Arata Isozaki Architecture

僕のなかではそれほどイメージのない建築家磯崎新。
彼の作品の中で僕が見てきたものを紹介するページです。

作品 データ
1964 岩田学園
大分県大分市
裁縫学校から中高一貫教育の6年制学校となった学園である。
教室棟が1964年につくられ、その後1985年に体育館と寄宿舎が増築されました。
教室棟は2層と5層の建物が向かい合うように配置されていて、中庭を包み込むように設計されています。
やはり初期の磯崎建築はロボット系の建物でかっこよいです。
見に行ったとき、出来たてのようなトイレがあったのですが、すごくきれいなコンクリ打放しでした。
これが年月を経ると他の建物のように味のあるものになるんだなあ。。としみじみ思いました。 '02.1.9
1966 福岡シティ銀行大分支店
大分県大分市
磯崎氏が本店及び多くの支店を手がけた福岡シティ銀行の大分支店である。
数多くの磯崎建築が大分のランドマークになっていますが、この建物もその一つです。
頭でっかちの高層部が特徴的な外観をしていますが、落ち着いたコンクリで外部は
仕上げられており、それに対して内部は鮮やかな色彩と光の空間がつくり出されています。
ポップアート的な銀行として一斉を風靡しました。 '02.11.14
(追記)この建物が取り壊しの危機にあるそうです。
どうやら既に銀行の所有ではなくディベロッパーが持っているみたいなので
保存の可能性は極めて低そうです。
大分市の角地に建つランドマークが消えてしまうのは残念です。。 '06.12.21
(追記2)tksさんからの情報により更地になってしまったことが分かりました。 '07.4.30
アートプラザ
大分県大分市 1966年日本建築学会賞 Docomomo100
磯崎新の初期の代表作である旧大分県立図書館である。
1996年に図書館が移転されることになり、アートプラザとして用途変更を行い活用されています。
すぐ近くに建っていた「大分県医師会館」が老朽化により取り壊されてしまったのとは違い
転用されて今も健在なのが嬉しいです。熱心な保存運動があったおかげだと聞きました。
1〜2階がカフェ、市民ギャラリーや美術創作活動の場として市民に提供されており、
3階は磯崎新展示室になっています。一人の建築家の常設の展示空間は非常に珍しいです。
RC打放しと正方形断面の中空梁が非常に力強い造形を生み出しています。
エントランスのスロープが竣工当時から変えられていますが、違和感はそれほどありませんでした。
内部は、「福岡シティ銀行大分支店」でもみられた鮮やかな色彩が用いられている部屋もあって
なかなか見応えがありました。 '04.11.30
1971 福岡シティ銀行本店
福岡県福岡市博多区
博多駅前にたつ旧福岡相互銀行の本店である。
磯崎氏は本店以外にも多くの支店を手がけています。
インド砂岩の壁と赤花崗岩の梁の二つの要素が組み合わされた外観である。
元々は薄っぺらいイメージだったのですが、裏側のストライプ部分が増築されて
それなりに重みを増したものになりました。
この建物と黒川氏の福岡銀行本店という二大銀行建築がこの福岡では楽しめます。 '02.7.26
1974 北九州市立中央図書館

福岡県北九州市小倉
図書館、歴史博物館、視聴覚センターをまとめた建物です。
長いかまぼこがうねっているような建物です。
歴史博物館のなかにはステンドグラスがありますが
冬には結露してしまうらしく室内に「とい」があるという面白い建物です。
中の展示や図書館内部は良いのですが、外観が。。。
群馬県立近代美術館
The Museum of Modern Art, Gunma
群馬県高崎市 1975年日本建築学会賞
群馬県高崎市の「群馬の森」にある近代美術館である。
立方体もしくは正方形を建築の構成原理として用い、1.2mのグリッドで全てを覆いつくしています。
建物から22.5度振られて池の上に張り出した日本美術展示室が特徴的です。
この当時磯崎氏が提唱していたキューブやヴォールドといった純粋形態がこの建物でも
表現されていました。
この当時はほとんどの磯崎建築は九州なのにこの建物は群馬です。
なかなか関東ではみられない初期磯崎建築として重要だと思います。 '02.5.29
北九州市立美術館
福岡県北九州市
北九州市の丘の上に立つ市立美術館である。
二本の特徴的な直方体が飛び出す外観は双眼鏡のようでもあり、バズーカ砲にも見えます。
直方体にはグリッドが描かれていて、同時期に設計された「群馬県立近代美術館」を思い出しました。
ちなみにこの直方体が常設展示室になっています。
エスカレーターを上ってエントランスを入ると3層吹き抜けのホールがあって
床は大理石になっているため雰囲気は神殿といった感じです。
1986年には東側に同設計者によるアネックスが増築されていて、
市民ギャラリーなどに使われており、本館とは回廊でつながっています。
ただ、アネックスは本館を見た後では存在感の薄さを感じずにはいられませんでした。。
'06.10.28
大分富士見カントリー
クラブハウス

Oita Fujimi Country Club
大分県大分市
大分市郊外につくられたゴルフ場のクラブハウスである。
同時期につくられた「北九州市立中央図書館」と同様のヴォールト屋根が
折り曲げられながら連続するという形態となっています。
この建物は上空から見ると建物前の車寄せ植栽と合わせて「?」の文字に
見えるようになっているそうで、すばらしいセンスだと思います。
ちなみにGoogle Mapで確認したらちゃんと?に見えました(笑) '09.5.9
1975 秀巧社ビル
福岡県福岡市
雑誌などを出している出版社のビルである。
直方体の建物のエントランス部分を半円筒形にくり抜くことによってつくり出している。
階が上がるにつれて大きくなっていく窓がリズミカルで気持ちよいデザインです。
1階部分は一部が二層吹き抜けのギャラリーになっていて、
そこにかかるブリッジがすごくカラフルで特徴的でした。
屋上にある「秀巧社」の名前の入った機械室(?)が昔っぽくてよかったです。 '02.2.18
(追記)ひらきさんから情報をいただきまして現在解体中だということが分かりました。
九州の初期磯崎建築はどんどん解体されてしまってます。。 '08.10.1
1977 西日本総合展示場 福岡県北九州市
JR小倉駅の北にある海に近い場所に位置する展示場である。
展示場内部を巨大な無柱空間とするため、斜張による吊り屋根構造としており、
その林立するケーブル・タワーが立地場所からも帆船のマストを想像させます。
施設は展示部と円弧状の壁を持つ管理部から構成されていて、
両者の間に中庭が設けられ野外展示場として利用することが可能となっています。
中庭は不使用時には水が張られるそうで、建物のテーマが「水」であることを強く感じさせます。
すぐ近くにある同設計者が13年後に設計した「北九州国際会議場」の派手さと比較すると
この建物は非常に色彩はシンプルでおとなしいです。 '05.9.4
1978 神岡町役場
岐阜県神岡町
岐阜県の小さな町役場の建物です。コンペで磯崎氏が当選しました。
しかし、実施設計ではコンペ案とはかなり違う形になっていたらしいです。
立方体や半円筒など幾何学的な形態の組み合わせでつくられています。
外観は多種な壁を使っているため、複雑な表情を見せています。
建物内部には列柱の立ち並ぶ吹き抜けのホールがあり、そこを囲むように町民への窓口があるのは
とてもかっこよかったです。 '01.8.27
1979 大分市視聴覚センター
大分県大分市
コンピューター研修やビデオ編集などができる大分市の施設である。
たしか中には青木茂氏が設計した磯崎新ミュージアムがあったと思います。
初期の磯崎建築によくみられるかまぼこ型のボールド屋根を2つ並べ、
その隙間から採光を行っています。
エントランスに向かうアプローチの斜路がデザイン的には特徴がありますが
僕にはイカにしか見えなかったです(笑) '02.9.6
ハクビ教育文化会館
東京都豊島区
大塚の駅前の線路沿いにつくられた学校である。
名前からは何の学校なのか全く想像できなかったのですが、着物の着付けの学校です。
すごく有名な建築家なのに意外と東京の中心部に少なく、しかも70年代の建築は
個人住宅を除くと、東京駅前の福岡相互銀行はもうないので
現存するのはこれぐらいじゃないでしょうか。
建物はガラスのアトリウムを囲むようにタイル張りの建物がシンメトリックにデザインされています。
前面道路が狭いことと電線があってうまく全体を写すのが難しかったのですが、
この建物はどうもすっきりしていないのが気になりました。 '04.9.8
(追記)2006年くらいに取り壊されてしまっていたようです。。
東京にある初期の磯崎建築は少ないだけに残念です。 '09.6.24
1980 利賀山房
富山県利賀村
古い合掌造りの民家を移築、改装した、劇団SCOTの本拠地である。
毎夏にフェスティバルが開かれるらしいが、行った時は何もやってなかったので
かなりさみしい雰囲気が漂っていた。。
ぱっと見はかなりしょぼいので、彼の作品だと知らなかったら見もしなかったかもしれない。
近くにある野外劇場はかなり良かった。
NEG大津工場厚生施設
滋賀県大津市
食堂、体育館、医務室などを内包した施設で、工場に隣接してたっている。
一見したところただの工場の付随施設としか思えないが
外観の濃淡2色のベージュのストライプが特徴的である。 '99.9.2
1983 つくばセンタービル
茨城県つくば市
筑波研究学園都市の核として計画されたホール・ホテル・商店街・広場などからなる複合施設である。
学園都市の中心軸を受けて広場を設け、これをL字型に囲む構成である。
反転されたカンピドリオ広場や鋸状の柱が特徴的である。
当時ポストモダンの集大成といわれ世界的にも注目された。
タイルっぽい銀色の外壁は少しちゃちくて好きではないが庭はなかなかのものである。
ノバホールの入口付近に使われている重厚な外壁はとてもいい。
そこここに細かい造形が見られるのは楽しいです。 '00.5.8
1984 西脇市岡之山美術館
兵庫県西脇市
西脇市出身のグラフィック・アーティスト横尾忠則の美術館である。
「日本のへそ公園」の一角にたっています。
真横に線路がはしっているために列車をイメージしている。
高松伸の「ark」もそんな感じのコンセプトだったが、建築家が違うとこうも違うのかと思った。
個人的にちょっと宗教的(カルト的?)な横尾の作品や言動は好きじゃないのですが
ピラミッドパワーを取り入れるための瞑想室があったのは笑えた。 '99.9.9
1985 グラスアート赤坂
東京都港区
赤坂の繁華街につくられたバーなどの飲食店が数多く入った商業ビルである。
ファサードは昼間は黒のガラス面になっていますが、夜になるとガラス面が光って
内部にあるアーティストの作品が浮かび上がるショーウインドウとなっています。
入口から内部に入ると階段室になり、空までのびる吹抜け空間になっています。
これらファサードや吹抜け、各店舗の内部空間に10人のアーティストによる
インスタレーションが行われているという面白い設計になっています。
ただ、竣工当初はすばらしい空間だったかもしれないのですが、
現在は階段室も紫色の殺風景な場所に変わっており、昼間のファサードもくすんだ
感じを受けて寂しくなりました。。 '03.6.2
1986 ロサンゼルス現代美術館
Los Angeles Museum of
Contemporary Art
アメリカ合衆国 ロサンゼルス
カリフォルニアプラザ開発計画により1986年に竣工した美術館。
通称MOCA(モカ)である。
こぢんまりとした建物であるが、外装の色彩や動線がよかった。
ただ、展示品は全く理解不能であった。。
ヴェニスの家
House in Venice
アメリカ合衆国 ヴェニス
アメリカ西海岸、ヴェニスにつくられた住宅である。
同年に近くのロスで「ロサンゼルス現代美術館」も竣工しています。
スタッコによる直方体の箱のコーナーを斜めに切り取ったシンプルなデザインで、
切り取った断面部分をガラス面のトップライトとしています。
ヴェニスに立つ住宅は色彩やデザインが奇抜なものも多いため、かなり地味という印象でした。
しかも、細い路地に面して立っており、その路地では地元の子供達が遊びながら
写真を撮る僕をジロジロ見ていたので早々に立ち去るしかありませんでした。。 '08.1.21
1987 お茶の水スクエアA館
東京都千代田区
W.ヴォーリズの設計による旧館のファサードを保存してたてられた文化複合施設である。
低層部は4層吹き抜けになっておりその上に乗っかるように高層棟がある。
ヴォーリズの建物をファサードだけでも残してくれてうれしい。
吹き抜けの低層部は展示などができるスペースになっているようだったが
見に行った時何もやってなかったので寂しい空間だった。。
確か上の階には女性だけが入れる図書館があったような。。 '99.8.31
1988 ハラ・ミュージアム・アーク
群馬県渋川市
東京にある原美術館の分館として伊香保グリーン牧場内につくられた美術館である。
外観は黒で統一されており、中央に大きな吹き抜けのある建物を置いて、
左右に扇状に二つの展示室を配置している。
内部は白で統一されており、トップライトによる自然光を取り入れた展示空間を作り出している。
芝生による広い敷地に置かれたモノトーンの色調がとても気持ち良いです。
展示しているものは現代美術なのでロスの現代美術館と同様理解不能でした。。 '01.5.12
東京グローブ座
The Globe Theater
東京都新宿区
新大久保の山手線沿いにつくられた700人程度収容の劇場である。
ロンドンのグローブ座を模した円筒形の建物で、建物前の広場には
宮脇愛子の作品「うつろひ」があります。
宮脇さんは磯崎さんの奥さんだけあって「うつろひ」は「群馬県立近代美術館」や
「奈義町現代美術館」など磯崎建築にはよく登場しています。
経営の悪化により一時閉鎖され、その後2002年にジャニーズ事務所に買収されており、
現在は主にジャニーズのアイドル主演の舞台が上演されています。
見学に行ったときは買収の件を知らなかったので、行ったら女子高生(?)が
大量にいてびっくりしました。もちろん怪しいヤツを見る目で見られました。。 '09.4.21
1989 東京キリスト教学園チャペル
千葉県印西市
印西市にある東京キリスト教学園という大学のチャペルである。鐘楼とホールからなる。
遠目に見ると、ボコボコしたホールが甲羅に見えて亀のようである。
このお椀をひっくり返して一部を切り取ったようなホールは半円形のガラス面があり
その部分を中から見ると綺麗なステンドグラスになっている。
裏側にまわるとコンクリが現れるのですが、そこにおとなしく十字架のマークがあったのを見たとき、
なんとなくゲームで隠れキャラをみつけたような喜びを感じました。 '01.11.15
国際展示水の館
大阪府大阪市鶴見区
国際陳列館と同様、「花と緑の博覧会」後も残すことになった施設である。
現在は貸しホールとスポーツセンターとして使われています。
直径36mの4つの屋根がB.フラーによって考案された構造を使ってつくられています。
それによって円形の屋根が複雑に絡み合う面白い形態を作り出すことに成功しています。
貸しホールのスペースは僕が行ったときは使用されていなくてさみしい状態でした。。 '02.2.27
1990 水戸芸術館
Art Tower Mito
茨城県水戸市
水戸市の市制100周年を記念してつくられたコンサートホール等の芸術施設である。
一辺9.6mの正三角形を組み合わせてつくられたタワーがランドマークになっています。
タワー以外は低層の施設が芝生の広場を取り囲むように配置されていてとても快適です。
エントランスに入るとパイプオルガンがあります。なんと贅沢な!とびっくりしました。
外観は重厚なイメージになっていてつくばセンタービルを思い出させました。
タワーは上ることができ、水戸市街が一望できるのかと思いきや、
潜水艦の窓のような丸い開口部があるだけで展望というには不満が残りました。。 '02.7.2
国際陳列館
大阪府大阪市鶴見区
1990年に開催された「花と緑の博覧会」で松下電器のパビリオンとして計画されたもので
博覧会後も「いきいき地球館」として地球環境問題に関して展示をおこなっている。
4階のかなりの部分がトラスによって持ち出されている。
傾斜した敷地につくられており3階のホールに上る階段がガウディのグエル公園を思い出させた。
子供の環境教育によく使われているようで行った日も小学生がたくさんいた。。 '00.11.12
北九州国際会議場
福岡県北九州市
ロボットのようなタワーとカラフルな色使いが特徴的な国際会議場である。
まるでレゴブロックで組み立てたおもちゃのようなデザインで楽しいです。
原色をよく使っていて、まるでアルド・ロッシのような外国人建築家のデザインみたいです。
タワーにはオフィスが主に入っており、中庭を囲むようにつくられた低層の部分は、
屋根が波打つようなデザインで、会議室やイベントホールになっています。
波打つようなデザインはそのまま内部空間にもそのまま反映されていて面白いです。 '01.12.18
由布院駅舎
大分県由布院町
由布院のシンボルになっている駅舎である。
黒で統一された外観が特徴的であり、
吹き抜けのコンコースと、左右につくられた管理室及び展示室から成っている。
展示室は外観に対比するように白を多用しており、トップライトから光が差し込むようになっています。
おそらく誰もが気付いたと思うんですが、彼自身設計の「ハラミュージアム・アーク」に似ている。
うー、ここまで設計の使いまわしをするとは。。 '02.4.17
1991 富山県立山博物館展示館
富山県中新川郡立山町
宿坊や閻魔堂、布橋などの敷地すべてを立山博物館と呼んでいて
その中にある展示館である。当時の信仰の様子などが分かるように展示されている。
そのほかにも立山の自然を表現した展示空間もある。
外観はちょっと。。といった感じであるが中はとてもよいです。
特に全面が白い階段がとてもよく、
縦に細長く切り取られた採光窓から入り込む光が幻想的である。 '99.9.12
富山県立山博物館遙望館
富山県中新川郡立山町
立山博物館の中にある体験型映像ホールである。
立山信仰の中心的行事を大型スクリーンに映し出す。
映像が終わるとスクリーンが開き、外の立山連峰を遠望することができ
立山信仰の行事を疑似体験させてくれる。
木造大架構で構成された空間によってつくられている。すぐ横には墓地があるので結構不気味である。
しかし、入り口の壁の色(ピンク色?)はどうにかしてほしい。。 '00.1.6
1992 マルタン本社ビル
神奈川県横浜市中区
文房具・事務機器会社の本社ビルで、関内の駅のすぐ前にある。
一階と地階が店舗になっていて上階は事務所である。
ガラス面を斜めに区切っているブレースが特徴的であった。
かなりロボットっぽい建物だなあ。。 '00.3.25
1993 兵庫県立先端科学技術
支援センター
兵庫県赤穂郡上郡町
播磨テクノポリスの中心施設であり、会議センター・宿泊施設からなる。
中庭と外構をピーター・ウォーカーが設計している。
すぐ横にある大学の研究棟は別物なのだろうか?
観た感じは谷口吉生の葛西レストハウスの真似みたいだったが。。
建物の中まで石が続いている中庭との連続性がとても良かった。
会議センターの方に吹き抜けの大空間があったのだが、壁がなぜか赤の部分がある。
幾何学的に並ぶ三角の樹木はいいのか?
そして外構のにおける竹藪の中を蛇の形をした人工川はいいのか?
竹藪は夜はライトアップして綺麗だそうだが。。 '00.1.10
オプトハイツ
兵庫県赤穂郡上郡町
播磨科学公園都市につくられた単身者用20戸、その他20戸の賃貸集合住宅である。
4つの赤茶系の建物を一つにまとめるように円弧状のグリッドのRC壁が立ち上がっていて
正面からと裏側からでは全く違った表情を見せます。
円弧壁は建物の前にある円筒形の建物を中心とした同心円となるよう設計されていました。
すぐ近くにあるピーター・ウォーカーによる「センターサークル」と名付けられた公園も
交差点を中心とした同心円沿いに植栽や照明を配置していたことを考えると、
この都市は同心円が設計コンセプトになってるのかなあ。。 '06.614
1994 奈義町現代美術館
岡山県奈義町
ずっと前から一度行ってみたかった「Nagi MOCA」についに行ってきました。
Nagi M0CAでは、あらかじめ3人の作家、荒川修作、岡崎和郎、宮脇愛子に、
これまでの美術館のギャラリーでは収容不能の作品を構想してもらい、それを空間化し、
建築にまとめています。それぞれの作品は内部にはいり、身体をもって感知されることを
意図してあり、同時に外部からも明らかに認知できるような形態をもっています。
太陽、月、大地が象徴的にその作品=場のメタファアとして用いられています。
入ってみると楽しい。 作品にさわれる美術館はやっぱいいです。
例えば「太陽」は円筒の中に入るのですが、内部の壁には龍安寺の石庭が張り付いてるし、
なぜかシーソーが床と天井に張り付いている。鉄棒もある。
説明するのはかなり難しいが、行くととても楽しいです。行ってみよう!!
中谷宇吉郎 雪の科学館
石川県加賀市
片山津が生んだ雪博士、中谷宇吉郎の博物館である。
木の六角形の建物が3つくっついている外観はイマイチである。
丘をのぼってから橋によってアプローチするというのはなかなか面白くてよかった。
外観で見える木の六角形はエントランスと映像室になっていて展示室は地下にある。
中庭は博士の縁の地クリーブランドから運んだ石が敷き詰められ人工霧が舞っている。 '99.9.15
1995 京都市コンサートホール 京都府京都市左京区
1994年に京都建都1200年のイベントとして
磯崎新が設計したコンサートホール。
円柱の建物中のスロープ空間がうまく演出されていてよかった。
風水を考えているため喫茶店の入口となる橋が斜めにあるらしい。。。
ビーコンプラザ
大分県別府市
有名な温泉町、別府につくられた西日本最大級のコンベンションセンターである。
別府公園の一角に立地し、ホールや会議室から構成されています。
「ビーコン」とは「B-CON」と書き、「B」は「別府(Beppu)」や「美しい(Beautiy)」、「大きい(Big)」
を表し、「CON」はコンベンションセンターの略になっているそうです。
この建物のシンボルになっているグローバルタワーは別府市街を一望できる展望台に
なっていて、弓のような形をしています。
これは別府公園を中心とする直径1kmの仮想球を描いた曲面の一部を表しているそうです。
'03.4.15
サンライフ光都
兵庫県赤穂郡上郡町
播磨科学公園都市の小高い丘にある集合住宅である。
地上13階の高さ、四角い箱状の建物の真ん中をぶち抜いた18×18mの開口部が特徴的である。
片廊下でアクセスする99戸の住戸が入っている。
正面からアクセスしたつもりだったのだが、手前が草むらになっていて道もなく、街灯もない。
どうなってるのかと思ったら反対側はアスファルトになっていて車もそっちから入れた。
しかし、裏側がこれほど寂しいのはどういうことであろうか?
エントランスも真ん中からかと思いきや左右に分かれて入るようになっている。。 '99.11.8
1997 岡山西警察署
岡山県岡山市
岡山市にある警察署の建物である。
直方体の建物である向って右側には多くの円柱をならべて開放性の高い空間をつくりだしている。
中も緑色の壁が外から見えているので、かなりの工夫がなされているのだろうと思い
中に入っていくといきなり「何の用や!」といった感じで怒鳴られ追い出された。
警察署は公共の空間じゃないのか? 別に中見てもいいじゃないか!
やっぱり首からカメラ下げて入っていったのがまずかったのかなあ。。 '00.2.13
やま中
Yamanaka
福岡県福岡市
福岡市にある寿司屋さんである。
磯崎氏が最近小規模な建物を設計しているのを見てなかったので意外だったのですが
どうやら山中さんと磯崎さんは古いお友達のようです。
元々山中さんは中州にある「河庄」(建物設計は吉村順三)で修行していて、
1997年に独立したそうです。
建物は安藤忠雄を思わせるコンクリートとガラスによる箱型の建物で、これも少し意外でした。
'02.5.23
1998 奈良市民ホール
奈良県奈良市三条宮前町
奈良市100年を記念して、国際コンペによってつくられたコンサートホールである。
JR奈良駅の再開発地区の中にある。
もともと奈良といえば近鉄奈良駅周辺が華やかであるために、JR奈良の方まで
足を運ぶ人が少ないらしく閑散としていた。
建物は楕円を少し動かした軌跡のような平面がおもしろい。
何もイベントを行っていなかったので中には入れなかったが、
喫茶コーナーのようなところが外から見え、コンクリート打ちっ放しだったのですが
それがすごく寒い感じがした。
と思っていたら、実は2月1日オープンだったので寒い感じがしただけだった。。
オープンしてからもう一回いってみます。
(追加)オープンしてからもう一度行きましたが、やはり喫茶コーナーはさぶい!!
グランシップ 磯崎新アトリエ 静岡県静岡市
東静岡駅を出てすぐのところにそびえたつ複合ホールである。
いくつものホールや会議場などがある巨大な建物である。
奈良県にある「奈良百年会館」とそっくりであるが、それよりもでかく上にまだ四角い部分がある。
そこには開放された展望室があり、そこから見ると名の通りまさに船の上から見ているようである。
駅前というにもかかわらずだだっ広い空間があるというのは奈良と同じであるが
芝生の広場があり人々が憩っていたところは違っていた。
百年会館の喫茶店は最悪だったがここのはよかった。 '00.5.30
秋吉台国際芸術村 山口県美弥郡秋芳町
彼の代表作になるのではないかという声がすでに上がっている秋吉台の芸術村である。
宿泊施設と芸術に関するホールや練習場、屋外ステージなどたくさんの施設がある。
宿泊施設は、流れる川の上に立地しており夏はとてもよさそうな雰囲気だった。
屋外ステージがメインの建物の中庭に当たるところにあるのですが
水をうまく使ったステージと建物自体の廊下やバルコニーが客席になるところがとてもよかった。
同じく彼の作品である利賀山房の屋外ステージも似たコンセプトで良かったなあ。。
しかし、レストランになっている建物は天井がとても高く、照明は良かったのですが
わざとよく反響するように設計したかのように響いて、それはあまりよくなかった。 '99.10.8
1999 県立ぐんま天文台 群馬県高山村
高山村という田舎の山の上につくられた天文台と資料館である。
天文台なのでかなり上まで険しい道のりを車で上っていくのかと思っていたのに
意外とすぐに駐車場に着きました。
「なんだ、低いところにある天文台なんだ」と思いましたが、
ここからかなりきびしい階段をどんどん徒歩で上らされました。頂上に着いたときはへろへろでした。
建物は外観からは想像もつかないコンクリ壁と白い柱、ジグザグのスロープ
からなる面白い設計になっていました。
広場には、ストーンサークルを模したモニュメントが置いてありましたが、意味不明でした。。 '01.12.27
2002 セラミックパークMINO
岐阜県多治見市
美濃焼という窯業で有名な多治見市につくられた陶芸作品や陶磁器を展示する美術館や
ホールを持つ複合施設である。
敷地は多くの谷間をもつ山であったことから、その地形を出来る限り生かして、
山に溶け込むように建物が配置されています。
駐車場からブリッジとトンネルを通って建物屋上のエントランスホールを通って内部に入り
ロビーに辿り着くと、谷を利用した人工池から水が流れるカスケードが外部に見え、
その向こうに茶室やアトリエなどが見えます。
この外部空間を回遊するだけでも高低差を利用した設計の面白さを十分楽しむことができます。
美術館の展示室は展示ホールの上部に浮かんでいて、壊れやすい陶磁器等を守る
ために取り入れられた新しい免震手法だそうです。
僕が訪れた時は、駐車場からのトンネル部分に地元の人が朝市みたいなことをしていて
それを目的に来ている人が結構いて賑わっていました。
一般に広く開放されたこういう使われ方がなされていることがとても嬉しかったです。
'04.12.26
2003 山口情報芸術センター
山口県山口市
山口市につくられた図書館、劇場などからなる複合施設である。
全長約170mの長い建物であり、屋根が波打っていることから
「ビッグウエーブやまぐち」という愛称が付けられています。
そういえば「北九州国際会議場」も波打つ屋根を使ってたなあ。
内部はそれぞれの機能の間に中庭を配置し、分割しながらも連続性を持たせています。
壁に映像を映していたり非常に凝っていて美術館のような雰囲気がありました。
しかし、工事が途中数ヶ月休止したり、オープニングで行ったメッセージを光に変換して
投影する企画が不評だったり、波打つ屋根が台風でふっとんだりと不運続きの施設ですね。。
'05.5.19
2005 北方町生涯学習センターきらり・岐阜県建築情報センター
岐阜県北方町
磯崎新を総合コーディネーターとした岐阜県営北方住宅内につくられた施設である。
生涯学習センターと建築情報センターで、500人を収用できるホールを核としています。
同時期につくられた北ブロックA棟に連続するように配置されていて
屋根はA棟に重なるほど近い位置にあります。
建物を特徴付けているはRC造の自由曲面シェルによる屋根ですが、
最近はグニャグニャした屋根が流行ってるんでしょうか。
たしか伊東豊雄さんも「瞑想の森 市営斎場」などでグニャグニャしてた気がします。
そして、瞑想の森の方が滑らかで軽やかだった気がします。 '06.8.15


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