段高くしたトップライトを持つギャラリーを軸として設け、
駐車場側は壁を建てて閉鎖的にして事務室や倉庫などを配置し、
田に面した南側に和室やホールといった中心機能をテラスなどを挟んで開放的に配置しています。
家具は小泉誠さんが設計されたそうで、すごく建物にマッチしていました。
これまで戸尾さんの建物をいくつか見てきて、個人的にはあんまりだったんですが、
今回初めて「木」による戸尾さんの建物を見て考え方が変わりました。良いです。
'05.7.17
2002 白雪の診療所
坂本昭・設計工房CASA 富山県高岡市
高岡市の郊外につくられた歯科診療所である。
中央に杉板の化粧型枠によるコンクリ打放しの大きな箱があり、
周りに4つの白い小さな箱が貫入しています。
平面計画は、大きな箱に診療室を設け、それ以外の諸機能を白い箱に配置しており、
診療室は南側を大きく開放しており、外部を望むことが出来る空間になっています。
そして開口部脇やエントランス横に水盤を設置し、水のゆらぎをうまく使っていました。
坂本さんの設計といえば「白」なんですが、この診療所も白が美しい洗練された建物でした。
'05.8.25
2005 ひみ獅子舞ミュージアム
Himi Shishimai Museum
栗生明+栗生総合計画事務所 富山県氷見市
Akira Kuryu+A.Kuryu Architect & Associates/Toyama
漁港として有名な富山県氷見市につくられた獅子舞のミュージアムである。
行くまで全然知らなかったのですが、氷見の伝統芸能に獅子舞があり、
それを展示、実演等していくことで後世へ伝承していくこと等を目的として
つくられた施設です。
外観は赤い壁面とガラスの建物が前面にあるのですが、よく見ると裏にある
古民家とつながっているのが分かります。格子越しに瓦屋根が見えます。
内部は新築されたガラスのスペースが氷見の総合案内や休憩コーナーであり、
行灯が展示された通路を奥に進んだ古民家のスペースは小屋組をあらわした大空間に
なっていて、獅子舞の実演や大画面による映像を見ることが出来るようになっていました。
'09.5.9
2008 富山市立芝園小学校
芝園中学校
Shibazono Elementary School
& Shibazono Junior High School
堀場弘+工藤和美/シーラカンスK&H 富山県富山市
Hiroshi Horiba+Kazumi Kudo/Coelacanth K&H Architects Inc./Toyama
富山市の中心部につくられた小学・中学の連携校である。
4つの小学校を統廃合にあわせて中学校の敷地に新築されました。
東西に長い建物は、東側が小学校、西側が中学校で、東側のメインエントランスを入ると
大屋根が掛けられたパサージュを挟んで南北に建物が配置されています。
雪国においてパサージュ空間は、積雪時にも楽しめる半屋外空間として
重要な役割を担っていると思います。 '17.8.12
2011 カフェ・クレオン
Cafe Kureon
隈研吾建築都市設計事務所 富山県富山市
Kengo Kuma & Associates/Toyama
富山市民芸術創造センターを核とした公園である富山市舞台芸術パーク内につくられた
小規模なカフェ・レストランである。
クレオンは漢字で書くと「呉音」だそうです。呉羽にあるからかな。
建物は105角の木材を積み上げ、それにスチールロッドを貫通させるという構造になっており、
屋根は積み上げられた木材に折板を乗せています。
公園に建てられた積木のような小さな建物は、緑に囲まれた空間にうまくマッチしていました。
休日のランチに行ったのですが、並んで待つ人がいるほど人気店になっているようでした。
'12.11.10
2012 高志の国文学館
KOSHINOKUNI
Museum of Literature
伊藤恭行/CAn 富山県富山市
Yasuyuki Ito/CAn/Toyama
富山市の中心部、県庁のすぐ近くにつくられた文学館である。
元々は知事公館だった建物の保存活用として文学館を整備することとなり、
既存建物の改修と増築が行われました。
増築部は大きさの異なる箱を並べた建物となっており、庭に向かって大きく開いた
エントランスホールが快適な空間をつくり出していました。
内外装に使われている銀色のパネルは、よく見ると葉が描かれていて面白いです。
展示室は富山県出身の文学者だけでなく、映画監督や漫画家も紹介されていました
(もちろん藤子不二雄両氏も)が、展示室全体はそれほど広くなかったです。
旧知事公館が改修されてどんな感じになっているのか見たかったのですが、
レストランと研修施設になっていて内部はほとんど見られませんでした。。 '13.9.25
2015 TOYAMAキラリ
TOYAMA Kirari
隈研吾建築都市設計事務所+RIA+三四五建築研究所
富山県富山市
Kengo Kuma & Associates+RIA+Miyoi Architects & Associates/Toyama
富山市の中心市街地再開発事業により整備された複合ビルである。
富山市立図書館、富山市ガラス美術館、富山第一銀行本店などが入っています。
短冊状のアルミパネル、ガラス、御影石を様々な角度で外壁に取り付けており、
見る角度や光によって表情が変わるファサードとなっています。
光が反射してキラキラするのだと思うんですが、見学したときはあいにくの雨でした。。
内部はトップライトからの光が下階まで届くよう計算された斜めの吹き抜けが
中央を貫いており、内装には地元産の杉がふんだんに使われています。 '16.1.28
2017 富山県美術館
Toyama Prefectural Museum of
Art and Design

内藤廣建築設計事務所 富山県富山市
Hiroshi Naito/Naito Architect & Associates/Toyama
富山駅南部にあった富山県立近代美術館の老朽化等に伴って移転新築された美術館で
富山駅北部の富岩運河環水公園西地区に建設されました。
目の前には世界一美しいと言われている公園内のスタバがあり、素晴らしいロケーションに
向かって開かれたガラスのファサードとなっています。
外部の仕上げにはアルミ等が使われ、木材は見られませんが、内部の壁や天井には
氷見産の杉がふんだんに使われた暖かみのある空間となっていました。
屋上には「オノマトペ」(「ぐるぐる」「ひそひそ」といった擬音語・擬態語のこと)と名付けらた
遊具が設置された庭園となっているのですが、小さな子供がたくさん遊んでいました。
元々、この建設地に遊具があったことから屋上につくられたそうですが、美術館という
少し敷居の高い(?)施設にも気軽に遊びに来られる仕掛けとして素晴らしいと思います。
ちなみにエレベーターで屋上に行くのではなく、裏側の通路から屋外広場を通って
歩いてのぼっていくことをお勧めします。 '20.9.5


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